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一億人を惹きつけるアイドルと、シーンを ガールズアイドル業界著名人25名が分析【プラットフォーマー/コンテンツプロバイダー】

2017/12/29 に公開

今年2月、ガールズアイドルメディア「lopi・lopi(ロピロピ)」(http://lopi-lopi.jp/)では、「アイドルシーンの課題を共有したい」「一般の方にもアイドルというジャンルを知ってほしい」という想いから、ガールズアイドルシーンを牽引する人物に特別インタビューを行った。

▽一億人に響く神曲とシーンをガールズアイドル業界著名人35名が分析
http://lopi-lopi.jp/detail/13639/


2017年も終わりが近付き、2018年のアイドルシーンの更なる活性化に向け、第2弾の特別インタビューを実施。今回も会社・団体または個人として、「ガールズアイドルについて造詣が深い」と世間または業界内で浸透している方にお声がけし、賛同いただいた25名の方のコメントを掲載する。

今回もアイドルシーンの拡大の一環として、「一般の方にも人気を博す」という観点からブレイクするアイドルを伺った他、常に変化し続けるアイドルシーンの展望など識者の意見をまとめた記事となった。


▽質問項目

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル
2.今注目しているアイドルグループ
3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望
4.自社アイドルやサービスなどについて


▽回答者一覧
※各カテゴリごと五十音順

■プラットフォーマー/コンテンツプロバイダー

・朝倉 崇光 氏
(株式会社ドワンゴ ニコニコ生放送「乃木坂46の生のアイドルが好き」プロデューサー)
・安藤 英人 氏
(アクセルマーク株式会社 執行役員)
・岡田 一男 氏
(株式会社ハレバレ/株式会社CAMPFIRE/株式会社Candee)
・熊野 尊文 氏
(ぴあ株式会社 ライブ・エンタテインメント第三グループ)
・常川 昌靖 氏
(株式会社チケットスター(楽天チケット) 代表取締役社長 兼楽天株式会社 エンタテインメント事業 事業長)
・中島 広一 氏
(株式会社DMM.com 通販事業部長)
・吉江 敏行 氏
(株式会社スペースシャワーネットワーク)
・渡邊 洋介 氏
(AbemaTV 編成制作部 プロデューサー)


■メディア/タレント/著名人

・クロちゃん
(安田大サーカス)
・助野 太祐 氏
(株式会社オールブルー 代表取締役)
・ツカイ ツバサ 氏
(女性アイドルメディア「lopi・lopi(ロピロピ)」 運営責任者)
・中田 花奈 氏
(乃木坂46)
・吉田 尚記 氏
(ニッポン放送 アナウンサー)

メディア/タレント/著名人の回答はこちら


■事務所/レーベル

・桂田 誠 氏
(アクアルナ・エンターテイメント株式会社/ArcJewel 代表取締役/株式会社ディアステージ 取締役)
・加茂 啓太郎 氏
(ソニー・ミュージックエンタテインメント RED プロジェクト)
・川上 アキラ 氏
(スターダストプロモーション ももクロチーフマネージャー)
・永田 寛哲 氏
(ピクシブ社長&ディアステージ取締役 『虹のコンキスタドール』『ベボガ!』総合プロデューサー)
・藤井 ユーイチ 氏
(株式会社スターダストプロモーション スターダストプラネット チーフプロデューサー)
・嶺脇 育夫 氏
(タワーレコード株式会社代表取締役社長 兼T-Palette Records代表)
・山田 昌治 氏
(YU-Mエンターテインメント株式会社 代表取締役)

事務所/レーベルの回答はこちら


■イベント関係者

・伊勢野 寿一 氏
(株式会社BONDSグループ 代表取締役)
・菊竹 龍 氏
(TOKYO IDOL FESTIVAL 総合プロデューサー)
・鈴木 愛結 氏
(アイドル横丁プロデューサー)
・橋元 恵一 氏
(Zeppライブ @JAM 総合プロデューサー、テレビ東京「東京アイドル戦線」スーパーバイザー)
・前田 健太郎 氏
(六本木アイドルフェスティバル総合プロデューサー)

