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豪華コラボがカルチャーズを沸かす!TOKYO IDOL LIVE Vol.22レポート【ライブ編】

2016/05/27 に公開

2016年5月22日、東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて、「TOKYO IDOL LIVE Vol.22 TILプレミアム『祝!TIFコラボライブ開催!』」が開催された。

この日出演したアイドルグループは、アイドルネッサンス、PASSPO☆、ベイビーレイズJAPAN、風男塾(ふだんじゅく)、lyrical schoolと、錚々たるメンツ。このラインナップをステージが近い箱で観れるのは贅沢というもの。

この日は2部構成のライブの他に、TOKYO IDOL FESTIVAL(以下、TIF)当日に行われるコラボステージに向けた抽選会も行われた。
※合わせて、ニコニコ生放送でその模様が中継された。

本記事では、ライブの模様をお伝えする。

▼抽選会の模様はこちら
TOKYO IDOL LIVE Vol.22レポート【抽選会編】


【1部 12:30開演】
出演:ベイビーレイズJAPAN、アイドルネッサンス、PASSPO☆

まずは、ライブの観覧注意事項アナウンス(通称:影ナレ)で始まるのだが、さっそくTILだからこそ実現できる、「プレミアムな」影ナレが行われた。

ベイビーレイズJAPANの高見奈央さん、PASSPO☆の増井みおさん、アイドルネッサンスの南端まいなさんによる、「スペシャル影ナレコラボ」が実現。

わざとらしく可愛い声を出す高見さん、「しゅしゃいしゃ(主催者)」と滑舌悪く喋る増井さん、先輩2人の自由っぷりに振り回されつつも、もともと幼い声なので普通に喋るだけで可愛い南端さん。そんなベストマッチングな3人に場内は笑いに包まれ、ライブの開始を待つ。


■ベイビーレイズJAPAN

前日に全国ワンマンツアーのファイナルを終え、「4日間69時間にわたる主催フェス開催」「JAPAN EXPO出演決定」の発表がされた直後という、ホットな話題で巷を賑わせている時期に登場した、ベイビーレイズJAPAN(以下、ベビレ)。

精力的に活動し楽曲の多い彼女たちだが、この日は「ロック」と「ポップ」をミックスしたようなセットリストに。

発売を3日後に控えた新曲『閃光Believer』(5月25日発売)の披露も勿論あり、代表曲の1つ『栄光サンライズ』は歌詞を会場とコール&レスポンス。
そしてベビレの疾走感溢れる曲で場を盛り上げる一方、『チャリンコアイドル』『虎虎タイガー!!』など、初めて観る人にも聴きやすい爽やか・可愛い系の曲も織り交ぜて展開された。

なお、ライブ中にヘアバンドを放り投げる事の多い高見さん。この日もしっかり放り投げたのだが、これが後々のステージで関わる事に…。


今回はコラボライブという事で、普段のMCにはない他のグループに関するトークやエピソードが繰り広げられた。

PASSPO☆については、ツーマンライブをするくらいの仲だと語る。前日の「@JAM 2016」もPASSPO☆メンバーが観に来たらしく、玉井杏奈さんから「(感動しすぎて)涙腺ガバガバだった」とライブの感想を貰った事が語られた。

アイドルネッサンスについては、宮本茉凜さんが高見さんのTO(トップオタ)である事が語られた。宮本さんは当日、高見さんの生誕Tシャツを着用してきており、メンバーを驚かせていた。


▼セットリスト
M1 チャリンコアイドル
M2 ロックオンダーリン
M3 閃光Believer
M4 栄光サンライズ
M5 虎虎タイガー!!
M6 ベイビーレイズ





■アイドルネッサンス

体調不良で石野理子さんがお休みとなり、5人体制で臨んだアイドルネッサンス。ソロパートが多い楽曲が多くメンバーが休んだ際の対応が気になるアイドルネッサンスだが、5人でもすぐに対応できるのはさすがの一言。

幅広い楽曲をカバーし、いつも多彩な顔を魅せるアイドルネッサンス。当日は『ドカン行進曲(己編)』で愉快に始まり、昨年のTIF全ステージで披露した夏曲『夏の決心』等で場を暖め、1stシングル『17才』で締めた。

今年で3年目となるTIFだが、コラボステージへの参戦は初。先輩グループであるベビレとPASSPO☆に挟まれ緊張しながら、中高生らしい初々しい姿を見せていたのが印象的だった。なお、清純そうな雰囲気を持つアイドルネッサンスは、PASSPO☆の増井さん曰く「みんな朝ドラ顔」との事。思わず納得する会場。

そしてMCでは、6月11日に行われる日本消防会館(ニッショーホール)でのイベント告知がされ、南端さんが恥ずかしがりながら「待ってるにゃ」と締め、会場とニコ生が沸いた。


