2017/02/23 に公開
ガールズアイドルメディア「lopi・lopi(ロピロピ)」(http://lopi-lopi.jp/)と「きみだけLIVE」(mixiニュース連動)(https://kimidake.net/news/girls)では、「アイドルシーンの課題を共有したい」「一般の方にもアイドルというジャンルを知ってほしい」という想いから、ガールズアイドルシーンを牽引する人物に特別インタビューを行った。
「2016年の総括や2017年のアイドルシーン分析」という、アイドル好きにぜひ読んでほしい内容から、普段アイドルに関わりのない人でも親しみやすい「音楽」の切り口についてもコメントを頂いた。多種多様なアイドルがひしめき合い、楽曲も様々。「アイドル好きの垣根を超えた名曲」をぜひ見つけてほしい。
本記事では、会社・団体または個人として、「ガールズアイドルについて造詣が深い」と世間または業界内で浸透している方にお声がけし、賛同いただいた35名の方のコメントを掲載している。
(取材協力:アイドルLOUNGE https://lounge.dmm.com/detail/186/ )
▽質問項目
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
▽回答者一覧
※各カテゴリごと五十音順
■事務所・レーベル関係者
・桂田 誠 氏
(アクアルナ・エンターテイメント株式会社/ArcJewel 代表取締役)
・金丸 義文 氏
(株式会社プラチナム・パスポート 主任)
・加茂 啓太郎 氏
(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
・川上 アキラ 氏
(株式会社スターダストプロモーション)
・高瀬 裕章 氏
(株式会社ディアステージ 代表取締役)
・永田 寛哲 氏
(虹のコンキスタドール 総合プロデューサー/ピクシブ株式会社 取締役会長)
・橋本 慎 氏
(アップフロントグループ)
・樋口 竜雄 氏
(エイベックス SUPER☆GiRLS、わーすた プロデューサー)
・嶺脇 育夫 氏
(タワーレコード株式会社 代表取締役社長)
・もふくちゃん
(テキトーカンパニー クリエイティヴディレクター)
・山田 昌治 氏
(YU-Mエンターテインメント株式会社)
事務所・レーベル関係者の回答はこちら
■プラットフォーマー/コンテンツプロバイダー
・朝倉 崇光 氏
(ニコニコ生放送 「乃木坂46の生のアイドルが好き」 プロデューサー)
・岡田 一男 氏
(株式会社ハレバレ/株式会社CAMPFIRE/株式会社Candee)
・小澤 高志 氏
(KawaiianTV「IDOL♡アカデミー(K・U・T)ノ爆(ブースト)」 番組プロデューサー)
・木曽 恵里夏 氏
(株式会社サイバーエージェント クラウドファンディング キュレーター)
・常川 昌靖 氏
(株式会社チケットスター 代表取締役社長)
・中島 広一 氏
(株式会社DMM.com DMM.yell 事業部長)
・マーシー島 氏
(株式会社ミクシィ「kimidori/きみだけLIVE」 総合プロデューサー)
・吉江 敏行 氏
(株式会社スペースシャワーネットワークエンタテインメント事業本部ポップカルチャー開発課)
・渡邊 洋介 氏
(AbemaTV プロデューサー)
■イベント関係者
・伊勢野 寿一 氏
(株式会社BONDSグループ 代表取締役)
・菊竹 龍 氏
(TOKYO IDOL FESTIVAL 2017 総合プロデューサー)
・南條 渉 氏
(株式会社テレビ朝日ミュージック 「国民的アニメソングカバーコンテスト愛踊祭」チーフ)
・橋元 恵一 氏
(@JAM 総合プロデューサー)
・向山 弦太 氏
(株式会社エイトワン 代表取締役 / アイドル甲子園 代表)
イベント関係者の回答はこちら
■メディア関係者/著名人/タレント
・池永 亘 氏
(集英社ヤングジャンプ編集部)
・コダック川口 氏
(ポップポータルメディア「KAI-YOU.net 」 ライター/編集者)
・クロちゃん
(安田大サーカス)
・助野 太祐 氏
(株式会社オールブルー 代表取締役)
・ツカイ ツバサ 氏
(女性アイドルメディア「lopi・lopi(ロピロピ)」 運営責任者)
・濵田 俊也 氏
(アイドルコンテンツプロデューサー)
・古川 朋久 氏
(音楽ナタリー 記者 / NATASHA プロデューサー)
・ぺろりん先生(鹿目凛)
(ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)、「アイドルとヲタク大研究読本」案内役)
・ムラオカ シンヤ 氏
(コンテンツビジネス・デザイン・センター Planner/Producer)
・吉田 尚記 氏
(ニッポン放送 アナウンサー)
メディア関係者/著名人/タレントの回答はこちら
※2月上旬に頂いた回答となります。
【プラットフォーマー/コンテンツプロバイダー】
■朝倉 崇光 氏
(ニコニコ生放送 「乃木坂46の生のアイドルが好き」 プロデューサー)
▽生ドル公式Twitter
https://twitter.com/namaidol
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
昨年デビューした「欅坂46」の「サイレントマジョリティー」はアイドル好きだけではなく、普段音楽をあまり聴かない方にも響く名曲だと思います。
アイドルっぽくない”笑みの無いダンス”、”心を鷲掴みにする攻撃的な歌詞”、”マイナーコードの曲調”は、動画サイトに公開から1年経っていないのにも関わらず、5,000万再生に届きそうな脅威の数を叩き出しています。
紅白でのパフォーマンスも記憶に残る素晴らしいパフォーマンスでした!
