2015/10/21 に公開
2015年10月12日、「Party Rocketsワンマンライブ~REVOLUTION~」が「shibuya WWW」にて行われた。「東京での1stワンマンライブ」、「渡邉幸愛さん卒業公演」、「卒業後の3名体制での初ワンマン」が行われた、パティロケゆかりの地である。
当日の公演では、
・事前に告知されていた、新メンバー4名のお披露目
・「Party Rockets GT」への改名
・2016年2月のシングルリリース
・2016年1月9日より仙台で定期公演開催
が発表された。
人数が徐々に減っていくのがパティロケの歴史であったが、今回、史上初となる新メンバーが加入!パティロケ第2章の幕開けとなる重要なイベントとなった。
【新メンバー4名の加入】
新メンバーの構成は、9月に解散したアイドルグループ「Whoop!e whoop!e」のメンバーであるNANASEさん・AYUMIさん、2人と同じ事務所のHIMEKAさん、初めてのアイドル活動となるARISAさんの4名。
※追記:「Whoop!e whoop!e」は解散ではなく活動停止です。大変失礼いたしました。
彼女たちはパティロケの救世主となれるのか!?ライブ前インタビューやMCでの様子をレポート。
■NANASEさん
「Party Rockets新メンバーのNANASEです、よろしくお願いします。
小学校6年生の頃からアイドル活動を始めました。前のグループ「Whoop!e whoop!e」でリーダー・メインボーカルとして2年半くらい続けていて、今年の9月にメンバーの1人が活動を続けられなくなってしまって、先が見えないときにパティロケさんのお話をいただいて…。「Whoop!e whoop!e」再始動するか迷ったんですけど、Party Rocketsでもう1回頑張ろうと思って、決めました。
「Whoop!e whoop!e」の私が入ることで嫌って思う方もいるかもしれないんですけど、Party RocketsにNANASEが入ってよかったなと認めてもらえるように全力で頑張ります!」
「今このステージに立ったからには、前に進むしかないんで、私はもう前しか見ません!なので、パティロケに入ったことを早く認めてもらえるように人一倍頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いします!」
と、人一倍大きな声で宣言した。
■AYUMIさん
「高校1年生、15歳のAYUMIです、よろしくお願いします。
中学2年生の後半から「Whoop!e whoop!e」で活動していました。パティロケに加入した経緯はNANASEと同じです。まさかパティロケに呼んでいただけるとは思っていなくて…想定外でした。「Whoop!e whoop!e」のファンの方もびっくりしてました。
ダンスが下手くそなんですけど歌は自信があるので、歌はみんなに負けないように頑張っていきたいなと思うのと、ファンの皆さんに、AYUMIが入ってきてよかったなと言ってもらえるように頑張ります!よろしくお願いします!」
MCでは、メンバーから日本語下手くそと言われながらも、パティロケで頑張っていくことを強く宣言した。
■HIMEKAさん
「高校2年生、17歳のHIMEKAです。別の事務所で中学校1年生から活動していたんですが、その頃は自分が思うような活動ができなくて、今はNANASEとAYUMIと同じ事務所に移っています。
ずっとアイドルになりたくて、社長さんからパティロケのオーディションを聞いて、オーディションを受けて入ることになりました。
特にダンスも歌も上手ではないんですけど、愛嬌がいいって言われるので。あと、自分の魅せ方をわかってるので、そこで勝負していきたいと思います!」
以前の活動を思い出し泣き出すシーンもあったが、パティロケに入ったからには自分らしく、全力で頑張る事を誓った。
■ARISAさん
「高校1年生、15歳のARISAです、よろしくお願いします。
芸能活動はしたことがなくて、本当の素人です。学生をしながら、いろんなオーディションを受けていて、でも落ちてました。これを最後に、という決心をもってパティロケを受けました。まさかの合格で、最初はドッキリだと思って信じてなかったんですよ。でもレッスンをしてるうちに、新メンバーになったんだなって実感が湧いてきて…。
みんなに迷惑はかけてると思うんですけど、ファンのみなさんに喜んでいただけるように、今必死に頑張っています。パティロケにはARISAが必要だよって言ってもらえるように頑張りたいです。」
この日がアイドルとして初のステージ。観客の歓声に毎回反応してしまう、初心なところが印象的でした。
【パティロケを守り続けてきた2人】
2012年の結成からメンバーが減り続けてきたパティロケ。近年では、2013年12月15日に渡邉幸愛さんがSUPER☆GiRLSへ移籍、今では中心メンバーとしてなくてはならない存在になっており、2015年7月16日には、パフォーマンスに定評のある藤田あかりさんがGALETTeへ移籍している。
藤田さん卒業にあたり、遂に2名となってしまい、8月のTIF (TOKYO IDOL FESTIVAL)を始めとしたイベントにはDorothy Little Happyや東京ロケッツなど、他のグループから助っ人を呼びライブを行っていたパティロケ。
人数が減りながらもパティロケを守り続けてきた2人、HARUKAさんとFUMIKAさんに話を伺った。
HARUKAさん
FUMIKAさん
--新メンバーが入るかも、という話を聞いたのはいつ頃ですか?
FUMIKA:2人になるって決まったあたりで言われました。
--今までのパティロケは、人数が減って、その度に残ったメンバーで頑張ろう!という歴史だったと思いますが、逆にメンバーが増えるという事について、どう思っていますか?
FUMIKA:2人のときは終わりだってお互い思ったし、この先何をやっていこうかって…。はるちゃん(HARUKAさん)は声優っていう将来の夢が決まってたんですけど、私は特に決まってなかったので、この先どうしようって考えてて…。でも増えるって聞いて、改めて頑張ろうって思いました。
--では、良いニュースだった?