▼セットリスト
M1 ドカン行進曲(己編)
M2 夏の決心
M3 YOU
M4 恋する感覚
M5 17才







■PASSPO☆

ロックとポップで場を沸かせたベビレ、清純な魅力に溢れたアイドルネッサンスに対し、PASSPO☆は大人の魅力を見せつける、『WANTED!!』からスタート。そして、観客と一緒に振付を楽しむライブでの人気曲『マテリアルGirl』と続いた。

玉井さんに客席へ落とされる、藤本有紀美さん


注目したのは、当日登場したグループの中で一番年長ながら、少しでもPASSPO☆の事を知ってほしいと、メンバー一人ひとりを紹介した曲『7's Up』が披露された事だ。
先日の代々木フリーライブの開催といい、グループが大きくなっても奢る事なく知名度を上げる努力を怠らないのが、約7年活躍し続けている要因だろうか。

そして最後は、7月27日に発売予定で、今年のTIFを盛り上げるであろう新曲『バチェロレッテは終わらない』。「独身最後の夜に、女の子たちが集まるパーティー」を歌った女子の友情の歌だ。

そしてMCでは、玉井さんがベビレ・高見さんの(さっき投げた)ヘアバンドを持ち出し、いじり始める。匂いフェチを自称する玉井さんによると「嫌いじゃない(匂い)」らしい。



「いつも取るんだから、つけなきゃいいのに(笑)」
「でも格好良い」

と、仲が良いグループ同士だからこそ言えるコメントを聞く事ができた。


▼セットリスト
M1 WANTED!!
M2 マテリアルGirl
M3 7's Up
M4 Mr.Wednesday
M5 「I」
M6 バチェロレッテは終わらない







PASSPO☆のライブ終了後は、出演した3組によるMC。この後控える抽選会について語られ、昨年、風男塾とコラボし男前な彼ら(彼女ら?)にメロメロにされたPASSPO☆からは、
「TIFのコラボでいろんな事が始まった。」
「風男塾とは今もツーマンをする程の仲。」
「コラボはその時だけではなく、1年中続く大事なイベント。」
と、コラボを絶賛するコメントが寄せられた。

昨年、アイドリング!!!とコラボしたベビレからも、林愛夏さんより「アイドリング!!!が全員卒業した後も仲良くしている。」と、やはりコラボ後も絆が続く、大事なイベントである事が語られた。

なお、ベビレの高見さんはアイドリング!!!5期生オーディションに落選しており、「幻の5期生」と呼ばれている。その為、昨年のアイドリング!!!×ベビレは奇跡のコラボとなり、約1年経った今でも話題にできる程。今年のTIFも、ドラマや奇跡が起きる事を期待したいとコメント。

昨年コラボステージを体験した先輩2組に対し、人見知りを自称するアイドルネッサンス。おどおどするアイドルネッサンスに対し、先輩からちょっかいが。
PASSPO☆メンバーが新井乃亜さんのほっぺをツンツンしたり、高見さんが(自身のファンである)宮本さんの肩を抱き、肩をすりすりする場面も。グループを越えた交流や優しさに癒された一場面。



昨年はコラボステージとは別で、つりビットとTIFで共演しているアイドルネッサンス。リハーサルの時はあまり話しかけられなかった事が語られ、今年は昨年から成長し、リハから積極的に話しかけたいと意気込みを見せた。

そんなアイドルネッサンスに、「私たち(PASSPO☆とベビレ)は、もう仲良いよね?」と迫る両陣営。また、高見さんのTOの宮本さんが、PASSPO☆の森詩織さん推しでもある事が発覚。「どっちが好きなの?」と双方から迫られ、「2組ともコラボがしたい」と(半個人的な?)願望が語られた。なお、合わせて、宮本さんの好みが「格好良い系アイドル」である事もバレた。



▼抽選会の模様はこちら
TOKYO IDOL LIVE Vol.22レポート【抽選会編】


【2部 18:30開演】
出演:風男塾、lyrical school、ベイビーレイズJAPAN

2部も、各グループの選抜メンバー、風男塾の青明寺浦正さん、ベビレの渡邊璃生さん、lyrical school(以下、リリスク)のhimeさんによる影ナレで始まった。ここでもスペシャルな組み合わせとなり、ライブ前に会場の気持ちを高める、良いスパイスになったのではないだろうか。


■風男塾

普段は女性ファンが中心の風男塾は、この日はトラガーやリリスクファンにもメッセージを贈る。

「男性の野太い声も聴きたい」と語り、『夢幻のプロキオン』では「よっしゃいくぞー!」と会場全体でMIXが行われた。風男塾ファンの女性も多く、1部とはまた異なる客層と盛り上がり方。TIFコラボの醍醐味を、開催前から味わう事ができた。

