2016/09/21 に公開
アップアップガールズ(仮)(通称:アプガ)が11月8日に行う、アプガ初の日本武道館公演のソロコーナーを賭け、メンバー間で争う企画「アップアップガールズ(仮) Road to 武道館 そろそろソロで歌いたい」。
前回は予選である「横浜決戦」「吉祥寺決戦」をレポート。見事、森咲樹さんと佐保明梨さんが決勝へ進め、吉祥寺決戦の翌日である2016年9月17日、東京都・AKIBAカルチャーズ劇場で決勝戦が行われた。
▼予選の模様はこちら
アップアップガールズ(仮) Road to 武道館 そろそろソロで歌いたい【1.横浜決戦レポート】
アップアップガールズ(仮) Road to 武道館 そろそろソロで歌いたい【2.吉祥寺決戦レポート】
まずは、メンバー全員で新曲の『!!!!!!!!』と『ランランラン』を披露。
曲を披露したあとのMCでは、佐保さんの「昨日(吉祥寺決戦では)勝てるとは思わなかった」のコメントに、会場からは「いやいやいや~」と突っ込みが入り、すかさず佐保さんが「そんなウソ言わないですよ~」と切り返す場面も。昨日の結果から「楽しいのが一番かな~」「セットリストも考えて、楽しもうと思った」と、決勝に挑む意気込みが佐保さんの口から伝えられた。
古川小夏さんが「楽しそうにリハーサルしていた」と言うくらい、佐保さんが楽しんでいる姿が伝わったようだ。
一方、森さんは当たりたくない相手である佐保さんと決勝で当たった事に対するプレッシャーに負けそうになりつつも、準備期間が1週間あったので、楽しめるステージを考えている事が伝えられた。
そして、今回の司会進行役としてお笑い芸人・サミットクラブの静 恵一さんが登場。
順番はジャンケンで決められ、1番手は森さん、2番手は佐保さんになった。
古川さん、関根梓さん、新井愛瞳さんから、「森さんは緊張しまくっていたけど、佐保さんはリラックスしている」という、この決勝に挑む対照的な二人の姿が裏話として披露された。
まず、1番手の森さん。
森さんの好きな曲でもある『ストレラ!~Straight Up!~』を披露。
MCでは「ソロを歌いたいという目標があって、歌メンでもないし、センターでもないし、一番人気でもないけれども、割とオチに持っていく森ティだけども、どんでん返しをしたいなと思って。こんな森ティでも出来るんだぞっ!ソロでも歌えるんだぞっ!と、沢山の人に観てもらいたい」と高らかに宣言した。
『メガ モリッ!ma vie!!』では、前日にTwitterでファンに「日本武道館に向けての言葉」を考えて欲しいという呼びかけをしていたが、サビの部分をこの言葉で叫んでもらおうという企画が突然発表された。(当然、会場にいたファンはザワザワしていた)客席に集まった森さんのファン(緑の仮Tシャツを着た人たち)が森さんの指名を受けて、1番と2番の各担当を森さんが次々と決めていった。森さんが「こういうのチャンスだよっ!」と訴えながら、森さん以外のファンも指名していった。
指名された人たちは、思い思いの気合いのひと言を森さんが向けるマイクに向かって叫び、会場は大きな歓声に包まれ、無事に『メガ モリッ!ma vie!!』を歌い終えた。(このパフォーマンスを客席後方で見学していたアプガメンバーは大爆笑だったのは言うまでもない)
ソロを勝ち取ったら、「(自分が)作詞をした曲を日本武道館で歌いたいなぁ」と夢を語った。
森さんがラストに選曲したのは、新曲の『君という仮説』。新曲をソロで披露するチャレンジを、あえてこの場で実行する森さん。
アプガファミリーとの想いでの詰まった写真に歌詞をのせたスライドを準備。会場に集まったファンと一緒にサビの練習が行われた。会場が一体になったところで、曲がスタート。
『君という仮説』で会場全体が一つになり、森さんはステージを後にした。
次に、2番手の佐保さん。
『メチャキュン♡サマー ( ´ ▽ ` )ノ』『End Of The Season』『夕立ち!スルー・ザ・レインボー』と人気曲3曲を立て続けに披露。
特に『メチャキュン♡サマー ( ´ ▽ ` )ノ』がこの決勝で披露されるとは誰も予想しておらず、イントロが流れた時に大きなどよめきが起こった。
前日の吉祥寺同様、ノンストップで曲を披露すると思ったが、この決勝では佐保さんの口より、武道館ソロに対する想いが告げられた。
「アプガになって6年目、ハロプロエッグで12年。やっと掴んだ武道館でのステージで観てもらいたい人がいっぱい居て。今まで一緒に頑張ってきた仲間にも見て欲しいと思ってて、アプガメンバーだけではなく、ハロプロエッグで頑張ってきた仲間にも頑張っている姿を見て欲しい」と語り、決意表明として、ハロプロエッグ時代の曲『みんなのたまご』を披露した。
