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待ちに待ったTIF2017出演決定。ちょっぴり大人になった東京女子流の特別インタビュー

2017/07/23 に公開

2017年6月、3年振りのTOKYO IDOL FESTIVAL2017(通称:TIF)への出演を発表した東京女子流。2015年1月のアーティスト宣言以降、アイドル系イベントへの出演を一切していなかった中での突然の発表となり、TIF出演は多くの反響を呼んだ。

その後に公開された動画メッセージにて経緯や状況などを語っており、
「活動の幅を狭めてしまっていたので、活動できる場があればどんどん出ていく」
「アーティスト宣言は成功でも失敗でもない。良い経験になった部分もあった」
「アイドルでもアーティストでもどちらでもいい。見ていただく人の感じ方次第」
「再び武道館を目指していく」
と今の想いを伝えてくれた東京女子流。

▽動画メッセージはこちら
https://gyao.yahoo.co.jp/player/00071/v09969/v1000000000000003731/


当媒体では、昨年のTIF2016にて夢みるアドレセンス・志田友美さんとの夏限定ユニット“志田サマー新井サマー”として出演した新井ひとみさんへは取材を行っているが、東京女子流への取材は初となる。

▽TIFに向けた動画メッセージ
【TIF2016意気込み動画】志田サマー新井サマー

▽TIF2016の模様はこちら
【TIF2016レポート】新井ひとみ&志田サマー新井サマー


7月5日にリリースした最新シングル『water lily ~睡蓮~』のお話しも含め、今後の女子流について訊くべく特別インタビューを行った。


3年ぶりのTIF出演決定。アーティスト宣言から今までメンバーが考えていた事

――それでは、インタビューを始めます。よろしくお願いします。

一同:東京女子流です!よろしくお願いします。

――改めて、TIF2017出演決定おめでとうございます。これは…「お帰りなさい」でいいんですかね(笑)?

一同:そうですね。ただいま、です(笑)!

――先日の動画、拝見させて頂きました。まずは、“この動画が発表されるまで”をお聞きしたいです。アーティスト宣言をしてから発表に至るまで、ですね。

庄司芽生(しょうじ めい):(アーティスト宣言をしてから)明らかに自分たちが出演できるイベントが限られてきているなと感じていて。今までアイドルさんたちと一緒に出演してきたイベントが一切無くなって、「ライブをする場所が限られてくるんだ」ってすごく実感しましたね。

山邊未夢(やまべ みゆ):今まで出演していた夏フェス(TIFなど)もなくなって、宣言をした年の夏に出演したイベントは片手で数えられるぐらいになっちゃって…。でも、自分たちにとってプラスになる活動も多かったです。

――TIF出演も決まりましたが、アイドル系のイベントに出ようと決まったのはいつ頃でしょうか?

中江友梨(なかえ ゆり):4月に体制がガラッと変わってからですね。スタッフさんやマネージャーさんも変わって。7年間お世話になった方々だったんですが、それに動揺している暇もなく、今後について話し合いました。

新井ひとみ(あらい ひとみ):実は、地方にツアーで回っていたときに体制が変わる事を聞いたんです。ギリギリまで言うか言わないか悩んでいたそうなんですけど、本当に驚きました。7年間一緒にやってきたスタッフさんだったので新体制は不安だったんですけど、ここで止まっていられないなと。

中江:今の状況だと出演できる場所が限られ、「もっともっと見てもらってファンの方を増やしたい」という想いがあったので、私たち自身の気持ちを新しいスタッフさんにお話しして、先日の発表に至りました。TIFも、また出たいなと思っていたので。

――メンバーさんの意見をまとめて、スタッフさんにお話ししたんですね。では体制が変わった時に、メンバー内で大会議が行われたという事ですか?

庄司:スタッフさんから「TIFとかにも戻ってみたらどう?」と提案をもらいました。メンバーそれぞれが持ち帰って考え、その後に意見を言い合って、結果「出よう」とまとまりました。

一同:みんな、同じ意見だったよね。

中江:「このイベントは出る・出ない」のような“イベントの区別”をするのではなく、どのイベントにも出たほうがいい、となりました。イベントによって来るお客さんのタイプも変わるので、色んなお客さんに見ていただきたくて。それがみんなの気持ちでしたね。

――動画でお話しされていた「パフォーマンスができる場があるなら全部出たい」という事ですね。今後のイベントの方向性についてはお話しいただきましたが…ちなみに、“東京女子流として”は何か変わりますか?

