2015/05/27 に公開
2015年5月31日付で卒業する事を発表した、アフィリア・サーガのローラ・シュクレーヌさん。彼女の所属店舗で思い出の地である、上野アフィリア・シェリーズで卒業直前インタビューしてきました!
しんみりするのが嫌いで、卒業ライブも楽しくやりたいというローラさん。この日も、しんみりNGでのインタビュー!
卒業の理由や決意、アフィリア・サーガでの思い出、大好きな野球の事までたくさん語っていただきました。
【卒業のご報告と理由について】
--改めて、自己紹介と卒業のご報告をお願いします。
ローラ:お料理大好きキッチンアイドル、わたくしローラ・シュクレーヌと申します。ローラとお呼びください。
この度アフィリア・サーガを卒業する事になりまして、活動は3年半になるんですけど、活動を通じて新しくやりたい事が見つかって、それに挑戦しなきゃいけないと思ったので、今回このタイミングで卒業させていただくことになりました。
--卒業を考え始めた時期はいつ頃ですか?
ローラ:考え始めたのは1年前くらいですね。
最初は、アイドル=自分のやりたい事、だったんですけど、新しくやりたい事がぽんぽん出てきて・・・。
アイドル活動しながら手伝わせてもらったんですけど、自分のやりたい事とアイドル活動がだんだんズレていきました。
--決意したのはいつ頃ですか?
ローラ:卒業を決意したのは、アンフィシアターでのワンマンライブと今年あたまの香港でのワンマンライブを終えたときです。
アイドルとしての私から発信できる事が、もう出し尽くしたなって。アイドルとしてやれることはもうこれ以上はない、って思ったんです。
でも、アイドルじゃない別の形でやりたい事があるし、そっちでならまた新しい事ができると思ったので。
--考えた事や悩んだ事を聞かせてください。
ローラ:正直悩んでて・・・。アフィリア・サーガでの活動ってすごい楽しいんです。メンバーも優しいし楽しいし、活動もファンに笑顔を与えられる、ファンの人に応援される、ファンの人と成長していける。
すごく居心地が良くて、続けていけば楽しい活動なんですけど、その楽しさや優しさに甘えて、自分の本当にやりたい事を諦めていてはいけないと思って。
【近づく卒業と、卒業ライブについて】
--卒業ライブまであとわずかですが、実感はありますか。
ローラ:最近は最後の収録や撮影が多いので、「お疲れ様でした」「最後のレッスンだったんだね」って言われたりすると、実感はさすがに湧いてきます。
それに、最近のイベントで握手列が増えたんですよ。「これが卒業かー!」って思いましたね。他の推しの方が1回ずつ、「お疲れ様」「辞めないで」って来てくれるんです。
それも嬉しいんですけど、3年前のファンの人が会いに来てくれて、「卒業するんだねー」って言われると、泣きそうになりますね。
そこで、卒業ってこういう事なんだって。今当たり前のように毎週イベントをやって、ファンの人が来てくれて、握手して。こんなに近くにいる人が、卒業したら一生会えないかもって、こんなに仲良いのにもう会えないんだって思うと、寂しいです。
--卒業ライブはチケット売切れですよね?
ローラ:はい。当日券も出すことができないでので、完全完売です(パチパチパチ)。
いや~ありがたいですよね。まず、卒業ライブをさせていただけるって事が嬉しくて・・・。
握手会でも、ファンの人に感謝を返せるって思うんです。でも私は、ステージに立って唄って踊るのがローラ・シュクレーヌだと思っています。
私の事を好きになってくれる人って、全力のダンスが好きだって方が多いので、卒業ライブで3年半の集大成となるようなステージを見せて、先輩たち(アフィリア・サーガのファン)にありがとうって伝えたいです。
--卒業ライブはどんな内容ですか?
ローラ:今までは思い出を振り返ったり、しんみりしてみたり、というのが卒業ライブだったんですけど、私はキャラじゃないんで、しんみりとかいらない。
いつもはプロデューサーの方がストーリーとかセットリストを組んでいただくんですけど、「私の唄いたいのをやりましょう!」ってお願いして、メンバーと相談して好きなのを組みました。
一切バラードなし!泣きどころなし!泣く暇もなく、「あれ?終わったの?」っていうふうにしたくて。駆け抜けるようなライブにしたいと思います。
--セトリもローラさん仕様?