イベント関係者の回答はこちら

※11月下旬から12月中旬に頂いた回答です。


■朝倉 崇光 氏
(株式会社ドワンゴ ニコニコ生放送「乃木坂46の生のアイドルが好き」プロデューサー)


▽生のアイドルが好き【公式】
https://twitter.com/namaidol

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

乃木坂46の白石麻衣さん、西野七瀬さん、松村沙友理さんは女性誌でのモデルとしての活動や、ファッションイベントへの出演、さまざまなTV、スポーツ紙、ネットでの露出など、アイドル乃木坂46としての活動だけでは無く、様々なメディアで爪痕を残しており、女性からも憧れの存在となっております。
今年はシンガポールでのイベントに出演したりと、彼女たちが日本のカワイイ文化を世界にまで広めてくれる事、間違いないと思っております。
これからも女性ファンが物凄く多い、乃木坂お姉さんメンバー達から目が離せません!

そしてもう1人!
BiSHのアイナ・ジ・エンドさんはアイドル好きだけではなく、夏フェス好きでいつもはロックバンドや海外アーティストのライブに行っているような方々にも間違いなく刺さっています。
アイナの声はアイドルという縛りだけでは無く、日本の音楽業界で目立つ存在になる日も近いと思っています。

▽アイナ・ジ・エンド 公式Twitter
https://twitter.com/aina_bish


2.今注目しているアイドルグループ

BiSHをアイドルとしてタグ付けしていいのか分かりませんが、僕らニコ生でもずっと追いかけさせて頂いております。
2015年からプロデューサーの株式会社WACK渡辺淳之介さんと御一緒させて頂いておりますが、2年前中野HEAVY SICKという100人入れないような小屋からスタートして、たった2年強で、今年は幕張メッセSOLD OUTと、あっという間に駆け上がりました。年明けにはさらに大きいライブが決定と2018年もBiSHから目が離せません。

そして、アイディアが凄すぎると思ったのが”ラストアイドル”。毎週かかさず視聴させて頂いておりますが、番組スタート時と現在、「バンドワゴン」を歌唱しているメンバーが大きく変わっております。ここまで大きく変わるとは、まったく考えておりませんでした。
暫定メンバーであるのに握手会やイベントへの出演なども行う前代未聞なアイドルを見ていると、秋元康総合プロデューサーの圧倒的な企画力に毎回感服させられっぱなしです。

▽BiSH 公式Twitter
https://twitter.com/bishidol

▽ラストアイドル 公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/last-idol/


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

2017年を振り返りますと、まさかの嗣永桃子さんや橋本奈々未さんの芸能界引退ライブ、関係者やアイドルの皆さんもチケットを取れなかった、℃-uteラストコンサート、急な実施となりファンを驚かせたAKB48の渡辺麻友さん卒業コンサート、乃木坂46の東京ドーム2DAYS超満員、幕張での欅坂46ライブ即完など。今後伝説になるであろうライブが沢山ありました。

橋本奈々未さんがさいたまスーパーアリーナの一番上から消えていく姿。逆にももちが小指を折り畳みながら、ステージから降りて行く姿に感涙。
欅の幕張ラストはメンバーが灰をかけ合い、血まみれになったあとの「僕は嫌だ」絶叫。「不協和音」終了と同時に「Fin」の文字がスクリーンに映し出され、メンバーが手を降ったりせずにライブ終了。アイドルライブでは考えられない演出のかっこよさでした。

昨年の回答では、乃木坂46は次はドームしかないと書かせて頂きましたが、結果、誰でも想像出来た事ですが、東京ドーム2DAYSは即完となりました。
メンバーの体力とかを考えないで言わせて頂くと、2DAYSでは全然足りなかったです!