知らない人はあまりいないとは思いますが、是非チェックして下さい!
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=DeGkiItB9d8
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
2017年は「神宿」をイチオシします。
神宿のプロデューサーKさんは一流大学を休学し、命をかけて日々頑張っています。(これ言っていいのかな?)
T-Paletteに所属し、更なるバックアップもありますので、キャッチーな楽曲と、カワイイ容姿で今年の飛躍は間違い無し!
生ドルMCのアイドル好きの中田花奈さんも大好きと公言しているようです。
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
昨年は、坂道シリーズが活躍した1年だと感じました。
「乃木坂46」は人気メンバー深川麻衣の卒業、橋本奈々未の卒業発表など、ファンには辛いニュースも多かったですが、16枚目シングルでとうとう念願のミリオン達成!
ライブは神宮球場3日間、武道館5日間即完など、あとはもうドームしかないという所まで来ています。
フロントメンバーの卒業など、2017年はグループとして試練も待っているのかもしれませんが、先日発表された17thシングルには、ダブルセンターの白石麻衣、西野七瀬に加え、我らが松村沙友理、中田花奈も選抜で活動する事になったそうですので、2017年も「乃木坂46」が間違いなくシーンを引っ張っていって行くと思っております。
その46グループの新規プロジェクトとしてデビューした「欅坂46」は1stシングルでいきなりの大爆発。立て続けにリリースした2nd,3rdもオリコンウィークリーチャート1位と右肩上がりの成長を続けています。
お披露目ライブが国際フォーラムホールA、そして1st 単独ライブが有明コロシアムと、桁違いの勢いで坂を駆け上がる「欅坂46」から2017年も目が離せません。
アイドル全般としては、昨年も多くの新グループが誕生しましたが、対バンのイベントに出演し、ライブをした後に物販をするという、王道のフォーマットをぶち壊すような、新たな動きを仕掛けるアイドルが出現しないとマンネリ化は不可避ですので、今年は新たな企画をガンガンぶっこんでくるグループの誕生を期待しております。
個人的にはオーディションを3泊4日もの間、毎日24時間隠さず中継した、新生「BiS」の誕生企画など、超絶な現場に今年も数多く立ち会えたらと願っております!
事務所、レーベルの方々、是非ニコ生もご活用下さい!
ニコ生はアイドルを応援しております!
■岡田 一男 氏
(株式会社ハレバレ/株式会社CAMPFIRE/株式会社Candee)
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
■欅坂46「サイレントマジョリティー」
アイドルにあまり興味ないレコード会社関係者もかなりざわついていた。本当に素晴らしい曲とMV。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=DeGkiItB9d8
■私立恵比寿中学「サドンデス」
永遠に聴き続けたい曲。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=mI3TpooLRDw
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
ヤなことそっとミュート
CAMPFIREに電撃移籍してきた河野さんがパソコンにステッカーを貼っていて気になってます。
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
みんな健やかに頑張って欲しいです。
■小澤 高志 氏
(KawaiianTV「IDOL♡アカデミー(K・U・T)ノ爆(ブースト)」 番組プロデューサー)
▽KawaiianTV
http://www.kawaiian.tv/
▽KawaiianTV Twitter
https://twitter.com/KawaiianTV
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
「drop」の『星のない夜だから』です。個人的には珍しく何回も聞きました。
通常の「drop」とはちょっと違う感じで、こんな「drop」もいいよねとしみじみさせてもらえる曲。とにかく癒されます。作詞が古谷完さんという事で驚きました。才能ありますね。うらやましいです。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=PJeQc0e7cEc&feature=youtu.be
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
ぜんぶ君のせいだ。とフルーティー
両グループともライブパフォーマンスはナカナカです。
まったく毛色の異なるグループですが、「ぜんぶ君のせいだ。」のましろちゃんの空気感、「フルーティー」のせいあちゃん(手塚せいあ)の美少女っぷりからはちょっと想像できなかった歌唱力等、魅力たっぷりです。
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
2016年は「生ハムと焼うどん」に始まり「生ハムと焼うどん」で終わった様な錯覚に陥りそうな程、彼女らの活躍は目覚ましく。まわりの大人たちは”こいつら”をなんとかしてやりたいと右往左往した事でしょう。
2017年は彼女等に代わるアイドルを探し出すのが課題です。
急募!