ローラ:はい。今までのセトリを覆してます。前の曲から今の曲まで。
みなさん体力をつけて来てくださいね。ストレッチして、ちゃんと朝ご飯夜ご飯食べて、飲みすぎ禁止で来てください。
--当日はしんみり禁止で?
ローラ:しんみり禁止で!…でも、最近のファンの方は知らないと思うんですけど、加入して1,2年の頃はすごい泣き虫だったんです。涙腺弱いかもしれないから、泣いちゃうのかなあって不安はあります。涙は最後までこらえます!
【アフィリア・サーガへの加入について】
--ローラ・シュクレーヌという名前の由来を聞かせてください。
ローラ:シュクレがフランス語で「お砂糖」という意味。すごいお菓子が好きなんですよ。なのでシュクレかシュクルをつけたいと思ってて。
第1希望がシュクル、第2希望がローラで希望を出したんです。そしたら、「シュクルは呼びにくいから止めよう。ローラでいいじゃんローラで」と言われて、「わかりました。じゃあローラで」とお願いしたんですけど、でも納得がいかなくて、ファミリーネームのほうに入れてそっちで呼んでもらおう、と思ってシュクレーヌになったんです。
なので、試行錯誤の結果なんです。知ってる人も少ないかもしれません。
--アフィリア・サーガにはオーディションから?それとも店舗から?
ローラ:最初は、店舗(上野アフィリア・シェリーズ)で働いていました。アイドル活動に実は興味がなかったんです。アフィリア・サーガも知らなかったですし。
店舗に入った理由は、コスプレが好きで、一応二次元のヲタクでもあったし、且つバーテンダーのようなお酒を扱う仕事に就きたかったので、「バーテンダーのお仕事の勉強ができて、しかもこんな可愛い制服を着れるなんて!」と思って受けました。
--どうしてアイドルに?
ローラ:お客様にお酒を提供して、お話しして、笑顔になってもらううちに、「すごいこのお仕事って楽しいな」「人に笑顔になってもらうって楽しい」って思うようになりました。
その時に、アフィリア・サーガのメンバーを見て・・・。華があって、目立つ存在で、ファンも多い、っていうのを横で見ていて、この人達ってこの14席(アフィリア・シェリーズの席数)以外の人にも、ステージに立って元気をあげているんだと思うと羨ましくなって。
ここだけじゃなくて、もっと広い世界の人に元気を与える仕事ができるって素晴らしい。私も、アフィリア・サーガに入りたい!って思うようになったんです。
そしたら、有りがたいことにお声掛けいただいて、即答で「はい、やります」って。それでアイドルになったんです。
【初期の思い出について】
--アフィリア・サーガに加入したての頃の思い出を聞かせてください。
ローラ:セカンドワンマンライブでサプライズデビューしてるんです。
ライブ前はすごい緊張したんですけど、店舗にも来られてる先輩もいるので、「あ、ローラじゃん」って。結局見てるファンの人がお店でも見る人だったので、すごく安心しました。
--最初は慣れないことで大変だったのでは?
ローラ:最初は自主練ばっかりでした。ダンスレッスンも参加するんですけど、やっぱついていけないので、動画を撮って、家で見ながら練習。かといって部屋は狭いし大きい鏡もないしダンスの練習なんてなかなかできない。家の近くにある、ビルの反射を使って外で一人で練習してました。
結構大通りに近いとこだったから、トラックのお兄さんと「頑張れよ!」「頑張ります!」っていう掛け合いをよくやってました(笑)
あの頃は毎日踊ってました。デビューライブの時は途中からなので大丈夫だったんですけど、デビューした後は今までの曲を全部覚えないといけないので・・・。短期間で覚えるのが大変だった曲もあります。
でも踊ったりするのは好きなので、自分自身も楽しみながら、先輩メンバーに追いつき追い越せのつもりで。
自分がステージに立つのであれば、やっぱり「格好いい」「可愛い」って見られたいので、その為のレッスンや自主練は全然苦じゃなかったです。
--接客されてたので、握手会とかは抵抗なかった?
ローラ:私、アイドルが握手会やってるの知らなくて(笑)しかも最初のライブの日まで。てっきり、唄って踊ってバイバイかと思ってたら、「握手会あるよ」って言われて、「握手会ってなんですか?」って。
しかもグループ握手じゃなくていきなり個別握手で、「私に人が来るの?」と思ってたら、お店のお客さんとか、初めましての人が挨拶に来てくださって。
アイドルってこういう活動してるんだ、大変だなあ!って(笑)
ファンの人の顔を数秒で覚えないといけないし、ループしてくれる人がいたら、話を覚えてないといけないから、なんて大変なんだって思いましたね。
グループ握手では自分のファンじゃない人も来るから、何を話そうって。最初の1年は本当に握手会は悩みました。
笑顔作るの大変だし覚えも悪いし、私すごい対応悪かったかなあって不安になったりして、凹んで帰ってた時期がありました。
--今は大丈夫?