乃木坂46運営委員長の今野さんは、これからは海外を視野にと仰っておりましたので、2018年以降、乃木坂46を初め、さまざまアイドル達が海外でどれだけ勝負出来るのかが、本当に楽しみです。これからはアイドルは英語も話せないと成功出来ないなんて時代がやってくるのかもしれません。

2018年も日本を代表するようなアイドルの引退や卒業があるのかもと考えますと、時代が変わって行く、悲しい気持ちもありますが、アイドル文化がさらに発展するように、微力ながらニコ生でもアイドルファンが楽しめるような番組作りをして行きたいと思っております。


4.自社アイドルやサービスなどについて

担当させて頂いております、乃木坂46中田花奈さん、松村沙友理さんがMCの「生のアイドルが好き」は2017年度に白石麻衣さん、高山一実さんが生出演し大好評を得た第46回放送や、4周年SPなど記念となる放送をさせて頂きました。

お陰様で現在5年目となるニコ生長寿番組となりました。引き続き関係者の皆様にはゲスト出演のご相談をさせて下さい。また生出演特番やライブ中継なども数多く実施させて頂きます。

引き続きニコニコ生放送はアイドルの皆さんを大プッシュさせて頂きます!
2018年度も宜しくお願い致します。


■安藤 英人 氏
(アクセルマーク株式会社 執行役員)




▽.yell plus
https://yell.dmm.com/apps/

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

すでにアイドルという枠を越えてご活躍されていますが、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の鹿目凛さんを挙げさせて頂きます。アイドル活動をしながらも、その枠にとどまらず多方面において「人を楽しませる」という部分でその才能を表現できている方だと感じています。現在ではぺろりん先生が注目される事も多いと思いますが、この先もまた独自の感性で、新たな表現方法でさらなるご活躍をしてくれることを期待しています。

▽ぺろりん先生 (鹿目凛)公式Twitter
https://twitter.com/peroperorinko01


2.今注目しているアイドルグループ

さくらシンデレラさんを挙げさせて頂きます。

楽曲やトーク、衣装、その全てがアイドルの王道の、さらにそのど真ん中を進んでいる数少ないアイドルグループという印象を持っています。様々なアイドルグループが個性を発揮する中で、あえて王道を突き進むという点が彼女たちの個性となっていると感じます。

初めて聞いた曲でも音にノリやすかったり、ステージ上の非日常な空間の演出など、あらためて王道の強さを感じさせるパフォーマンスをこれからも見せて頂きたいと思っています。

▽さくらシンデレラ 公式Twitter
https://twitter.com/sakucinderella


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

昨年の関係者の皆様のコメントを拝見させて頂き、2017年はプロダクションをはじめ、関係者の皆様が思考錯誤しながら、「新たな展開」「海外進出」などそれぞれのキーワードをもとに、業界全体が様々なチャレンジをした1年だったのではないかと思います。

この1年で各々が感じた手ごたえを突き詰めて表現していくのが次の1年になると思っていて、皆さんがどういう打ち手を表現していくのかが非常に楽しみです。

個人的には「フォーマットの変化」というのをひとつキーワードとして注目しています。
歌って踊ってファンの方との交流があって、という基本的なフォーマットにTV番組でオーディションをしてメンバーを集める、専用劇場があり毎日会える、などのエッセンスを加えた新たな試みが今後どんな形で生まれるのかという部分を楽しみにしています。


4.自社アイドルやサービスなどについて

DMMさんから譲り受けたyellというサービスを運営しております。
yellのブランドを引き継ぎつつ、双方のエンゲージメントを更に強固なものとする機能やユーザー体験をプラス(plus)して、より大きなサービスとして展開していくという想いを込めて、新サービス名を「.yell plus」という名前をつけさせて頂きました。
少しでも業界の盛り上がりに貢献できればと思っております。


■岡田 一男 氏
(株式会社ハレバレ/株式会社CAMPFIRE/株式会社Candee)


