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第13回「idol singer collection(アイドルシンガーコレクション)」ライブレポート

2017/06/30 に公開

いつもは元気いっぱいステージ上で踊り走るアイドルがアコースティックで唄を聴かせる。普段は観れない彼女たちの姿を楽しめるイベント「第13回アイドル・シンガー・コレクション」が6月5日(月)に渋谷Gee-geにて開催された。

この日の出演者は、北島彩夏(乙女の純情)、二木蒼生(こけぴよ)、式紗彩、石川彩楓(はちきんガールズ)と、それぞれが非常に歌唱力はあり、そして特徴的な4名がそろった。


トップバッターは【北島彩夏(乙女の純情)】。

歌うまアイドルが集う本イベントでは常連になってきており、毎回絶品の昭和歌謡を聴かせてくれる。この日、初披露となる中尾ミエの「可愛いベイビー」では、新しいカバーを期待していた観客もさすがに「まさかこの古さ」という面持ちだった。続いて、すでに彼女の代表曲ともいえる「まちぶせ」はまるで持ち歌のような完成度だ。この一曲を聴くだけでも彼女のライブに来る価値がある。この日、石川ひとみさんのファンだという方からCDとメッセージが贈られていたのも印象的だ。

最後に披露してくれたオリジナル曲は、「Happiness」と「ツナガルココロ」のバラード2曲。この2曲も是非ともCDを出して欲しい名曲だ。

<セットリスト>
六本木純情派
可愛いベイビー
夏のお嬢さん
まちぶせ
Happiness
ツナガルココロ


北島彩夏(乙女の純情)


続いての登場は【二木蒼生(こけぴよ)】。前回は5人での出演だったが、ソロとしては初登場。

スタートの「少女A」は、まだ15歳とは思えないほどの落ち着きと非常に大人っぽい世界観を醸し出す。ちなみに、この曲を選んだ理由は自身の名前の「あおい」のイニシャルが「A」だからとのこと。

次に中島みゆきの「時代」を披露してくれる。この曲自体を彼女はもちろん知らなかったそうだが、周囲から「合うから歌ってみたら」と勧められ、それがキッカケで大好きになったそうだ。そして終盤にかけて、幼い時からミュージカルスクールに通っていたその実力を発揮する。ミュージカル調にアレンジされた曲をその高い歌唱力で歌いこなし、会場全体を魅了していく。この表現力はおそらくこの年代では日本のトップクラスではないだろうか。

<セットリスト>
少女A
蒼いうさぎ
時代
Part of your world
Breave?人魚のように
黒猫のタンゴ


二木蒼生(こけぴよ)


3番目は初登場となるシンガーソングライターの【式紗彩】。大学院で数学を専攻する、いわゆる「リケジョ」だ。

この美形でリケジョのシンガーソングライターが歌う曲名は「君しか導けない方程式」「エビフライの尻尾」「180°」といったなんともユニークなものばかりだ。特に彼女は「素数」に拘りがあるらしく、給水を取っているとファンから「飲んでる姿も素数!」とのコールが飛ぶほど。24歳の誕生日に、大好きな素数・・23歳にさよならする寂しさを歌った曲「さよなら素数」では、「次の幸せに向かって」という前向きな想いが綴られている。

しかし、曲のタイトルのユニークさに増して、バラードやPOPなナンバーも幅広く歌いこなし、とても楽しいステージを見せてくれた。
ちなみに、生年月日の1993年3月13日と身長163センチは全てが素数だとか。

<セットリスト>
ひとりで
君しか導けない方程式
エビフライの尻尾
さよなら素数
180°


式紗彩


最後は【石川彩楓(はちきんガールズ)】。

この日の渋谷はゲリラ豪雨に襲われた。強い雨のなか強行して来場された方もも多かったのだが、その来場者を気遣うように「雨のスクリーン」から始まる。本人いわく、「この日の雨を見越しての選曲なのだ」とか。
続いて、あるファンの方からのリクエストに応えたという「手をつないで」を久々に披露する。曲中に「横の人と手を繋いで!」と観客を促し、全員が一体となってステージを創りあげる。

ちなみに、彼女の魅力は歌の上手さもさることながら、爆笑続きのMCがなんとも楽しい。この日も「終盤に遡る(さしかかる)けど、心のメンタルをついてきてください。内心の奥底はエンジョイやき」と土佐弁全開の爆笑MCが炸裂する・・・雰囲気しか伝わらないがそれがいいんだ(笑)。

<セットリスト>
雨のスクリーン
手をつないで
ほほえんで歩こう
友達のままだよ
負けないチカラ Piano Ver


石川彩楓(はちきんガールズ)


次回開催は7月11日。出演者は、夢積、柚木美咲(LONDON BLUE)、大塚みか(渡良瀬橋43)、石川彩楓(はちきんガールズ)。会場は同じく渋谷Gee-ge。

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