ローラ:もうね、自分を作らないって方針になってから、素でやってるので楽です。
【アフィリア・サーガや店舗での思い出】
--アフィリア・サーガでの思い出を聞かせてください。
ローラ:アフィリア・サーガで活動してきて、大きな転機になったなって思うのが、アニソンを唄わせていただけるようになった事ですね。幅広いファンの人が来てくれるようになりました。
アニメロサマーライブでさいたまスーパーアリーナのステージに立てたのは一生の宝物だと思います。あんな景色は二度と見れない。
アニメ業界や声優業界だと、ペンライトを振るのが主流になっているので、奥の奥までライトの波・・・あれは感動しましたね。そのステージに3回立たせてもらったことは一生の思い出ですね。
--店舗での思い出を聞かせてください。
ローラ:毎年バースデーイベントをさせていただいてるんですけど、私ってアフィリア・サーガでは中心メンバーではなくて、握手会も一番人気なわけではないんですけど、バースデーエンカウントになると、人がすごい来てくださるんです。
なぜかっていうと、「ローラは一番じゃないけど好き」っていう人が多くて、イベントごとになると来てくださって。
しかもファン同士が仲がいいんです。「ローラいるけど、放っといて俺等は俺等で楽しもうぜ」みたいなノリの人が多くて(笑)
上野店でイベントやるとぎゅうぎゅうなんですよ。14席しかないのに100人入ったり。
でも、そのバカ騒ぎが楽しかった。卒業エンカウントをここでやるので、そのバカ騒ぎができるというのを、最後の楽しみにしておこうかなって。
私をアイドルとして好きってわけじゃなく、「なんか人として好き」ってよく言われるんです。友達と思って来てくださる方が多いんです。
--思い出の写真を何枚か見せていただきたいです。
ローラ:私ローラ・シュクレーヌは、芸能ではらしからぬ、シングルごとに髪型をガラリと変えてきたんです今まで。
ポニーテールで女の子らしくしたり、ツインテールでロリっぽくしてみたり・・・その中で、ラスボスって言われてた時期があって、その時の私が、これなんです。
※前列右から2番目
ローラ:これ私に見えます?見えないでしょ?
このアーティスト写真は奇跡の1枚と言われてて、小悪魔なイメージなので格好いい系で写真撮ってと言われてたんです。何十枚と撮るので、1回だけノリで小悪魔っぽく舌をだしてみたんです。そしたら、それが使われてしまって。
「他の子はそうでもなかったんだけど、ローラの舌だしがヤバかったからこれにした」って(笑)やめてくださいよ、出来心だったんですよーって言ったものがポスターとかに使われてて・・・っていう、思い出の写真です。
ローラ:これは台湾ツアーに行った時の写真です。
この時は、人気メンバーが2人卒業して9人になった時で、「2人が抜けて人気ガタ落ちなんて嫌だ」「だから負けないでみんなで頑張ろう」って思っていた時のワンショットです。
私が抜けても、ローラ分のファンがいなくなるわけじゃなく、「もっとみんなで力あわせて頑張ろう!」ってなってくれたらいいなって。
【今後について】
--今後の予定や活動について聞かせてください。
ローラ:アイドルってステージ上で唄って踊って可愛さを振りまいて、握手会でもファンの人に元気をあげて、っていう仕事なんですけど、私は活動を通してPV撮影とかジャケットとかグッズ制作とか制作面に興味が湧いて、こんなイベントがあったらいいのに、とか思ってきて・・・。
なので卒業後は、企画制作だったり撮影のほうのお仕事に向かう予定です。
--アフィリアに関わるかもしれない?
ローラ:そう!そうなんですよ!
私の頑張りようとか努力によっては、また別の形でアフィリア・サーガと仕事ができるかもしれないんです。
いつかアフィリア・サーガのPVを撮影したり、ジャケットを作ったり・・・。アフィリア・サーガの作品に関われるように、自分を高めていきたいと思ってるんですよ。
ステージで踊る側も楽しいけれでも、私のやりたいことはこっちだから、本格的に勉強してスキルもつけて、アイドルの時とは別の形でファン・世間の人に届けたいなって。
--お料理が好きですし、もともと制作向きなんですかね?