▽CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/

▽Candee
http://candee.co.jp/

▽個人Twitter
https://twitter.com/okadapaisenn


1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

一ノ瀬みか(神宿)
誰が見ても可愛い美少女、はやく世間が見つけるべきだと思います!
本人のキャラクターもすごく親しみやすくて、万人ウケします。

▽一ノ瀬みか 公式Twitter
https://twitter.com/mika_kmyd


2.今注目しているアイドルグループ

CY8ER
2017年の新メンバー加入からの勢いがすごいです。

▽CY8ER 公式Twitter
https://twitter.com/cy8erinfo


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

「まさか」というグループの解散やメンバーの卒業が、昨年以上に目立ったと思います。
2018年は、新勢力が台頭し、アイドルシーンに風穴を開けて、歴史を塗り替えて欲しいです。


4.自社アイドルやサービスなどについて

アイドル専門の担当も入社し、この一年で、アイドルのCAMPFIREでのクラウドファンディングの利用が増えました。
サクセス事例も増え、地下アイドルの可能性がさらに広がったと思います。
ただの資金集めだけでなく、CAMPFIREを通して、新たなアイドルのストーリー作りができたらと思います


■熊野 尊文 氏
(ぴあ株式会社 ライブ・エンタテインメント第三グループ)




▽チケットぴあ
http://t.pia.jp/

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

アイドル好き以外にも、という観点では、アイドルネッサンスの石野理子さんでしょうか。アイルネはTwitterのメンバー別アカウント運用を行っていなかったのですが、今年の夏に期間限定で個別アカウントが開放され、運用が開始されました。その際、石野さんの10代ならではの目線で世情をえぐる鋭い切れ味のツイートが大きく話題となり、Twitterから彼女に注目する人も増えたように感じます。

たまに「え、こんなこと言っちゃっていいの!?」と思うようなドキッとする発言も飛び出すことが多々あり、物議を醸すようなものも見られましたが、本人は常に飄々と自然体で、その人柄や個性、感性を存分に発揮されていたと思います。インターネットのご意見板ではないですが、彼女の目線から生み出される言葉にはアイドルという枠を超えて人を引きつける力があると感じました。

もちろん、アイドルネッサンスとしての活動の中でも、楽曲のクオリティやパフォーマンスは言うまでもなく素晴らしく、彼女の歌声はジャンルの枠を超えてもっと多くの人に届いて然るべし、と思っています。
※現在は期間終了中の個人アカウント運用がまた再開された際は、是非注目したいです。

▽石野理子 公式Twitter
https://twitter.com/ishino_ir


2.今注目しているアイドルグループ

原宿物語、改めmonogatariです。※2018年から新章スタートに伴い、原宿物語から「monogatari」というグループ名に改名します。
今年大きく飛躍したグループは、TIF2017のメインステージ出場をかけて争奪バトルを争った8組のアイドルグループの内、決勝に進んだ「26時のマスカレイド(以下ニジマス)」「天晴れ原宿(以下天晴れ)」「Task have fun(以下タスク)」、そして「原宿物語(以下モノガ)」の4グループかと個人的に考えています。

各グループ個性があり、それぞれ多方面で話題をさらいました。王道路線でメインステージ出場を勝ち取ったニジマス。キラーチューン多数あり、会場を色んな意味で熱狂に変えた天晴れ。この夏のアンセム「3WD」の爆発力で夏フェスから頭角を現し、10月には新宿BLAZEを完売させたタスク。そしてこの3グループに少し隠れる形となってしまった感はありますが、私個人のイチ推しグループとして、圧倒的なライブパフォーマンス力とずば抜けたメンバーのルックスを武器にMC無しのノンストップライブを繰り広げる原宿物語を上げさせていただきます。

日々の厳しいレッスンで長年鍛えられた下地があるため、寄せ集めのグループでは絶対に表現できない高いレベルのダンスパフォーマンスが特筆すべきポイントです。気迫溢れる全力のステージングは、既存のアイドルという枠を既に大きく超えたところに位置している様に感じます。それ故、かわいくキラキラしたアイドル像ではなく、どこか暑苦しい「アスリート然とした本気感」が伝わってくるのが見ていて非常に心地よいです。メンバーもまだまだ若いので、この先も更に楽曲をそろえ、表現力が上がっていけばとんでもないグループになるとの期待感も込め、ベストアクト賞をあげたいです。来年の「monogatari」としての活動も要注目!楽しみにしています。

