2016/03/26 に公開
2016年3月5日から12日にかけて、「東日本大震災復興支援ライブ行脚」を行った、鹿児島県のご当地アイドルユニット・S☆UTHERN CROSS。
毎年行っているというこの活動は、ホームグラウンド鹿児島から始まり、全国各地を周りながら義援金を募り、気仙沼市役所に直接義援金を届ける、というもの。
無事7都市を周り、気仙沼市役所へ義援金を届けたS☆UTHERN CROSSメンバー。東京に訪れた際、南麻布ラボ(ファンドリーの運営会社)に寄っていただいた彼女たちへ、特別インタビューを行った。
鹿児島から出発し、遠く離れた宮城まで。東日本大震災復興支援ライブ行脚とは?
--まずは、自己紹介をお願いします。
一同:みなさん、おやっとさーです!私たちは薩摩撫子、S☆UTHERN CROSSです!
もりさ:平日OL、土日はアイドル!S☆UTHERN CROSSの姉御キャラ、OLアイドルのもりさです。
しおり:しーちゃんスマイルでみーんなをはっぴーにぃ~☆しおりです。
まい:寒い冬でも大好き!自称しろくまPR大使、「まいきゅん」こと、まいです。
--さっそくですが、今回わざわざ遠くからいらっしゃった理由を聞かせてください。
もりさ:「東日本大震災復興支援ライブ行脚」を行いました。
しおり:各地を周りながら、東日本大震災の復興の為の義援金と、横断幕へのメッセージを集めて、宮城県気仙沼市の市長さんに届ける為の活動をしてきました。
まい:今回、義援金やメッセージの呼びかけを行ったのが、熊本、広島、岡山、大阪、名古屋、東京です。
--約1週間、各都市を周られたんですね。各地での思い出を聞かせてください。
もりさ:平日のライブも多かったんですが、たくさんのアイドルさんがご賛同してくださって、そしてファンの方もお仕事なのに会いに来てくださって。
まい:ライブをやっていく中で、「俺らには何もできないけど、S☆UTHERN CROSSが想いを届けてくれるなら」とたくさんの方に応援いただいて。皆さんの想いを背負って、全力で伝えていかなきゃと思うと、身が引き締まりましたね。
しおり:毎年行っていて今回で4回目なんですけど、横断幕のメッセージが毎年毎年増えていて。今年は書ききれないほどに増えて、嬉しかったです。
もりさ:グッズ販売などの売上や入場料を、義援金に当てさせていただいたので、たくさんの義援金をお渡しする事ができました。
まい:参加いただいたアイドルさんから義援金をいただく事もあって、人と人の繋がりは素敵だなって感動しましたね。
もりさ:いつもは自分たちだけで行っていますが、今年は大阪を拠点に活動されている「Re:birth」さんと一緒に周って、メンバー間の仲も良くなりました。各地での呼びかけにも協力してくださって、心強かったです。
--各都市で、地元のアイドルさんと一緒にライブをされたんですか?
もりさ:はい、各都市3~4組くらいですね。
--では、多数のグループさんが参加してくださったんですね。壮大ですね。
もりさ:行脚の前にも、いろんなアイドルさんにご協力いただいて、「横断幕にメッセージ書くよ」って言っていただける方も多くて。
もりさ
被災地を訪れて感じた事とは?
--届けた時のお話しを聞きたいです。しおりさんとまいさんは毎年行っていて、もりささんは今回が初めてですよね。
まい:目で見て変わったなって思うところが、以前は瓦礫が残っていたり、建物が建っていない、という土地が多かったんですが、今年はプレハブが少なくなっていたり、道路整備もされていて車の通りが多くなった事ですね。
そして、以前は(震災について)涙ながらに話される方が多かったんですけど、今は、東日本大震災を経験していない自分たちより若い世代に、どうやって伝えていくべきなのか、みんなで考えている印象でした。
しおり:初めて行脚で行った時に、「おのでら茶園」さんに震災の事を話してもらって。毎年会いに行ってるんですけど、私たちの事を覚えててくれて、帰ってきたように思えて。お別れの時も、「また来年待ってるよ」って見送ってくださって、私たちも元気と笑顔をもらっています。少しでも復興の力になれればなって思っています。
まい:気仙沼市の市長さんからのお話しで、「観光に来て現状を知ってほしい」「そして、それを発信してほしい」とあったのですが、復興に対しての強い思いがとても印象に残っています。
もりさ:私は動画や写真でしか観た事がない場所で、正直想像がつかなかったんですが、当時のまま残されている建物も多くて、現状を知る事ができました。
それにも増して、地元の方々がすごく明るくて、「未来に向かって今後どうしていくか」を考えている事が印象に残っています。
そして毎年の航空写真を見せていただいて。震災の後、まず平地に戻して新しく街を建てているんですが、「次に津波が来た時、被害をゼロにしよう」と、未来の子供たちの為に1から考えて作っている事を考えているなと見て取れて。
訪れる前の印象と比べて、この街の人たちは強いんだな、明るいなって感じました。
しおり
日本を横断したハードな行事。それをやり切った秘訣とは?