HARUKA:そうですね。
FUMIKA:全然、嫌とかはなかったです。逆に有り難いです、2人では無理だと思ってたので(笑)夏のイベントは毎回サポートアイドルさんを呼んでライブをしてました。
--TIFでの白戸さん(白戸佳奈さん Dorothy Little Happy)とのステージ見ましたよ。
FUMIKA:佳奈ちゃん、めっちゃ完璧で!@JAMでは相方の麻里ちゃん(髙橋麻里さん)が一緒にしてくれたんですけど、その時も歌とダンスがすごすぎて。
HARUKA:会う前から、完璧に覚えてきちゃうっていう(笑)
FUMIKA:麻里ちゃん歌うたびに、ファンの人が「おぉ~」ってなるんです(笑)
--2人の時には、サポートが来る事もありましたし、新メンバーを募集する事も決まっていたので、辛い期間ではなかった?心境を聞かせて欲しいです。
HARUKA:辛くはなかったですね。
FUMIKA:この夏ライブが全然なかったので、ライブがあるだけでも嬉しかったです。1つ1つを丁寧にできたし、サポートアイドルさんに本当に感謝です。
--新生パティロケの意気込みをお願いします。
HARUKA:人数が増えた分注目してくれてると思うので、ここからは減らないように、が第一で(笑)
FUMIKA:メンバーは減らないけどファンの人は増やす、ってしていきたいなと。そして、私たちも新メンバーに埋もれないように頑張っていきたいなと。
仙台から上京したにも関わらず、なかなか充実した活動が送れなかったパティロケ。新メンバーが入る事、それにより活動が活発になる事について、本当に楽しそうな2人の様子が見て取れました。
「来年の夏には、毎日のようにスケジュールが入って、仙台帰れないじゃん!って言う自分がほしいです。」
と楽しそうに語るFUMIKAさん。メンバーが増える事でツッコミ要員が増えるのを面倒くさがりつつも、笑顔を見せていた事が印象的。
髪をバッサリ切り、イメチェンしたHARUKAさん。可愛いよりイケメンと言われるほうが喜ぶHARUKAさんに対し、会場中からイケメンコールが鳴り響いた。
イメチェンした事で新メンバーと勘違いされる事も多いらしく、
FUMIKA:さっき取材させていただいたんですけど、HARUKAちゃん辞めたの?って言われて(笑)
という事もあったそうです。…私です。
「新メンバー募集するときに、応募くるのかな、うまくやっていけるのかなとか心配事もたくさんあったんですけど、不安とか全部吹っ飛んで今は6人ですごい楽しいです。これからもこの6人でどんどん進んでいけたらいいなと思うので、みなさんも一緒に行きましょう!これからも応援よろしくお願いします!」
とHARUKAさんも笑顔を見せる。
【Party Rockets GT始動。6名での再出発】
アンコールではサプライズ発表が行われ、新メンバー加入に伴い、「Party Rockets GT」に改名する事が発表された。
通常、サプライズでは大きなライブの発表が行われるなど、「驚愕」「涙」がお約束なのだが、「GT…?」とポカンとするメンバー一同。
ダブルアンコール時に、プロデューサー橋元恵一氏より、「Galaxy Tour」の略という事が発表されたが、呼び方は今まで通り「パティロケ」でよいとの事。
「Galaxy Tour」のスペルを確認する2人。
大きな目標をメンバー間で決めていなかった事が、人数が減っていった原因だと考えたメンバーは、直近の目標として、昨年のワンマンで満員にできなかった新宿BLAZEへのリベンジを掲げ、大きな目標として、なんとドームツアーを掲げた。
「世の中のアイドルは武道館、武道館言ってるけど、私たちはドームツアーを目指します!」
【新体制に伴う、歌割りの変化】
筆者が個人的に気になったのは、メンバーが6名に増えた事による歌割りの変化。
例えば、3rdシングル「セツナソラ」の歌いだしは、リリース時には渡邉幸愛さんが務め、卒業後は藤田あかりさんが務めた。今回の編成では新たにNANASEさんに代わり、同じ曲でもまったく違うテイストで新鮮味が感じられた。
HARUKAさん、FUMIKAさんの既存パートについても、1フレーズ1人で歌っていた部分を新メンバーと半々に歌うよう変えている。ファンの方はその辺りの変化を楽しんでみてはいかがだろうか。
約1年半振りとなるシングルリリース、そして定期公演の復活など本格的に動き始めたパティロケ。今まで満足な活動ができなかったメンバー、そして思うように応援できなかったファンにとって、新しいスタートとなるライブだった。これから盛り返していくパティロケに期待したい。
【セットリスト】
01 絶対LOVE
02 日常ドリーマー
03 輝くあなたが好きだけど
04 ママには言えない
05 NO:ID
06 Shy Shy LOVE
07 臨戦態勢が止まらない
08 Secret Moon
09 REVOLUTION
10 スタートライン
11 Let's Go!!
12 イマジンな愛の歌
13 初恋ロケット
14 MIRAIE
15 アゲハ今
16 KASABUTA
17 ROCKIN' HORSE BALLERINA
18 弾丸ハイジャンプ
En1 RAINBOW!
En2 セツナソラ
【ライブ写真】
まずは、HARUKAさんとFUMIKAさん2人でのライブ。
2名体制の時期はサポートがいた為、2人でのライブはこれが最初で最後となった。
セトリや立ち位置はすべて2人が考え、パティロケの前身となるユニット、B♭(ビィフラット)の楽曲も披露され、ファンを感激させた。
NANASEさん
AYUMIさん
HIMEKAさん
ARISAさん
HARUKAさん
FUMIKAさん
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