▽原宿物語 公式Twitter
https://twitter.com/harajuku_monoga


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

2017年は長く活動されてきた中規模グループの解散や改変、活動休止、そして知名度・人気の高いメンバーの卒業、といったことが非常に多くみられ、2010年頃から続いていたアイドル戦国時代の終演を感じさせる年となった印象です。今この原稿を書いている間にも次々と年内解散、活休、卒業のワードが飛び交う状況です・・・

一方で@JAM EXPOでのDorothy Little Happy5人での復活ステージや、TIF2017での東京女子流のアイドル回帰ステージ(おんなじキモチ!)などは、長く続いてきたアイドルカルチャーが一周周り、文化として成熟した瞬間を見たような思いもあります。
アイドルという存在の基盤ができ、AKB48の黄金時代に中高生だったファンが社会人になり、さらにその下の世代が乃木坂や欅坂に引っ張られる形で、アイドルファン層の入れ替わりも起こっている様に感じます。コンテンツ側、消費側、両方に世代交代の過渡期がやってきているのではないでしょうか。

しかし、安定したということは変化に欠けるという事を意味しており、即ちドラマ性の欠如と言えます。
現在、多岐にわたる方向性のグループがひしめき合い、漠然とした閉塞感の中でファンの食い合いを起こしている状況です。
2018年は、一層のジャンル細分化によって一定の方向にとがったグループ、一要素を極めて突き抜けられることが重要かと思います。また、アイドル業界外との積極的なタイアップやコラボレーションによって、一般層への露出やビジネスモデルの多角化を如何に増進出来るかが重要なのではないでしょうか。

また、今年からスタートした番組「ラストアイドル」のような新しい一般層へのアイドルの見せ方は、飽和した業界にメスを入れつつ、既存の活動に光を当てる画期的な取り組みだと感じています。モーニング娘。がASAYANを通じて結成されたような形を彷彿とさせますが、既存のアイドルグループなどから代表者を選出し、マスメディアによってドラマ性を付与し、拡散させる手法によって、48G、坂道系列に続く新たなスターグループの誕生を願いたいです。それにより、未だに語られる地上・地下の完全なボーダレス化が実現し、流動的な消費行動の促進が図られるのでは、と期待しています。

乃木坂や欅坂、ラストアイドルなどで興味をもったライト層は、実は世の中にはこんなにたくさんのアイドルがひしめき合っていて、毎週のように各所でライブが行われているという事実に無関心であったり、知っていたとしても自分とは関係のない世界だと認識することが多いように感じます。
来年以降の業界の役割としては、その橋渡しができるようなプラットフォームを提供し、より広い層に奥深い世界の一端に触れてもらう努力なのかもしれません。


4.自社アイドルやサービスなどについて

何か弊社でも活性化の一助となるよう、アイドル業界にメスを入れられるような取り組みができればとは常々思っていますので、今後何かありましたら関係各位のお力添えをお願い申し上げます!


■常川 昌靖 氏
(株式会社チケットスター(楽天チケット) 代表取締役社長 
兼楽天株式会社 エンタテインメント事業 事業長)




▽楽天チケット
http://r-t.jp

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

Task have Funに注目しています。2016年にデビューしたフレッシュな3人組のアイドルグループです。アイドル甲子園で初めて観た時に「今どき3人だけで個性的だな」と気になってました。3人のキャラクター、ヴィジュアル、ライブの世界観含めてポテンシャルが高いと思います。

熊澤風花さんなどは国内では同世代に支持されるファッションモデルとして活躍してくれそうですし、海外においては、グループ名が英語である事、人数少なく遠征費が少なくて済む(笑)、そして何よりも海外受けするルックスとキュートさを備えており、海外のファンにも好まれそうなグループで、特にフランス・パリが似合いそうです。箱推しですが先ずは熊澤風花に注目です。

