このエントリーをはてなブックマークに追加

日向坂46『ひなくり2020』に感じた“音楽劇”的要素 ライブ×演劇で発揮されるグループ独自の強み

2020/12/29 に公開

日向坂46が12月24日、配信ライブ『ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~』を開催した。公演全体を一本のストーリーにするコンセプチュアルなライブは日向坂46の得意とするところだが、とりわけ『ひなくり』には明るくポップな物語性が現れる。今回は前年の『ひなくり2019』の物語を引き継ぎつつ、“空の世界に住むサンタクロースたち”の新たな冒険が上演された。

 一年前と大きく違うのは、新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて、会場に観客を入れないオンライン配信のみの開催となったことだ。それは同時に、東京ドーム公演の大きな節目を観客と分かち合う至福の瞬間がペンディングされたことも意味する。この状況下で行なわれた『ひなくり2020』では昨年の世界観を踏襲する一方で、かつて観客と空間を共有してきた記憶、そしていつか再びライブ会場を共にする日への期待が、演出の端々にうかがえた。

facebook シェア twitter google+ このエントリーをはてなブックマークに追加

ロピロピ TOP > 日向坂46『ひなくり2020』に感じた“音楽劇”的要素 ライブ×演劇で発揮されるグループ独自の強み

ページトップへ