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清竜人25とAwesome City Club、初期コンセプトをめぐるそれぞれのやり方

2015/09/25 に公開

清竜人25というアイドルグループを一言で言い表すとすれば、やはり「一夫多妻」というキーワードが浮かび上がる。

 「恋愛禁止」が基本の女性アイドルシーンにおいて「一夫多妻」というコンセプトを提示することは間違いなく刺激的なやり方ではあるが、ここで注意したいのはおそらくすべてのリスナーがこの「一夫多妻」について「つくり話である」というのを認識していることである(当たり前と言えば当たり前だが)。清竜人25の「一夫多妻」は世間のアイドルを取り巻く空気を逆手にとって生み出された(と思われる)「設定」であり、ステージ上で清竜人と「夫人」が絡んだとしても、あくまでもそれは「演技」と同じ類のものとして扱われる。このあたりの仕組みについて積極的に発言している『「アイドル」の読み方:混乱する「語り」を問う』の著者である香月孝史は、リアルサウンドでの連載「アイドル論考・整理整頓」において清竜人25の「一夫多妻」に「個々の楽曲の前提として用意されたこの大きな嘘」という表現を当てている

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