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一億人に響く神曲とシーンをガールズアイドル業界著名人35名が分析【イベント関係者】

2017/02/23 に公開

ガールズアイドルメディア「lopi・lopi(ロピロピ)」(http://lopi-lopi.jp/)と「きみだけLIVE」(mixiニュース連動)(https://kimidake.net/news/girls)では、「アイドルシーンの課題を共有したい」「一般の方にもアイドルというジャンルを知ってほしい」という想いから、ガールズアイドルシーンを牽引する人物に特別インタビューを行った。

「2016年の総括や2017年のアイドルシーン分析」という、アイドル好きにぜひ読んでほしい内容から、普段アイドルに関わりのない人でも親しみやすい「音楽」の切り口についてもコメントを頂いた。多種多様なアイドルがひしめき合い、楽曲も様々。「アイドル好きの垣根を超えた名曲」をぜひ見つけてほしい。

本記事では、会社・団体または個人として、「ガールズアイドルについて造詣が深い」と世間または業界内で浸透している方にお声がけし、賛同いただいた35名の方のコメントを掲載している。

(取材協力:アイドルLOUNGE https://lounge.dmm.com/detail/186/


▽質問項目
1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由
2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由
3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題

▽回答者一覧
※各カテゴリごと五十音順

■事務所・レーベル関係者
・桂田 誠 氏
(アクアルナ・エンターテイメント株式会社/ArcJewel 代表取締役)
・金丸 義文 氏
(株式会社プラチナム・パスポート 主任)
・加茂 啓太郎 氏
(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
・川上 アキラ 氏
(株式会社スターダストプロモーション)
・高瀬 裕章 氏
(株式会社ディアステージ 代表取締役)
・永田 寛哲 氏
(虹のコンキスタドール 総合プロデューサー/ピクシブ株式会社 取締役会長)
・橋本 慎 氏
(アップフロントグループ)
・樋口 竜雄 氏
(エイベックス SUPER☆GiRLS、わーすた プロデューサー)
・嶺脇 育夫 氏
(タワーレコード株式会社 代表取締役社長)
・もふくちゃん
(テキトーカンパニー クリエイティヴディレクター)
・山田 昌治 氏
(YU-Mエンターテインメント株式会社)

事務所・レーベル関係者の回答はこちら


■プラットフォーマー/コンテンツプロバイダー
・朝倉 崇光 氏
(ニコニコ生放送 「乃木坂46の生のアイドルが好き」 プロデューサー)
・岡田 一男 氏
(株式会社ハレバレ/株式会社CAMPFIRE/株式会社Candee)
・小澤 高志 氏
(KawaiianTV「IDOL♡アカデミー(K・U・T)ノ爆(ブースト)」 番組プロデューサー)
・木曽 恵里夏 氏
(株式会社サイバーエージェント クラウドファンディング キュレーター)
・常川 昌靖 氏
(株式会社チケットスター 代表取締役社長)
・中島 広一 氏
(株式会社DMM.com DMM.yell 事業部長)
・マーシー島 氏
(株式会社ミクシィ「kimidori/きみだけLIVE」 総合プロデューサー)
・吉江 敏行 氏
(株式会社スペースシャワーネットワークエンタテインメント事業本部ポップカルチャー開発課)
・渡邊 洋介 氏
(AbemaTV プロデューサー)

プラットフォーマー/コンテンツプロバイダーの回答はこちら


■イベント関係者
・伊勢野 寿一 氏
(株式会社BONDSグループ 代表取締役)
・菊竹 龍 氏
(TOKYO IDOL FESTIVAL 2017 総合プロデューサー)
・南條 渉 氏
(株式会社テレビ朝日ミュージック 「国民的アニメソングカバーコンテスト愛踊祭」チーフ)
・橋元 恵一 氏
(@JAM 総合プロデューサー)
・向山 弦太 氏
(株式会社エイトワン 代表取締役 / アイドル甲子園 代表)


■メディア関係者/著名人/タレント
・池永 亘 氏
(集英社ヤングジャンプ編集部)
・コダック川口 氏
(ポップポータルメディア「KAI-YOU.net 」 ライター/編集者)
・クロちゃん
(安田大サーカス)
・助野 太祐 氏
(株式会社オールブルー 代表取締役)
・ツカイ ツバサ 氏
(女性アイドルメディア「lopi・lopi(ロピロピ)」 運営責任者)
・濵田 俊也 氏
(アイドルコンテンツプロデューサー)
・古川 朋久 氏
(音楽ナタリー 記者 / NATASHA プロデューサー)
・ぺろりん先生(鹿目凛)
(ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)、「アイドルとヲタク大研究読本」案内役)
・ムラオカ シンヤ 氏
(コンテンツビジネス・デザイン・センター Planner/Producer)
・吉田 尚記 氏
(ニッポン放送 アナウンサー)