--鹿児島から宮城まで車での行脚は、正直大変ではなかったですか?
もりさ:皆さんから、大変だよねって言われるんですけど、意外と始まってみたらワイワイしてました。
まい:夜中移動が多かった事は辛かったんですけど、ライブ終わってグッズ販売の時に「サザ☆クロが頑張ってるから勇気をもらった」「こういう活動をやってくれているから、一生懸命宮城県まで応援したい」と言ってくださる方も多くて、私たちの支えになっていました。
しおり:義援金を届けた事を報告した時も、「届けてくれてありがとう」って言ってくださって。
まい:各地のアイドルさんや運営さんの力も支えになっていました。
もりさ:現地の方の言葉が本当に支えでした。「お腹空いた」「眠い」はありましたけど(笑)、「苦しい」「辛い」「止めたい」という事はなかったです。市役所に届けた時はやり切ったなって思いましたね。
途中で一人インフルエンザにかかってしまい、4名で行けなかった事は残念でしたけど、メンバー全員分、そして各地の方々の想いを届けようと思って頑張れました。
まい
鹿児島発のS☆UTHERN CROSSが、なぜ被災地を訪れるようになったのか
-- S☆UTHERN CROSSは、鹿児島発のグループですよね?
もりさ:そうですね。鹿児島でライブを行ったり、お祭りなどイベントに参加したり。
まい:鹿児島県が行っている、鹿児島をPRするイベントに出演させていただいたり。
もりさ:もともとは観光PRアイドルとして立ち上げたので、メンバーが企画した鹿児島を案内する「かごまちツアー」を開催したり、手作りの新聞を配ったり。地域密着で、「南九州から全国を盛り上げる」という気持ちで、全国へ鹿児島の魅力を発信しています。
--鹿児島のアイドルであるS☆UTHERN CROSSが、宮城県に義援金を届けに行こうと思った経緯を教えてください。
まい:私たちの結成が、ちょうど震災の時期で。最終オーディションが、2011年3月13日だったんです。
そして、鹿児島も、新燃岳の噴火があった時にいろんな県の方に助けていただいて。その恩を返したいという想いもありましたし、宮城県で活動されているSCK GIRLSさんと出会った事、これがきっかけでした。
もりさ:SCK GIRLSさんから、復興がまだまだという現状を聞いて、力になりたいなと思って。
鹿児島をもっともっと盛り上げたい!サザ☆クロの想いとは
-- S☆UTHERN CROSSの目指すところを教えてください。
もりさ:今後は、もっともっと全国的に知名度を上げて、「鹿児島のS☆UTHERN CROSS」「S☆UTHERN CROSSと言えば鹿児島」と言ってもらえるようになりたいです。
メンバー間でよく言うのが、「鹿児島の特産品になりたい!」ということですね。芋焼酎や桜島大根など、鹿児島を代表する特産品の中にS☆UTHERN CROSSが入ったらなと思いますし、鹿児島のPR大使にもなりたいと思っています。
私たちに会いに、鹿児島へ来てくださる方を増やしたいですね。
まい:私たちに会いに鹿児島へ来て、そして鹿児島を観光してもらう、というのが目指すところですね。
もりさ:「全国一のご当地アイドル」と言われたいです。武道館など大きなステージを目指す事はもちろんですが、鹿児島を盛り上げつつ、でも全国で通用するパフォーマンスをするグループを目指したいです。
--では、全国へS☆UTHERN CROSSを広めるべく、今後も全国各地での活動は続けていく?
もりさ:そうですね。一番の目標は、実はアジアを目指していて。私たちの公式サイトは、southerncross.asiaとなっているんですけど、日本じゃなくアジアの代表になりたいと思っていますし、鹿児島を背負いながら、外国にも鹿児島の良さを発信していきたいです。
特に韓国は鹿児島から一番近い国なので、韓国の方はもちろん中国・台湾・香港などもっとアジアの方に来てもらいたいですね。
鹿児島アイドルが鹿児島の魅力をPR!