アイドルプラスアルファの人材
ルックスよし、ずば抜けた歌唱力、ライブパフォーマンスよし、バラエティでも大活躍!こんな可能性を秘めたアイドルグループ教えてください!
特典
KawaiianTVに出れる。。。
■木曽 恵里夏 氏
(株式会社サイバーエージェント クラウドファンディング キュレーター)
▽Makuake HP
https://www.makuake.com/
▽Makuakeアプガプロジェクト
https://www.makuake.com/project/uugirls/
▽アップアップガールズ(仮)
http://www.upupgirlskakkokari.com/
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
「アプガ」(アップアップガールズ(仮))の「パーリーピーポーエイリアン」はパワフルなアプガが詰まってて、かつ1度聞いただけでも印象に残る曲です。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=iQ6qM5OAr70&index=6&
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
「アプガ」は昨年AbemaTVとの連動企画、11/8で日本武道館のライブ実施、と新しいチャレンジ盛りだくさんで、Makuakeでもライブの盛り上げの企画をご一緒させていただきました。
ファンの方がみんなを応援する気持ちと、メンバーがファンの皆さんに対しての感謝の気持ちがとても素敵で感動しました。
次世代グループの誕生も予定していたりと、今年ももっとアクティブにチャレンジし続けて、「AKB48」を凌駕する程のグループになって欲しい!
■常川 昌靖 氏
(株式会社チケットスター 代表取締役社長)
▽楽天チケット
http://ticket.rakuten.co.jp/
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
ベイビーレイズJAPANの「夜明けBrand New Days」でしょうか。
2015年4月に発売された「栄光サンライズ」に収録されている楽曲となります。センターの林愛夏さんの素晴らしい歌声、メリハリのある楽曲、そして力が沸いてくる様な歌詞が相まって今やアイドルフェスで披露されると最も盛り上がる曲と言って良いと思います。ライブで聴いていると本当に感動しますよ。
因みに「Pretty Little Baby」も一緒に聞いてみてください。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=3zwWQ3xAiQg
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
「乃木坂46」 3期生ですね。今やトップアイドルグループの「乃木坂46」ですが、その3期生12名は、昨年12月に武道館でお見立て会、そして、今年2月にグループでは3年振りとなる「プリンシパル公演」を3期生単独で上演しています。
「乃木坂46」らしい清楚さとアイドルらしい初々しさ、そして「乃木坂46」の1期生、2期生が育てて来た楽曲が合わさると、新しさの中に懐かしさとアイドルはこうであって欲しいと言う理想的な心地良い体験が出来ると思います。今からアイドルファンになるのなら「乃木坂46 」3期生から入るのはおススメです。
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
やはり2016年に3Days開催となったTOKYO IDOL FESTIVALが昨年のアイドルシーンを物語っていると思います。TIFは3日間で7.5万人以上を動員し、日本の音楽フェスのトップ10にも入る快挙を達成しましたね。それは音楽業界の中でアイドルシーンがまだまだ裾野を広げている証だと思います。そして、TIFは今年も3Days、@JAM EXPOは横アリで2Daysを発表しています。
今年は量と質のバランスをアイドルグループもアイドルイベントの人達も色々と考えるだろうと思っています。アイドルシーンは年々進化していますが今年はアイドルとはどうあるべきなのかの原点回帰の年になる様に思います。そして、ファンとの関係性とストーリー性をファン視点で上手く構築したグループが注目を集めると思います。
アイドルは日本が誇る素晴らしい文化です。2020年に向けて世界で活躍するアイドルグループがどんどん出て来ることを期待しつつ、そうなる様にこれからも積極的に応援したいと思います。
■中島 広一 氏
(株式会社DMM.com DMM.yell 事業部長)
▽DMM.yell
https://yell.dmm.com/lp/
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
PassCode「MISS UNLIMITED」
ラウドロックとかEDMは個人的にも好きなジャンルということもありますが、ユニバーサルからメジャーデビューしたことによるパワーアップを感じた一曲です。
グループの特徴でもあるスクリームや曲の転調は見所の一つですし、この曲は振付も良いです。アイドル好き以外の方や海外の方にも受け入れてもらえると思います。ベガスと共演してほしい!
