2017/07/15 に公開
いつもは元気いっぱいステージ上で踊り走るアイドルがアコースティックで唄を聴かせる。普段は観れない彼女たちの姿を楽しめるイベント「第14回アイドル・シンガー・コレクション」が渋谷Gee-geにて開催された。
この日の出演者は、柚木美咲(LONDON BLUE)、大塚みか(渡瀬橋43)、夢積、石川彩楓(はちきんガールズ)の4組。このイベント初登場が3組というフレッシュな組み合わせだ。
トップバッターは【大塚みか(渡瀬橋43)】。「美人が多いまち」としても知られている足利市。その足利市の「あしかが輝き大使」、そして栃木県の「とちぎ未来大使」として活躍する「美人の国からやって来たご当地アイドル」渡良瀬橋43から、この日は大塚みかがソロでの登場となった。
ユニット名にも関係する森高千里の「渡良瀬橋」からライブはスタート。大好きだという中森明菜のカバー曲「DESIRE」「少女A」も交えながらのセットリストが続く。最近は昭和歌謡を歌うアイドルが増えてきているが、彼女もまた美しい歌声で昭和歌謡を披露してくれる。オリジナル曲では、足利織姫神社が舞台となった「星をさがして」、第100回足利花火大会の公式イメージソングにもなった「100年花火」となんとも夏らしい素敵な曲で爽やかな空気を呼び込んでくれた。
そんな渡良瀬橋43。現在「汐留ロコドル甲子園2017」では7月22日に汐留で開催される準決勝に進出している。その爽やかで美しい空気感を発揮し、是非とも決勝まで進んで欲しい。
2番手は【夢積】。等身大な詞と親しみのある曲の二人組ユニット。アイドルとの共演でも決して引けを取らないキュートなルックスで、作詞作曲を手掛けるボーカル&ギターの齊藤夢積。ベース、ピアノ、編曲と多彩な才能を見せる菅沼翔揮。YAMAHA主催 The 9th Music Revolution東日本ファイナルステージにてグランプリを受賞した実力派だ。
齊藤夢積の透き通った伸びやかな歌声と、心地いいメロディーラインによって、爽やかな「夢積」の世界観が広がっていく。今年の七夕ライブのために作ったという新曲「またね。」は出来立てホヤホヤ。初披露の時の仮タイトルは「七夕」だったそうだが、七夕の季節にしか歌えないということでタイトルを改めたというエピソードも披露してくれた。
この日はまだCDの準備がなかったのだが、是非とも早くCDを手に取りたい・・・そんな気分にしてくれるユニットだ。
3番手は【柚木美咲(LONDON BLUE)】。アイドルとバンド2つの顔を持つCool&Cuteなガールズユニット「LONDON BLUE」から、この日はリーダーの柚木美咲がソロで登場。初めて作詞・作曲したという「バリア」を含めて、ギターの弾き語りで力強く、そして伸びのある歌声を披露してくれた。全体的にバラード系でじっくりと聴かせる構成だったが、ラストは明るめの「I’m crazy for you」。柚木によるサビでの振り指導で会場は一体となって盛り上がった。
「LONDON BLUE」でのアイドル&バンド活動、そしてソロでの活動と多彩な才能を輝かせる
彼女だが、更に女優としての顔でも魅せている。8月5日から新宿シアターモリエールでおこなわれる、元モーニング娘。の新垣里沙主演の「りさ子のガチ恋♡俳優沼」にも出演するとのこと。
今後、その才能がどこまでの広がりを見せるか?非常に楽しみな逸材だ!
トリを務めるのは【石川彩楓(はちきんガールズ)】。このアイドルシンガーコレクションでは着座スタイルの会場の雰囲気もあってか、これまでしっとりとした曲中心のセットリストが多かったのだが、この日はアッパーなナンバーも披露してくれた。しかし、この会場は有線マイクしかなく、いつもの切れのある激しいダンスは難しい。この日は状況に応じてステージを創りあげる彼女の力を見せつけられた。
普段は会場全体が息が上がるほどのパフォーマンスで魅せる「がんばるココロに恋は咲く」。この日はゆっくりとしたミディアムテンポで歌い上げ、曲自体の良さを改めて気づかせてくれる。また、手振りだけでは表現しきれないダンス曲では、ケーブルがしなやかに舞っているかのようにそれを扱う。長年の経験だけではなく、一回一回のステージに真摯に取り組む姿勢がここまでパフォーマンスレベルを上げるものなのだろう。他にも「グリーンキッズ」などが久々に披露された。
次回開催は8月7日。出演者は、「こけぴよ」「今井宏美」「北島彩夏(乙女の純情)」「石川彩楓(はちきんガールズ)」。会場は同じく渋谷Gee-geにて開催される。
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