この曲は、ハロプロエッグ時代の佐保さんを知る人なら知っている曲。アプガの佐保さんになってからはハロプロエッグ時代の曲を披露する事がなかった為、曲名が発せられた時に、会場からどよめきが起こった。佐保さんは、軽快なステップで思い出の曲を披露し、”あの頃”を多くの人に思い出させてくれたに違いない。
そして、”いま”の佐保さんの曲でもある『Abyssal Drop』のメロディが会場に響き渡った。『みんなのたまご』とは全然違うメロディラインで、シュッとした格好良い佐保さんの姿がそこにはあった。
ラストは『チョッパー☆チョッパー』。最後の曲を、明るく元気に会場を巻き込みながら披露してくれた。なお『チョッパー☆チョッパー』定番の「佐保バン」は、歌いながら激しい振りをする荒技であった。
「私の思いはすべてぶつけました!」と高らかに宣言して、佐保さんはステージを後にした。
再びメンバー全員と司会の静さんがステージ上に集まり、すぐさま投票に移った。決勝戦の振り返りMCで、佐保さんは『メガ モリッ!ma vie!!』が好きな曲らしく、『君という仮説』でのスライドも「大学生じゃないと出来ない...」とコメント(森さんは今年大学を卒業した)。森さんも「明梨がんばれー」と思って応援していたと語る。一方、古川さんも『メガ モリッ!ma vie!!』のサビで、「私もソロで歌いたいんだーー!」と叫んでうるさかった事が新井さんから紹介された。
応援中のメンバー
開票時間中には、7人全員で『セブン☆ピース』と『Runway』を披露した。その後、アプガメンバー、会場に集まったファンが固唾を呑んで見守る中、結果発表が行われた。
結果、佐保さんが見事に武道館のソロコーナーの切符を手にした。僅差であった。
発表直後にステージで崩れ落ちる森さん。名前が呼ばれて、やや放心状態になる佐保さん。ソロ対決を終えて安堵の空気が漂う中、涙ぐむ関根さん。それぞれのソロコーナー獲得に向けた戦いは、佐保さんの優勝というかたちで幕を閉じた。
佐保さんは「本当に武道館に立てるってだけでもすごい事だし、まさか一人で立てるって事は思っていなかったし、すごいビックリなんですけど、投票してくださったみなさんも悩んだと思うし、予選でも僅差だったし、みんなの想いを背負って歌わなきゃいけないし、沢山の人にしっかりと日本武道館のステージで歌っている姿を見てもらえるように頑張りたいと思います」と告げられた。
森さんは「悔しいですけど、、、やっぱ歌いたかったんだもん。でもでも勝負だから、、、(佐保さん)頑張ってね。悔しいです。悔いはないです。研修生の頃から頑張った仲間に頑張って欲しいなと思います。明梨を応援したいと思います」と、森さんの精一杯のメッセージが佐保さんに告げられた。
ラストは『君という仮説』で締めくくられ、3日間にわたった日本武道館でのソロ争奪戦は幕を閉じた。
アプガメンバー7人のソロに対するアピールは7種7様で、森さんと佐保さんも僅差で決勝に駒を進めており、ファンも「自分の推し」だからと言う理由で投票をしたのではない事が確認出来たと感じている。
7人の武道館に対する想いはとても純粋で、ファン、メンバー、スタッフなど多くの心に届くものであったと思う。この多くの人の期待と夢を背負って日本武道館のステージにソロで立つ佐保さんのステージは、きっとアプガの歴史に刻み込まれる瞬間になる事は間違いない。
武道館公演まで約50日。着実にチケットの販売も推移しており、2階席の発売も発表された。
これから日本武道館に向けて、陸の孤島や対バンライブ、仙台、大阪、名古屋、東京でのソロライブが予定されているが、全速力で駆け抜けるアプガの”いま”を日本武道館の前に一度は観ておきたい。
【セットリスト】
M-1.!!!!!!!!
M-2.ランランラン
<森咲樹ソロコーナー>
M-3.ストレラ!~Straight Up!~
M-4.メガ モリッ!ma vie!!
M-5.君という仮説
<佐保明梨ソロコーナー>
M-6.メチャキュン♡サマー ( ´ ▽ ` )ノ
M-7.End Of The Season
M-8.夕立ち!スルー・ザ・レインボー
M-9.みんなのたまご
M-10.Abyssal Drop
M-11.チョッパー☆チョッパー
<メンバー全員>
(集計開始)
M-12.セブン☆ピース
M-13.Runway
(結果発表)
M-14.君という仮説
※M-1~2、M-12~14 アプガ全員によるパフォーマンス
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