庄司:女子流としては、今まで通りといいますか。そもそも、宣言してからもそんなに変わっていないんです。でもここ数年は“楽曲のジャンルの幅”や“自分たちのやる幅”が広がりました。セットリストを考えるようにもなりましたし。

――なるほど。その他、宣言をして良かった事を教えていただけますか?

山邊:今まで出た事がない、男性グループだけのイベントに女子流が出たりしましたね。そういうイベントではアウェイな空気もありましたが、おかげでアウェイでも女子流らしいステージをできるくらいに慣れて、メンタルもすごく鍛えられました(笑)。

 あとは、活動の中で“制作に携われた事”が自分たちの自信にも繋がりました。作詞をさせて頂いたり、ライブの構成を考えたり。私たちがお客さんに一番近い位置にいるので、ライブの構成を考えた時は、お客さんとの距離がグッと近づくような見せ方を意識しました。この2年は今後の女子流や自分自身にプラスになる事が多く、濃い期間でしたね。


山邊未夢


――そういう“自分で何かを創造する”というのが、アイドルとアーティストの違いかもしれませんね。アーティストを名乗った事でクリエイティブな意識も芽生えたとか。

庄司:そういう意識にもなりましたね。「自分たちから何かを作り出して、発信していかなくちゃいけない」と。昔より、自分たちの意見を出せるようになれましたし、客観的に自分たちを見て、より良くするにはどうしたらいいのかと話せるようになりました。


女子流、大人の夏曲をリリース。メンバーの“大人な一面”についても訊く

――自分たちで考えるようになり、この2年でグッと大人になったという事ですね。ところで、次回のシングルは“大人な夏”を感じるとお聞きしましたので(笑)。ニューシングルの話しに移りましょうか。

庄司:そうですね(笑)。7月5日に、東京女子流のニューシングル、ちょっと大人な夏を感じる『water lily ~睡蓮~』をリリースいたしました!

一同:イェイ!

庄司:“夏曲”と言っていますが、タオルを回したり飛び跳ねるような夏曲ではなく、大人な聴き方ができる曲で、聴くだけで夏を感じたり、涼しくなるような曲です。一人ひとりのパートも多くソロの歌声も楽しめるし、女性らしい動きのあるダンスも取り入れているので、どこをとっても見ごたえのある魅力的な1曲になっています。

――既に新曲はリリース・披露されていますが、お客さんの反応はいかがですか?

新井:「夜の浜辺で聴きたい」と言われますね。あとは、出だしのパフォーマンスが睡蓮をイメージしていて、上から見ると“咲いているところ”が綺麗に見れるんです。リリースイベントで各地を周らせていただいていますが、ショッピングセンターなど上の階から見れる場所では、すごく感激したという言葉もいただいて、高まりました。

――真上から見て映えるダンスって面白いですね。

庄司:あとは、「生で見たほうが、良さが伝わる」という言葉をいただきます。「MVももちろん良いけど、生で見る表情とかがまた違うので良い」と言って下さって。

――「生で見たほうが良い」は最高の褒め言葉ですよね。ちなみに…大人の夏曲をリリースしたという事は、“皆さんは大人”という事ですよね(笑)?

中江:そう…でもないですね(笑)。

山邊:微妙だよね(笑)。シングルの事がニュースサイトに載った時に「女子流史上、一番セクシー」というタイトルもあって…。初めて言われたのですごくびっくりして、パフォーマンス前は緊張していました。実際に披露した時は大人っぽさを感じていただけて、「セクシーだった!」「衣装がセクシーでどこを見たらいいかわからない(笑)。」という声も(笑)。

新井:今回の衣装は特徴的ですね。最近の女子流はスカート系が多かったんですけど、今回は皆が長いパンツで。

――白を基調とした衣装も久しぶりでは?

一同:久しぶりですね。

――昨年、新井さんにお会いした時はまだ高校生で制服を着ていらっしゃったので、今回“大人な夏曲”をリリースされ、さぞ大人になったんだろうなと楽しみにしていました(笑)。ちなみに、「大人になったな」と思うメンバーはいますか?