先に行われた抽選会にて、ラブコールを贈っていたアップアップガールズ(仮)とのコラボが決まった事に対し、「いつもより汗をかきそう」と体力アップに尽くす事を誓ったメンバー。

「汗」の話題について、案の定、汗をかかない事で有名な瀬斗光黄さんがいじられる。
「俺クラスなら、汗さえも操れます。」
とドヤ顔で語り会場を笑わせた瀬斗さん。今年のTIFは、「瀬斗光黄が汗をかくのか?」が風男塾のステージ観覧の注目ポイントになりそうだ。


▼セットリスト
M1 STARTING STAR!
M2 瞬間到来フューチャー
M3 夢幻のプロキオン
M4 同じ時代に生まれた若者たち
M5 下を向いて帰ろう







■lyrical school

風男塾、ベビレという豪華な共演者に挟まれ、「リリスクがここに居ていいんだろうか。」と謙虚なコメントをするメンバー。

しかし、アイドルとしては異色の、RAPを自由に操るパフォーマンス力やスキルを持つ彼女たちは、「暑いステージが似合う」と、萎縮しつつもステージパフォーマンスについて自信を見せる。「TIF当日、皆さんのタイムテーブルにリリスクを加えてほしい」とアピールした。

MVが話題となった新曲『RUN and RUN』の披露の後には、暑いステージに強いリリスクは夏を先取り、『そりゃ夏だ!』を披露。観客とコール&レスポンスし、夏本番である、TIF当日の盛り上がりも期待できそうだ。


▼セットリスト
M1 brand new day
M2 ワンダーグラウンド
M3 RUN and RUN
M4 そりゃ夏だ!
M5 FRESH!!!







■ベイビーレイズJAPAN

1部はトップバッター、2部はトリを務めた、この日の主役ともいえるベビレ。
リリスクが暖めたステージをそのままに、夏ソング『夏色パーティー』で会場を5月から8月へタイムワープ。高見さんが客席に降りタオルを振り回して煽り、かと思えば『Baby Kiss』での傳谷英里香さんの甘いセリフに、会場が沸きに沸いた。

MCでは、1部に引き続き共演者について語られ、風男塾のボーイッシュな魅力を褒める流れから、大矢梨華子さんがベビレのイケメン・高見さんを引き合いに出し、風男塾を「メジャー級」とするなら、高見さんのボーイッシュは「草野球」とコメントし笑いに包む。

そしてリリスクのRAPを褒める流れから、ベビレのRAP担当・高見さんを引き合いに出し、(高見さんのRAPは)安っぽく見えると身内いじりが始まり、安定のMC力で会場を笑わせた。


▼セットリスト
M1 夏色パーティー
M2 Baby Kiss
M3 閃光Believer
M4 新しい世界
M5 S.O.K
M6 夜明けBrand New Days



ベビレ終了後の2部出演者全員でのMCでは、女性ファンが多い風男塾より、「トラガーの熱量に驚いた。TIFの風男塾ステージにも足を運んで盛り上がってほしい。」と、いつもとは違う盛り上がりを喜ぶ一面が見られた。

先ほど「草野球」と評された、ボーイッシュ高見さんについては、風男塾からは「いつでもウェルカム」とラブコールが。そしてリリスク側も、長身のminanさんにちゃっかり風男塾加入を薦めるなど、グループ同士の会話を楽しんでいた。


抽選会で決定したTIF当日のコラボステージについては、リリスクよりcallmeとコラボする事について、自身より年下にも関わらず大人っぽい魅力が光るcallmeの楽曲をぜひ歌いたいという想いが語られた。

また、初めてのコラボに不安を感じるリリスクに対し、7年連続TIF出演を誇る風男塾の中から…なぜか昨年TIF初出演の仮屋世来音さんよりドヤ顔で「とにかく目立つ事」とアドバイスが送られた。出しゃばりに突っ込む風男塾一同。

また風男塾から、コラボ相手である、わーすたとの衣装交換を提案されたベビレは、「今の衣装が一番可愛く、今まで可愛い衣装に縁がなかった」事が語られた。ベビレ×わーすたはコンセプトの違う異色のコラボであり、こちらも注目度が高い。


TIFという唯一無二の歴史あるイベントだからこそ、こういった普段見る事のできないグループの垣根を越えたステージを観る事ができる。

来月もTIFのメインステージを賭け、2016年注目のグループがしのぎを削るライブが行われる。TIF出演者もまだまだ発表が続く予定で、当日まで楽しみが続きそうだ。

TOKYO IDOL FESTIVAL 2016は、2016年8月5日・6日・7日、お台場・青海周辺エリアにて。



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