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ベイビーレイズJAPAN主催、前代未聞の69時間フェス「エモフェス」振り返りレポート

2016/11/19 に公開

2016年10月6日から9日にかけて、東京・新宿ReNYにて、ベイビーレイズJAPAN主催フェス「ベイビーレイズJAPAN EMOTIONAL IDOROCK FES. 69時間パーティー!パーティー!!ファイヤー!!!」(通称:エモフェス)が開催された。

ベイビーレイズJAPAN(通称:ベビレJ)の4周年を機に企画されたこのエモフェスは、ゆかりの地である新宿ReNYにて69時間にわたり行われ、ベビレJの掲げる「IDOROCK(アイドロック)」に賛同した幅広いゲストを毎日迎え、ライブやトーク、バラエティ企画が行われた。

デビュー当時からロックバンドからの楽曲提供が多いベビレJ。「“ロック=69”にちなんで何かイベントができたら…」とぽろっと言った事がまさか実現するとは、とメンバーも冒頭で語り、エモフェスに出演したロックバンドからも、「冗談では話すけれど、本当にやるなんておかしい」と、今回のフェスが前代未聞である事を強調していた。また、4日間すべて足を運んだファンも多く、会場の熱気と併せ、出演者が「どうかしてるぜ」とコメントする場面も見られるほどの熱いイベントとなった。


以前Japan Expo2016に関するインタビューをベビレJに行った際、「誰でも気軽に行きたい日・行きたい時間に行って、お祭り感覚で来ていただきたい」と語っていただいた通り、会場には提灯が掲げられ、ステージ名も祭りにちなんだ名前が付けられた。

さすがに69時間すべてを追う事はできなかったが、「誰でも気軽に行きたい日・行きたい時間に」という事で、暇を見つけて会場に足を運んだり、配信を観たりしたうえでのレポートを掲載する。
※筆者の総参戦時間は約25時間。

時間・企画内容ともに大ボリュームのイベントとなったため、まずは本イベントの感想や魅力を、3つのポイントに絞ってレポート。


1.ロックバンドすら驚くほどの、前代未聞の69時間”ぶっ通し”フェス
2.ロックを軸に、ジャンルの垣根を超えたイベント。熱苦しさだけでなく、温かさも感じたフェス
3.朝のまったり企画、夜の熱いライブパート、深夜ノリのバラエティコーナーなど幅広い企画


1.ロックバンドすら驚くほどの、前代未聞の69時間”ぶっ通し”フェス

まず筆者が勘違いしていたのは、今回のフェスが「トータルで69時間」ではなく、「69時間ぶっ通し」であった事。タイムテーブルも日ごとに8時から8時まで設定され、日中や夜は新宿ReNYにてライブやバラエティ企画で盛り上がり、朝や深夜は配信を行い、いつでも楽しめるフェスに。いつでも熱気に溢れ、代わる代わる登場する出演者に、ステージが変わる度に楽しませてくれた。


69時間ほぼすべての企画にメンバーが関わっているため、交代で睡眠を取りやりくりする必要があった他、別会場に移動して収録に参加するケースもある為、かなりハードなスケジュールをこなしていた。

個人的に一番キツいと感じたのは、寝起きドッキリ。「睡眠中すら落ち着けない」という恐ろしい企画。それでも、4日間誰も脱落する事なくやり遂げたメンバーに、フィナーレを見届けたすべての人が感動したと思う。


2.ロックを軸に、ジャンルの垣根を超えたイベント。熱苦しさだけでなく、温かさも感じたフェス

音楽ジャンル基準ではなく「ベビレJの想い」に賛同した出演者が集ったフェスの為、アイドル、アーティスト、ロックバンド、DJ、声優など、様々なジャンルの出演者が揃った異色のフェスとなった。

「○○ジャンルと●●ジャンルのファンは共存しない」など、ジャンルの垣根を超えたイベントには批判の声が挙げられる事があるが、エモフェスでは常に熱気が溢れ、すべての出演者・観客が「ベビレファミリーの一員」として楽しんでいた印象を受けた。

その根拠となったのは、散々盛り上がったあげく、出演者の「今日、俺たちの事を観に来た人―?」の問いに答えたのが数人のみという場面があった事。どんな出演者も虎ガー(ファンの呼称)に受け入れられ、アウェイな気持ちになる事がなく、全出演者が虎ガーをはじめエモフェスを好きになっていった。会場の熱気や熱苦しさだけでなく、出演者と観客同士の温かさも感じる事ができた。


個人的には、ロックバンドの“言葉”が印象に残った。アイドルのトークも、観客を笑わせてくれたり感動させてくれたりと楽しませてくれるが、ロックバンドのトークは「人生観」に関わる熱いものが多い。

「音楽は自由」「生きていれば楽しい事がある」(LlFriends)
「何かを好きになる気持ちは、何よりも尊い」(ザ・チャレンジ)
「花を咲かせる事だけじゃなく、転がっている事も楽しもうよ」(鶴)

ベビレJは4周年を迎えたが、活動歴が20年を超えるバンドもいる為、その経験から絞り出された言葉に、熱さや深みを感じずにはいられなかった。


3.朝のまったり企画、夜の熱いライブパート、深夜ノリのバラエティコーナーなど幅広い企画

それぞれの時間帯に合わせ、見る人を飽きさせない様々な企画が行われた。朝にはメンバー同士による寝起きドッキリが行われ、さらにそれが生配信だった為、思わず「お宝映像」を期待してしまう事も。日中や夜はライブパートの他、衣装交換会も行われた。昨今「アイドル×ファッション」も注目度が上がってきているので、鉄板企画だけでなく、流行に合わせた企画も行っている点に注目した。

深夜は深夜で、「まったり」「気を張らず」「眠気のピークを越えた謎のテンション」で行われた。元アイドリング!!!・菊地亜美先生によるバラエティ講座や、ベビレJメンバー同士による物ボケなどバラエティに富み、「いつ寝ればいいのか」という気持ちにさせる魅力溢れる企画が常に行われていた。


日ごとの詳細については、以下にまとめてあります。


▼その他のレポートはこちら
初日(10月6日)のレポートはこちら

2日目(10月7日)のレポートはこちら

3日目(10月8日)のレポートはこちら ※20日公開予定

最終日(10月9日)のレポートはこちら ※20日公開予定

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