山邊:毎日一緒にいるからな~…家に帰るとき以外はいるもんね。

新井:でも、みんな大人になってるんじゃない?「考えが大人になったな」と思います。特に中江の発言が大人だなって感じる事が多くなって。メンバー同士で話す時は聞く側なのに、それ以外では発言するようになって。それに1つ1つの発言がかっこいいんです。自分も見習わなきゃって思っています。

中江:ハードル上げないで(笑)。

――毎日一緒にいると、プライベートな部分はわかりにくいですよね。それでは、“表現力”などスキル面ではいかがでしょうか?

中江:新曲のMV撮影の時に、1人ずつのリップシーンを撮影したんです。普段のメンバーを知っているから、「その表情とか仕草とか、どこで覚えたんだろう?」って大人っぽさを感じる事が多くて。

 …正直言うと、未夢から普段色気は感じられないんですけど(笑)、MVの時だけは色気を感じるんです。

庄司:わかる(笑)。

中江:みんな突然大人になる瞬間があるので、自分のバリエーションが無さ過ぎてどうしようって悩む時もあります。


中江友梨


――リップシーンってMV撮影の度にあると思うんですが、今までは感じなかったんですか?

中江:今回の『water lily ~睡蓮~』が大人っぽいイメージだからだと思います。メンバーの大人っぽい仕草や表情が見れました。

――ちなみに、中江さんは大人っぽかったですか(笑)?

新井:大人っぽい!美しかったし、綺麗だった!撮影の時「みんな綺麗だな」って思っていたので、それが作品になってファンの方や初めて女子流を見る方にMVをお見せする事が出来てすごく嬉しいです。

中江:ライブ中もお客さんに顔が向いているので、MV撮影の時しかメンバーの表情をしっかり見る事ができないんです。

――撮影の時って恥ずかしくないんですか?メンバーが見ている中、一人でリップシーンを撮るっていう。

一同:めっちゃ恥ずかしいですよ!

山邊:スタッフさんも見てますし、メンバーが野次を飛ばしてくる事もあるんですよ(笑)!でも撮影したものが作品になるので、気合を入れて挑んでますね。昔だったら、笑っちゃってたかも。

庄司:7年の成果だね(笑)。

中江:7年かけて野次に慣れました(笑)。

新井:でも、みんな本当に色んな表情ができているなって思いました。1stシングルのMVを撮影した時は何もわからずに撮影したので、「どんな表情をしたほうがいいんだろう」と、すごく難しくて。今は、事前に身振り手振りなどを各自で考えてきたり、アドリブにも対応できるようになったし、そういう部分が大人になったのかなと思います。


新井ひとみ


この夏を待ちわびる女子流の今後について

――今後はアイドル系のイベントにも出られるという事ですが、新井さんは昨年TIFにご出演されていかがでしたか?

新井:夏の大きなフェスといえばTIFだったので、久しぶりに出れて嬉しくて「(TIFって)やっぱ楽しい!」という気分を味わえました。今年はメンバーみんなで出られるので、楽しみにしています。

 昨年出た時はたくさんの方に声をかけてもらって、「女子流さんを見に行きます」と言ってくださる方もいて。今年はTIFで女子流をたくさんの方に見ていただく事ができるので、みんなで楽しめたら良いなと、そして楽しんでいただけるパフォーマンスをしたいと思います。

――ありがとうございます。“この夏の意気込み”はありますか?

庄司:この夏は「より多くの方に興味を持っていただきたい」という想いがあります。幅広い方に「女子流のライブってこんなに楽しいんだ」と感じていただき、一つ一つのライブを大切にして、自分達も楽しんで行きたいと思います。

――改めて、日本武道館でのワンマンライブを目標に掲げましたよね。いろんな場所・ジャンルで女子流を知ってもらい、武道館を目指していくんですね。

庄司:そうですね。一つの目標としては“武道館にもう一度立つ”という事なので。

――ちなみに、武道館はいつごろを目標にしていますか?