--鹿児島だけの魅力を教えてください。真っ先に思い浮かぶのは芋焼酎ですが。
もりさ:芋焼酎は銘柄数が1000以上、蔵数も100を超えています。それ以外にもサツマイモ、そして温泉が有名です。
源泉数は大分と1位を争っているんですけど、「県庁所在地がある市の源泉数」は鹿児島市が一番多いんです。つまり、観光に来た時に手軽に行ける温泉が多いという事です。
きびなご、黒豚、黒牛、黒薩摩鶏だったり、食べ物も美味しいです。
観光地で言えば、指宿の砂むし温泉、坂本龍馬も訪れた霧島温泉郷、世界遺産の屋久島だったり奄美群島だったりと魅力的な島が多い事、あとは先日世界遺産に登録された、鹿児島市内の仙巌園とか。
明治維新の中心となった地なので歴史も深くて、西郷隆盛や篤姫、大久保利通など偉人が輩出された地なので歴史を学ぶには避けて通れない、明治維新マニアには来てもらいたいですね。
まい:歴史あり、食べ物も美味しくて、自然もあり、景色も綺麗ですしね!
もりさ:そしてS☆UTHERN CROSSが楽しいライブをする街!南九州イチの繁華街と言われている天文館を拠点に活動していて、天文館のPRアイドルとしてもやっているので、もっと盛り上げられるようにしたいなと。
まい:そして私は、かき氷の「しろくま」をすごい推してるんですよ!全国的に、「しろくま」って言うと「コンビニに売っているのでしょ?」って言われるんですけど、もっと大きくて、もっと可愛くて、もっとフルーツがたくさんあって、上から見ると本当にしろくまの顔をしている、愛くるしく美味しくて寒い冬でも熱い夏でも失恋した時でもデートした時でも、どんなシチュエーションにも合うんです。鹿児島に来て、本場のしろくまをみんなに味わってもらいたいです。
もりさ:そのしろくまをPRすべく、『しろくま♥ランデブー』という曲の作詞をお手伝いをしました。鹿児島のワードをギュッと詰め込んで、振り付けはラッキィ池田さんにしていただける事になり、めちゃめちゃ張り切ってます。
--まいさん、私情入ってませんか?(笑)
まい:大丈夫です!(笑)
もりさ:彼女だけでなく、県民みんながプッシュしてるので!
まい:そして『しろくま♥ランデブー』にはRAPがあるんですけど、そのRAPは鹿児島弁満載です。
もりさ:鹿児島あるあるが詰め込まれています。
サザ☆クロが言われて嬉しい鹿児島弁は?鹿児島弁講座
--せっかくなので、鹿児島弁を教えてください。実用的なものを教えてほしいので、「女性が言われて嬉しい言葉」でお願いします。
もりさ:「わっせすっじゃっど」ですね。「わっせ」が「すごく」、「すっじゃっど」が「好き」という意味です。これを言われたら嬉しいですね。
--大好きです、って事ですもんね。
しおり:「よかおごじょ」って言われると嬉しいです。「よか」が「良い」、「おごじょ」が「女の子、女性」という意味です。
--なるほど、素敵な女性ですね。
もりさ:男性への場合は、「よかにせ」と言います。「にせ」は「顔」という意味です。
--「良い顔」という意味なら、女性へも使えませんか?
もりさ:女性への場合は「よかおごじょ」ですね。なので、「よかにせ」に「よかおごじょ」って言われると嬉しいです(笑)
一同:(笑)
--お話しありがとうございました。
「噴火があった時にいろんな県の方に助けていただいて。その恩を返したいという想いもありました」という言葉が特に印象に残っており、人と人との繋がりを大事にしたいという想いが強かった。
全国各地のグループやファンと、支えあいながら成長していく彼女たちに今後も注目したい。
▼チェキプレゼント ※3/29 23:59までの申込みを対象とします。
南麻布ラボで撮影した、サザン★クロスのチェキを抽選で3名様にプレゼント!
ご希望の方は、以下2つをご対応ください。
1.ファンドリーのTwitterをフォロー(@FandollyJP)
2.この記事のURLを添えてツイート
※DMでの連絡をもって、当選とさせていただきます。
▼東日本大震災復興支援ライブ行脚スケジュール
◆日程:
3月5日(土)鹿児島⇒AMUSTAS鹿児島市金生町2-14金生クリスタルビル8F
6日(日)熊本⇒とらい☆あんぐる 熊本市中央区下通1-7-8ナイトビル2F
7日(月)広島⇒ミスカラ舟入店 広島市中区舟入南4-20-16イエローハットシティ広島3F
8日(火)岡山⇒HBカフェ 岡山市北区表町3-15-12
9日(水)大 阪⇒堀江Goldee 大阪市西区北堀江1-23-21-3F
10日(木)名古屋⇒新栄DAYTRIVE 名古屋市中区東桜2-22-14キングビル3F
11日(金)東 京⇒mismatch池袋 東京都豊島区東池袋1-44-10タイガースビル1F~ライブ終了後そのまま気仙沼市へ直行
12日(土)宮城県気仙沼市役所
▼S☆UTHERN CROSS Official WEBSITE
http://www.southerncross.asia/
▼S☆UTHERN CROSS Official Twitter
http://twitter.com/scasia2011
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