▽熊澤風花 公式Twitter
https://twitter.com/task_fuuka


2.今注目しているアイドルグループ

=LOVE(イコールラブ)になります。指原莉乃さんプロデュースで、乃木坂46などを送り出している大手レコード会社で優秀な方が担当に付いている事、そして大手アニメ学校で声優の勉強もするなど、アイドルの枠組みと可能性を更に広げてくれるグループだと期待しています。TOKYO IDOL FESTIVAL 2017での華々しいステージは記憶に残っています。

2017年9月にメジャーデビューしたばかりで、まだまだ見る機会が少ないのですが、12人のメンバーはポテンシャルが高そうで、良い子揃いの感じがして、2018年の大きな躍進に向けて応援したいグループだと思っています。

▽=LOVE 公式Twitter
https://twitter.com/equal_love_12


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

2017年は、乃木坂46の東京ドーム初公演や欅坂46やけやき坂46(ひらがなけやき)の全国ツアー、STU48の誕生など秋元康さんプロデュースのアイドルグループが牽引し、また、TOKYO IDOL FESTIVALやアイドル横丁など大型アイドルフェスの動員数も伸長しており、国内のアイドルファン基盤がより磐石になっていると実感しています。

2018年は積極的に海外に目を向けるアイドルグループが増えてくるのではないかと思われます。その為、海外を視野に入れた上で同じくJAPAN CULTUREの象徴であるアニメとの協業などが増える事を期待しています。


4.自社アイドルやサービスなどについて

楽天チケットはこれからも楽天グループの強みを活かしながらアイドルシーンを応援して参ります。


■中島 広一 氏
(株式会社DMM.com 通販事業部長)




▽.yell plus
https://yell.dmm.com/lp/

▽個人Twitter
https://twitter.com/teraonista11

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

完全に個人的な好みでの選定で申し訳ないですが、東京パフォーマンスドールの上西星来さんです。『Ray』の専属モデルをされていますので女性ファンも増えていくと思いますし、多くの著名な俳優が在籍されている事務所に所属していますので、今後より一層ドラマや舞台、CM等活躍の場を広げていって頂けると期待しています。

▽上西星来 公式Twitter
https://twitter.com/seira_j_tpd_


2.今注目しているアイドルグループ

Task have Fun
2017年のアイドル楽曲の中で、欅坂46の『不協和音』に次ぐかっこよさだと思っているのが、Task have Funの『3WD』という曲です。曲もそうですがMVをはじめとしたクリエイティブセンスがかっこいいし、メンバーの平均年齢も若いのでポテンシャルが半端ないです。今一番勢いのあるグループの一つだと思います。

▽Task have Fun 公式Twitter
https://twitter.com/taskhavefun


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

2017年は前年に引き続き多数のグループ解散やメンバー卒業などがあったように、アイドル業界にとって今は転換期なのかと思います。前回の記事でも記載しましたが、近年は市場規模に対してコンテンツが供給過多気味だった気もしますので、いい意味での新陳代謝だと捉えたいです。

2018年以降ですが、人気の指標が多角化していくのではないかと思います。今はライブでの動員数やCD・DVDの売上、TVをはじめとした媒体への露出度が主な重要指標かと思いますが、今後はストリーミング配信でのランキング、YouTubeの再生数やSNSのフォロワー数、ライブ配信の視聴者数なども人気を計る上でより重要視されていくのではないかと思います。それに伴って運営側のマネタイズの仕方も現状とは違った形になってくる可能性があるのではないかと考えます。


4.自社アイドルやサービスなどについて

『DMM.yell』というサービスを2015年5月に立ち上げさせて頂きましたが、今後より良いサービスを運営・拡張していく為に、2017年11月にアクセルマーク株式会社に事業譲渡しました。ゲーム事業でのアプリ運用経験に長けているアクセルマークにサービス運営を担って頂き、我々はサポートに専念していきたいと思います。

世の中にどんなアイドルがいるのか纏めて見ることのできるプラットフォームがなかったということがサービス立ち上げのきっかけの一つでしたが、おかげさまで今ではアイドルだけでも1,000グループを超える方達に参加頂いています。今後もファンの方やアイドルの方にとって喜んで頂けるサービスに成長していきたいと思います。