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=X48UZ4j9N04
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
DEVIL NO ID
2016年にデビューしたばかりのグループですが、ダンスがうまくてポテンシャルが凄いです。TeddyLoidさんやクリエイティブチームのPOPCONEはじめ製作陣が豪華なことに加えて、チャレンジングなメディアミックス展開を積極的に行っていて今後の動向に注目しています。
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
参入障壁が低い業界なので、アイドルの数やライブの本数が供給過多になったことである程度一巡したのかなという印象です。その為、新たなマーケットの開拓が必要だと考えています。
選択肢の一つとして海外進出がありますが、韓国のように国策でアイドルをコンテンツ輸出するのが出来ないのであれば、現実的にはまずはどこか一カ国に焦点を当てて、その国に合ったメディアやSNSを駆使してローカーライズをするという緻密な戦略が必要だと思います。
それが日本と親和性の高い台湾なのか、人口が多く平均年齢が低いインドネシア・フィリピン・ベトナム・タイなのか、はたまた欧米なのか分かりませんが。
海外進出や女性層、別ジャンルの音楽ファン層など、新たなマーケットの開拓にはそれなりの体力とコストが必要なので生半可なことではありませんが、そういったポテンシャルをもったアイドルがでてくることを期待していますし、微力ながらそういったことにも貢献できればと考えています。
■マーシー島 氏
(株式会社ミクシィ「kimidori/きみだけLIVE」 総合プロデューサー)
▽『kimidori』(App Store)
https://itunes.apple.com/jp/app/kimidori/id1125855880?mt=8
▽『kimidori』(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.kimidake
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
ももいろクローバーZ 『天手力男』
2014年の「ももいろクローバーZ」の「桃神祭」に行ったことがありまして。そのとき、開演直後は豪雨だったのですが、そこからパァーッと晴れ間ができて、さらに虹がかかりまして、直後にかかったのがこの『天手力男』だったんです。
ファンの中でも神ライブと語り継がれていると思います。そんな“奇跡”を生んだ楽曲をオススメします!
(※下記URLはライブの模様です)
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=blwf38exSqg
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
『CYBERJAPAN DANCERS』
はたして彼女たちはアイドルなのか。いや、私は2016年のTIF「HOT STAGE」のパフォーマンスを見て、アイドルであると確信した。
あのスタイル、歌唱力、ダンス力、そしてオタク達とのグルーヴ感。
2017年はぜひTIFのSMILE GARDENに出場してもらい、さらなるパフォーマンスを見せてもらいたい。
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
イベントの動員やCD売上の観点ではシーンの縮小という意見もありますが、アイドルの市場規模自体は年々拡大傾向にあります。ファンの増加だけでなく、アイドルの数、イベントの数もどんどん増えてきていると感じます。
また、オンラインのアイドルファン向けサービスも続々誕生しており、アイドル運営の方も頭を悩ませているかと思います。
我々も「kimidori」というアプリを出したばかりですが、それ以外にも様々なSNSやライブ配信アプリが存在しており、ファンとのコミュニケーションツールが増えていくことはアイドル市場にも非常に重要な転機かと思います。ガシガシいろんなツールを使い倒して、チャレンジしてみてほしいです。
次のアイドルはどこからどのように生まれるのか。
清楚系?ハチャメチャ系?はたまた今までに見たこともないようなジャンル?
未来のことは誰にも分からないが、分かっていることは、未来は今とは違う、ということ。『kimidori』をぜひチャレンジしてみてください。^^
■吉江 敏行 氏
(株式会社スペースシャワーネットワークエンタテインメント事業本部ポップカルチャー開発課)
▽株式会社スペースシャワーネットワーク
http://www.spaceshower.net/
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
■欅坂46/「二人セゾン」
この曲は「欅坂46」の3枚目のシングルとなるが、かっこよさというインパクトのデビューシングル「サイレントマジョリティー」、リーディングポエトリーという新たアプローチであった「世界には愛しかない」からの新曲はどう来るのか?気になっていたが、逆にまさかのストレートな”名曲“で、AメロからのBメロ、サビの耳馴染み感とどの部分をとっても素晴らしい楽曲であると言える。
良い楽曲は世代を超えて、ジャンルを超えて伝わっていくと思える、「二人セゾン」はそんな楽曲でないでしょうか?