メディア関係者/著名人/タレントの回答はこちら


※2月上旬に頂いた回答となります。


【イベント関係者】

■伊勢野 寿一 氏
(株式会社BONDSグループ 代表取締役)




▽BONDS HP
http://bonds-group.co.jp/

▽BONDS FBページ
https://www.facebook.com/bonds520


1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由

2016年TIF初日のライブ終了時に最も盛り上がり(同時にリスクが一気に上がった曲)BELLRING少女ハート/「チャッピー」です。

久しぶりに衝撃を受けたのと同時に、10数年前のクラブセキュリティ全盛期時代のノリと懐かしさ思い出しました。


2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由

・単独ライブで警備の依頼を受けた「FES☆TIVE(フェスティブ)」さん

・海の家でのライブ時に身辺警護の依頼を受けた「放課後プリンセス」さん

・一緒にBONDS SECURITYトレーニングの取材をした「アップアップガールズ(仮)」さん

等は警備でのご縁もあり応援しています!!


3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題

●2016年の総括と印象

2016年から多くのアイドルイベント警備携わらさせて頂きました。

統括と印象として、当初は現場の雰囲気、ライブ時の禁止事項、来場者の客質などなど...戸惑いはありましたが、警備としての観点、過去の現場経験、運営側の求めてる事を把握し、我々が行うべき警備の答えをだし「2016年TIF」に臨ませて頂きました。

結果、多数の関係者様より温かいお言葉を多数頂き「絆プロジェクト完了」の使命感と達成感を隊員一同が得られたと思います。

又、アイドルイベントに携わった事でBONDS SECURITYとして「アイドルイベント愛」が生まれた1年でもありました。

●2017年のアイドルシーンの予想

アイドル=来場者(ファン)→アイドルイベント運営上の問題

から              

アイドル=BONDS(絆)=来場者(ファン)→アイドルイベントの成功

上記を2017年の警備テーマとして持ち、関わる全ての皆様とアイドルシーン成功の絆(BONDS)を作って行ければと思います。


■菊竹 龍 氏
(TOKYO IDOL FESTIVAL 2017 総合プロデューサー)




▽TOKYO IDOL FESTIVAL 2017
http://www.idolfes.com/2017/


1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由

私立恵比寿中学の「まっすぐ」

天才作曲家、杉山勝彦氏の傑作。2016年で個人的に最も聴いた一曲。

ここへ来てエビ中の歌唱力にも驚かされる。

夏に開催された@JAM×ナタリー EXPO 2016で初めて聴いて衝撃を受け、その場で購入。

▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=gvBdo0Pm5tI


2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由

間違いなく、「乃木坂46」。

2016年、初のミリオン認定はもちろんのこと、紅白のステージ上で、橋本奈々未の卒業への手紙が読まれるなんて、数年前は誰も信じなかっただろう。「乃木坂46」の紅白の出番は後半2番目。

RADWIMPSの後で福山雅治の前という破格の待遇で、去年より尺も20秒以上伸びた。

このグループの勢いが今年もアイドル界の中心になるのは間違いないだろう。


3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題

ひとつ間違いなく言えることは、今のアイドル界のトレンドは完全に坂道シリーズだということ。この坂道トレンドの中で、アイドル界全体でルックス重視、上品さ重視の流れがきていると思う。

ただその一方で、さすがの存在感を出しているのは、バラエティーへの露出もすさまじい「HKT48」指原莉乃に代表されるAKB48グループ。

「なんでもあり」のおもしろさと話題性は健在。

特に、紅白歌合戦での初の試み「夢の紅白選抜をみんなで選ぼう!」は、メンバーにとっては残酷ではあったが、AKBのアイデンティティー「総選挙」の新しいスタイルとして、大きな話題になった。

坂道シリーズにはできない、エンターテインメント性だと思う。

この坂道トレンドに乗るのか、あえて別の道を切り開くのかは様々だが、2017年も業界全体の指針となっていくことは確実だ。


■南條 渉 氏
(株式会社テレビ朝日ミュージック
「国民的アニメソングカバーコンテスト愛踊祭」チーフ)




▽愛踊祭 WEBサイト
https://idolmatsuri.jp/

▽テレビ朝日ミュージックWEBサイト
http://www.tv-asahi-music.co.jp/


1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由

でんぱ組.incさんの『WWDBEST』です。

なんと11人の作家さんによる共作という、非常に前衛的且つ実験的な試みながら、どこを切り取ってもサビになるのではという程キャッチ―な素晴らしい楽曲です。

アイドル好きでなくとも、音楽が好きな方には是非お勧めしたい一曲です。

▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=ih19o9c-xDo


2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由

つばきファクトリーさんです。

ハロー!プロジェクトの若手として長い下積みを経てきた彼女達ですが、メジャーデビューという節目を機に急成長を遂げました。

今後のアイドル界を牽引していく可能性を秘めた素晴らしいグループだと思います。


3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題

制作しているイベントが全国規模のコンテストという性質上、ご一緒させて頂く機会が多い「ローカルアイドル」の方達について書かせていただきます。

アーティストとして活動するアイドルから企業やコンテンツのプロモーションを目的とするアイドルまで、様々なグループが日々誕生し、着実にその数を増やしているローカルアイドルですが、直接お会いしたどの方達も高いモチベーションを持って打ち込んでいる姿がとても印象的でした。