■吉江 敏行 氏
(株式会社スペースシャワーネットワーク)


▽担当アイドル「あっとせぶんてぃ~ん」
http://at17.jp/

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

改めて、最近になって注目しているのが「アンジュルム」の室田瑞希と船木結です。
ステージパフォーマンスを見た後に本人に会うと、小柄な体から醸し出されるパフォーマンスとのギャップにびっくりします。
話をすると、可愛らしい笑顔とトークに引き込まれます。特に室田の笑顔と、船木の関西弁のグイグイ来る感じ、普通に接していても人柄の良さが伝わってきます。

多くのアイドルの中でいかに自分自身をアピールできるのか、もって生まれた素質も大事です、そんな素質をこの2人は感じます。

ちなみに、大阪☆春夏秋冬のMAINAちゃんも小柄な体から醸し出されるパフォーマンスと人柄がにじみ出てくるようなトークは同じものかもしれません。

▽アンジュルム 公式Twitter
https://twitter.com/angerme_upfront

▽MAINA 公式Twitter
https://twitter.com/ssfwmaina


2.今注目しているアイドルグループ

今年は、昨年に比べて新しく注目するアイドルグループが正直少なかったのではないでしょうか?
そんな中でも、「26時のマスカレイド」「Task have Fun」はTIF2017,@JAM EXPO2017でも注目を浴びていた。

また、昨年大きく飛躍した「大阪☆春夏秋冬」がエイベックスとタッグを組んで今後どの様なところに向かうのか?とても気になります。
関西出身でとても人情味のあるメンバーは、初対面からグイグイ来る。歌とパフォーマンスも完成されているので、LIVEパフォーマンスはいつ見ても楽しく、その世界に引き込まれる。

▽大阪☆春夏秋冬 公式Twitter
https://twitter.com/syukasyun


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

2017年のアイドルの飛躍は、「坂道グループ」であったと言える。特に「欅坂46」「けやき坂46」「乃木坂46 3期生」の躍進はメディア露出を見ていた方には感じ取られたであろう。

そんな中、アイドルの域を超えたグループ「BiSH」およびそのマネージメントでもある“WACK“の様々な展開に関しては、先が読めないほどの様々なアイデアには脱帽です。
現在のメディア展開の要でもあるSNS系を上手に使い、配信での積極的な活用も行ない、「BiSH」含めたほかWACKの所属グループから来年も目が離せない。
また、特典会を中心に展開するフィジカルが、今後どの様に変化するのか?時代の変化と共に新たなアイドルグループも誕生するのか?来年も気になります。


4.自社アイドルやサービスなどについて

スペースシャワーネットワークグループである、秋葉原のメイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」の現役メイド19名からなる音楽ユニット“あっとせぶんてぃ~ん”。
彼女たちのセールスポイントは、現役メイドであると言う事と、日本のポップカルチャーでもある「メイドさん」としての“おもてなしの心”をカフェから飛び出して、全国、世界へと発信する事です。

昨年、4月~8月の期間活動しTIF2016にも出演しました、昨年は17名だったメンバーもこの4月に改めてメンバーを募集し現体制の19名でスタートしました。
TIF2017の出演に合わせて8月4日にカジヒデキさんプロデュースによるセカンドシングルをリリース、11月22日は同じくカジヒデキさんプロデュースによるサードシングルをリリースしました。サードシングルリリースタイミングでは関東近郊のHMVにてのリリースイベントサーキットも実施しました。
また、4月30日(月・祝)には初のワンマンLIVEを東京キネマ倶楽部にて開催します!当日は、新たなポップカルチャーワールドを感じて欲しいと思います。


■渡邊 洋介 氏
(AbemaTV 編成制作部 プロデューサー(担当 矢口真里の火曜TheNIGHTなど))