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=mNpPQXMgtmw
■ときめき宣伝部/ 「むてきのうた」
スターダスト所属のアイドル「ときめき宣伝部」のメジャーデビュー前のシングル。ともかくサビが素晴らしい!典型的なアイドルソングの流れは持っているが覚えやすいメロディーというのはとても大事なんだと改めて感じさせてくれる楽曲です。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=Yb8ECXaiLAs
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
アンジュルム
2015年2月「スマイレージ」から「アンジュルム」へと改名、その第一弾シングル「大器晩成」を聞いた時思わず“ニヤッ”としてしまった。
ハロプロも中でも「スマイレージ」の頃から音楽的に新たな改革をしていたように思えましたが、「大器晩成」には改名と新たな挑戦が詰め込まれた楽曲だった。この曲を境に早いサイクルで卒業、加入、新曲のリリース、LIVEと目が離せない存在となった。
またメンバーの個性もより強くなり2017年さらなる飛躍を期待したい!いい意味で色々ファンを裏切って欲しい!
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
アイドル戦国時代と言われてここ数年、新たなアイドルもデビューしているが以前のような勢いは感じられなくなった。
アイドルイベントも集客に苦戦しているという話も耳にするようになった。
そんな中でも、やはり「坂道シリーズ」の勢いは強かった!
新たな風としては「大阪☆春夏秋冬」のような、今までのアイドルという枠を飛び越え、歌とダンスでオーディエンスを引き付けるグループや、「Maison Book Girl」のように明確なコンセプトや世界観を醸し出しているグループの活動も気になった。
実際楽曲としてはアイドルはこう有るべきだというルールが有るわけではないのが、これからはコンセプトだけでなく楽曲中心で、そこにグループのコンセプトを組み立てた本格的な、アイドルが多く注目されてくるのはないでしょうか?
■渡邊 洋介 氏
(AbemaTV プロデューサー)
▽AbemaTV(アベマTV)
https://abema.tv/
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
「大阪☆春夏秋冬」の『New Me』は、普段アイドルの曲を聴かない人に是非聞いてもらいたいですね!
もともとガチでダンスを中心にやっていた女の子たちがアイドルとして活動しているので、いわゆる“アイドル”ものではなくクールでカッコイイ!楽曲もマドンナ、Boyz II Men等を手がけるJenson Vaughan作曲とアイドルを越えた本格派!
全てにおいて“アイドル”の概念をぶっ壊してくれる彼女たちは、間違いなく2017年ブレイクの大本命なのでチェックしていて損はないです。
▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=haILSAdymuA
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
オススメ楽曲と同じですが「大阪☆春夏秋冬」です。
メンバー全員ダンスはガチでうまいし、ボーカルのMAINAは引くくらい歌がやばい!そして何と言っても大阪出身なだけあってトークもキレ味抜群!メンバーそれぞれが個性あり、どこを切り取ってもキャラが立つのでバラエティなどテレビ向きです!
歌ってよし、踊ってよし、喋ってよし、弄られてよしと、文句なく2017年のイチオシアイドルに推せる逸材です!
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題
2016年はAbemaTVやFRESH! by AbemaTV(現FRESH!)のサービスの普及もあり、本当に様々なアイドルの露出が増えたと感じます。
今までは「地下に潜っていた」アイドルたちが、自分たちで場を作り、世の中に出て行く「セルフプロデュース」することで表舞台に出るアイドルが増えました。2015年には150組ほどだったTIFが2016年には倍の300組を超えたのがそれを物語っていますよね。
ただそのアイドルたちのレベルは相変わらずマチマチで、シーン全体の盛り上がりに繋がっていないのが現実。アイドルが増えても、これまでの勢力図を塗り替えるほどのニュースターを生み出せていないのは今年への課題だと思います。
そういう意味でも2017年は、新たな風となりうるニュースターをシーン全体で生み出していくことが必要不可欠ですね。それは事務所などの力だけではなく、僕ら新しいネットメディアと、そして何よりファンが中心となって生み出していくことが理想です。
そのムーブメントを後押しするのが、昨今キンコン西野さんが自身の絵本制作の際に仕掛けた「クラウドファンディング」です。自分たちの出資によってアイドルたちがCDを出せたり、イベントを開催できたり、まさにファン自らがアイドルを育成しながら応援できる「クラウドファンディング」は2017年のトレンドになるでしょう。
逆に言えば、その手法をいち早くモノにしたアイドルがニュースターの階段を一気に駆け上がっていくと思います。
■事務所・レーベル関係者の回答はこちら
■イベント関係者の回答はこちら
■メディア関係者/著名人/タレントの回答はこちら
ロピロピ TOP > 一億人に響く神曲とシーンをガールズアイドル業界著名人35名が分析【プラットフォーマー/コンテンツプロバイダー】