庄司:具体的な時期は決めていないんです。7年活動してきて思ったのは、「急にジャンプして飛び越えていく」よりも、「ちゃんと1段ずつ上ってたどり着きたい」という事です。確実に1歩ずつ前に進んでいきたいなと。


庄司芽生


――あとはアイドル系の話しですと、@JAM EXPO2017でsora tob sakanaとのコラボがありますね。

新井:(アイドル系イベントは)こういう事ができるので本当に楽しいです。

中江:この夏は楽しみな事ばかりなので、「皆さんに見に来て欲しいな」って想いが強いですね。

――ありがとうございます。では最後にメッセージをお願いいたします。

庄司:今年の夏はイベントへの出演も盛りだくさんですし、女子流としても“復刻版!定期ライブ”(過去の人気定期ライブをセットリストそのままに再現した公演)というのをやっていくので、初めての方も久しぶりの方も気軽に足を運んでもらって、また好きになってもらえたらなと思います。

 今年の夏は是非とも女子流のライブに来てください!お待ちしております!

一同:以上!東京女子流でした!






おまけ:女子流メンバーに訊く夏の思い出

――今年の“女子流の夏”を楽しみにしています。せっかくなので、夏の思い出やこの夏やりたい事などあれば教えていただけますか?

山邊:私は女子流に入る前、家族旅行で関西や九州へ旅行に行っていたんですけど、必ずユニバ(ユニバーサルスタジオジャパン)にも行っていたんです。本当に楽しくて、夏だから余計にテンションが上がって、1日中いたくなる場所です。

 女子流になってからは冬のユニバしか経験した事がないので、夏にも行きたいなと思っています。今はアトラクションがパワーアップしてるから、カッパとか買って持っていったほうがいいのかな…教えて?大阪の人(笑)。

中江:私は、ディズニーにメンバー全員で行きたいですね。実は、デビュー当時から言っていて、7年経つんです…。

山邊:平日は学校やレッスン、土日はお仕事とかで全く行けていなくて。

中江:ファンの方やスタッフさんからディズニーのチケットを貰った事もあるんですけど、何回もダメにしちゃって…(笑)。だから、本気で行きたいです。

庄司:私は、友梨が“サ上と中江”(サイプレス上野とのヒップホップユニット)というユニットをやっていて、去年の夏にそのダンサーとして大阪に行った事ですね。その時、友梨のお母さんに浴衣を借りて一緒に夏祭りに行ったんです。なかなか大阪のお祭りとか行けないし、友梨のお家にお泊りしたのも初めてで、すごく新鮮でした(笑)。

中江:私のおばあちゃんに着付けしてもらったよね(笑)。大阪の友達以外と大阪のお祭りに行くこと自体が新鮮だったので、すごく楽しかったです。

新井:私は家族で旅行する事が大好きで、女子流に入る前は大曲(秋田県)の花火大会に車で行くのが定番で。花火大会自体も大きいので色んなところから人が集まっていて、花火を見るのが大変なんです。

 去年はメンバー皆で神宮の花火大会のイベントに出演して花火も見れて。それがメンバーとの夏の思い出ですね。


■東京女子流 2017.7.5発売 23rd Single「water lily 〜睡蓮〜」

[CD+DVD] AVCD-83883/B  2,000(税抜)2,160円(税込)
CD
1. water lily 〜睡蓮〜
2. illusion
3. water lily 〜睡蓮〜 (Instrumental)
4. illusion (Instrumental)
DVD
TOKYO GIRLS' STYLE × GIRLS BAND ~赤坂屋内音楽堂~ [LIVE DIGEST]


[CD] AVCD-83884 1,000(税抜) 1,080円(税込)
CD
1. water lily 〜睡蓮〜
2. illusion
3. water lily 〜睡蓮〜 (PARKGOLF Remix)
4. water lily 〜睡蓮〜 (Instrumental)
5. illusion (Instrumental)


[Music Card+PHOTOBOOK] ※A4サイズ36Pフォトブック仕様
AVZD-83885  2,778(税抜)3,000円(税込)
1. water lily 〜睡蓮〜
2. illusion


■東京女子流詳細情報

東京女子流 オフィシャルサイト:
http://tokyogirlsstyle.jp

東京女子流 Twitter:
https://twitter.com/tokyogirlsstyle

東京女子流 Instagram:
https://www.instagram.com/tokyogirlsstyle/

東京女子流 LINE BLOG:
https://lineblog.me/tokyogirlsstyle/

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