▽AbemaTV
https://abema.tv/

▽火曜TheNIGHT
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9a92LuqeqZLX3V

▽やぐフェス
https://abema.tv/channels/special-plus-2/slots/DgvrRo98Z6supj

1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル

さすがの48グループ センター瀧野由美子
AKB48グループの8組目として2017年に発足したSTU48でセンターを務める瀧野由美子さんはネクストブレイク最有力でしょう。山口県出身の20歳の彼女の武器は群を抜いた透明感。AKB&坂道グループにおいて史上最速で表紙デビューを飾るなどいち早く脚光を浴びているのもうなずけます。身長も高く、芯の強さを感じさせるその雰囲気はアイドルにとどまらず女優業でも存在感を発揮できそうです。

AKB48の50枚目のシングルで、初めての選抜メンバーに選出されましたし、2018年は一気にブレイクする予感です。その前にぜひ「AbemaTV」のレギュラー番組『火曜TheNIGHT』に出て欲しいですね 笑

▽STU48 公式Twitter
https://twitter.com/stu48_official_


2.今注目しているアイドルグループ

Task have Funの2018年の飛躍に期待!
私はVelvet manegementのTask have Funに大注目です!私が担当しているAbemaTV火曜TheNIGHTに「いま勢いのあるU-18アイドル」で出演してもらいましたが、まず何と言ってもその若さからは想像もできないオーラがあります。光り輝いています。

もちろん3人とも可愛いんですが、各々それだけではない“個性的な強さ”を兼ね備えていて魅力的です。その強さが楽曲にも出ていて、代表曲の「3WD」のパフォーマンスは生で見れば一目で彼女たちの魅力が理解できると思います。そして売れるアイドルの必須要素の一つである“しゃべり”も面白いし、頭の回転もいいです。恐るべき中学生アイドルです。あとは「3WD」を超えるヒット曲を生み出すことができれば、アイドルシーンを一気に駆け上がっていくと確信しています。

▽Task have Fun 公式Twitter
https://twitter.com/taskhavefun


3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

前回はここで「クラウドファンディング」を主とした「セルフプロデュース」の重要性を口にしました。実際に弊社のmakuakeでは多くのアイドルがプロジェクトを成功させています。この流れは2018年もっと加速するでしょうし、恐れずにチャレンジしていけるアイドルが道を切り開いていくでしょう。テレビ(地上波)では音楽番組で露出する機会はますます少なくなってきてますが、イベント・ライブ動員は好調なので、コアなファンだけでなく、幅広いライト層をも巻き込んだイベント展開を作り出すことがヒットへの近道かと思います。

我々AbemaTVもただの番組で終わることなく、火曜TheNIGHT発のフェスを原宿アストロホールで開催しました(※番組にでてくれたアイドル17組が出演。SMアイドルからSKE48までここでしか見られないフェスを6時間生放送)。反応は良好で、コアなファン層だけでなく、番組視聴者から気になったアイドルを見に来るといった流れを作ることができました。このように、誰でも発信できるSNSでのセルフプロデュースを入口に、ネットメディアでの露出で幅広い層にリーチさせ、リアルイベントでライト層を引き込むという流れで、ムーブメントをどんどん作っていければ、業界全体で盛り上げていけるでしょう。


4.自社アイドルやサービスなどについて

毎週火曜日深夜1時から、タレントの矢口真里がお笑い芸人・元巨匠の岡野陽一と繰り広げる2時間生放送のトークバラエティ番組。
「矢口認定 アイドルを探せ」のコーナーなど、個性豊かなアイドルたちをゲストに迎え、さまざまなトークテーマでアイドルたちに切り込んでいく企画が人気。


その他の回答者のインタビュー

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事務所/レーベルの回答はこちら

イベント関係者の回答はこちら


SNS拡散について

本記事をSNSで拡散いただける場合のハッシュタグは「#一億人を惹きつけるアイドル」です。
ぜひ、思い思いの回答を発信してみてください。

▽質問項目
1.アイドル好き以外にも幅広く人気を博しそうなアイドル
2.今注目しているアイドルグループ
3.2017年のアイドルシーン振り返り、ならびに2018年の展望

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