ローラ:もともと美術とか好きですし、衣装も作るんですよ私。専門学校が服飾だったので。
作ったり想像する事が好きなので、そっちの道に行きたいんですよ。アフィリア・サーガの衣装も担当して、PVも撮って、ポスターとかジャケットも自分が作りたいものを作れたらいいなって。
--生活がガラリと変わりますね。
ローラ:今までは、アイドルとして応援してくれるファン、あとメンバー・仲間がいたわけじゃないですか。
アフィリアのローラじゃなくなって私に戻ったら、こんな私を応援しくれる人も仲間もいなくなるし、自分ひとりでどうにかしなくちゃいけない状況になる。それはやっぱり不安だなって最近思います。
それくらい、アフィリア・サーガにいるときはメンバー・ファン・スタッフに支えられて素晴らしい環境だったんだなって今は思います。
アイドルってメンタルが大変なんですけど、私は苦じゃないんですよ。私からしたら、一般社会で働いてる会社員の方のほうが尊敬するんです。自分がその立場になることがすごい心配。生活がガラリと変わるので、野球見に行けるか心配です(笑)
--アイドルって休みの日もTwitterやったり、一般職より大変なイメージですが。
ローラ:それはあります!アイドルは、24時間アイドルなんです。現代のアイドルは確かに大変。でもそれが好きだからできるんです。それが楽しいんです、アイドルは。
私も加入したての時はブログとTwitterはよく更新してました!・・・最近は確かに減ったかな(笑)
【今後のアフィリア・サーガについて】
--アフィリア内でのキャラというか立ち位置は?
ローラ:私推しじゃないのに、一回だけ握手に来てくれる方が多いんです。番組放送の後とかには、「昨日のニコ生良かったよ」とか言ってくれて。体張ったかいがあったかなと。
趣味も女の子女の子してなくて、最近だと野球とかお酒とか。なので、友達感覚?で来られる方が多くて親しみやすいんだ・・・と思いたい。
自己紹介では、私がローラと名乗って、シュクレーって返してもらうのが鉄板なんですけど、最近はゲローラだの野球選手の名前だの、なぜかいろいろ呼ばれたりします。
※ゲローラ:ニコニコ生放送で、酔っ払いのモノマネを披露した際につけられた名前。
--ニコ生の放送でもありましたが、ローラさんのキャラを引き継げる人がいないですね。
ローラ:私が思うに、今までアフィリア・サーガって卒業あって加入あってと、進化して変化していくグループなので、私みたいなキャラがいなくなっても、誰かがそこを補わなきゃいけないわけでもないと思うんです。
私がいなくなったら、また別の色をもったアフィリア・サーガができるんじゃないかって。だから・・・あの・・・ちょっと女らしい、可愛らしいグループになるのかなって(笑)
私みたいにへんちくりんなのいないから、番組とかでも、「みんな可愛い!」って感じになって良いんじゃないかなって思いますよ。
なので、私がいた時ではないサーガを見れるのは、楽しみだったりします。
--アフィリア・サーガに目指してほしい事を聞かせてください。
ローラ:そりゃあ、さいたまスーパーアリーナ単独ライブでしょう!
メンバーの中には、さいたまスーパーアリーナのステージに立ったことがない子もいるので絶対に立って欲しいと思うし、あの会場を、「アフィリアが好きだ」って人で埋め尽くしてほしいなって。
今後はアイドルではなく、撮影や制作の道に進むローラさん。
アフィリア・サーガのお仕事に携われる事になったら、ぜひ制作者インタビューをやりましょう!と約束し、インタビューを終えた。
アイドルを辞めて、一人で違う道に進む事に不安でいっぱいなローラさんですが、少しお話をしただけにも関わらず、話しやすく気さくで、ファンやメンバーなど本当にたくさんの人に愛されている事が伝わってきました。
新しい場所でもきっといろんな人に愛され、今後も応援するよってファンがいるに違いない。新しい場所での成功、そしていつかアフィリア・サーガとお仕事ができるようになる事を応援しています!
▼ローラ・シュクレーヌさんの卒業イベントの予定
5月28日19時:卒業ライブ(TSUTAYA O-WEST)
5月29日17時:卒業エンカウント(上野アフィリア・シェリーズ)
5月31日18時:卒業エンカウント(池袋アフィリア・グランドロッジ)
【後編:ローラさん大好きな野球について熱く語る!】
http://fandolly.jp/detail/2731/
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