ただその一方で、彼女達の抱える”活動の幅が広がらない”ことへの歯痒さをひしと感じました。

2017年、ローカルアイドルの更なる躍進には、地元企業や自治体等・メディアと連携し、色々な環境で活躍していくことが非常に重要だと考えております。

我々のイベントやメディアを通して、少しでもそういったことの手助けが出来ればと思います。


■橋元 恵一 氏
(@JAM 総合プロデューサー)




▽@JAMオフィシャルサイト
http://www.at-jam.jp/


1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由

手前味噌ではありますが、自身のプロデュースグループ「Party Rockets GT」の『Dream on,Dreamers』です(2016年3月リリース)。

元々ハードロック系サウンドを身上としているグループですが、そこへ「いまの彼女たちの葛藤や決心」を織り交ぜた等身大の作品になっています。サウンドから入る人、歌詞から入る人、両方に受け入れて貰えると思う自慢の1曲です。

▽視聴URL
https://www.youtube.com/watch?v=tXWbzOY2rM0


2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由

「アイドルネッサンス」です。デビューより「名曲ルネッサンス」という時代の名曲をカバーする展開で活動してきましたが、この春いよいよオリジナル楽曲を盛り込んだ第2章がスタートします。

記念すべき1作目は、これまで親交の深いBase Ball Bearの小出祐介さんが担当するとのことで、大変期待しています。


3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題

2016年は、@JAMもそうですが、これまで夏イベントをけん引してきたアイドル横丁・TIF共に規模を拡大して実施しました。この3社はどこもシーンの継続やこれからの可能性を信じ、互いに決意をもって開催しました。

結果はユーザー判断となりますが、個人的にはさまざまな可能性と課題が見えるものとなりました。

他方、昨年はアイドルの解散や脱退、事件等々、残念なニュースも多い年だったのではないかと思っています。

2017年は、アイドルシーンにとって勝負の年だと思っています。

決して増加傾向といえないアイドルマーケットのなかで「何をすれば良いのか?」「どうしたら盛り上がり注目されるのか?」を各運営、そして我々も少し立ち止まってでも考えるタイミングのような気がします。

楽曲、プロモーション、ライブ他、さまざまな視点からあらためて見直すことで、新しい展開を築いていけるのではないかと思っています。


■向山 弦太 氏
(株式会社エイトワン 代表取締役 / アイドル甲子園 代表)




▽アイドル甲子園
http://idolkoushien.com/

▽Party Rockets GT
http://partyrockets.net/


1.アイドル好き以外の方にもオススメしたい楽曲と理由

MAPLEZ
「始発列車はまだ来ない」

理由:聞けば分かりますので、是非、一度、聞いてみて下さい!!
※オーセンティックインベンションとロマンティックパラノイトのカップリング曲


2.2017年イチオシのガールズアイドルと理由

Party Rockets GT

自社アイドルで大変恐縮ですが、今年こそは、売れてもらいたいのでw


3.2016年の総括と印象に残った出来事、2017年のアイドルシーンの予想や課題

【2016 年の総括と印象に残った出来事】

統括としては、例年通りと言えばそれまでですが、一つ上げるとすれば、アイドルを取り巻く環境が変化していると感じます。アイドルと言っても基本的には音楽業界ですが、アイドルに興味を持った音楽業界以外の方々の新規参入企業が多かった気がします。

印象に残った出来事は、メンバーの卒業ではなく、アイドルの解散発表が昨年より、多かった気がしましたね。

その中には過去にご一緒させて頂いたグループもありましたし、もちろん、各グループ将来を見据えたことだとは思っておりますが、正直、残念な気持ちになりましたね。

【2017 年のアイドルシーンの予想や課題】

アイドル業界の盛り上がりを一般層にも拡大できているかと思いますが、今年が全体的に業界の過渡期になりそうですね。

課題としては、業界自体が、飽和状態に向かっている傾向があるので、それをどう食い止め、アイドルシーンを確立させていけるかが課題になるかと。

その為には、アイドル自身や運営、レーベル、イベンターとアイドル業界に関わる全ての人たちの日々の努力はもちろんのこと、一番は、アイドルファンの協力が必要不可欠かと。


■事務所・レーベル関係者の回答はこちら

■プラットフォーマー/コンテンツプロバイダーの回答はこちら

■メディア関係者/著名人/タレントの回答はこちら

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