2015/07/02 に公開
7月1日(水)に、"結成5周年"を祝うイベント「NEXT-One! 〜CANDY GO!GO!」を新宿ReNYで行ったCANDY GO!GO!。その日のステージ上で彼女たちは、「10月12日(月・祝)に赤坂BLITZで通算8回目のワンマン公演を行う」と発表した。
今年5月に恵比寿リキッドルームでのワンマンを成功させた実績。7月1日に新宿ReNYで行った「NEXT-One! ~CANDY GO!GO! 結成5周年記念特別公演」も、平日にも関わらず相応のファンたちが押し寄せてたとはいえ、赤坂BLITZは、彼女たちにとって大きな挑戦の場になるのは間違いない。
この日のライブ中、「CANDY GO!GO!として長く活動していくために、これからは数字という結果も必要」と語っていたように、"アイドルという形態を取ったアーティストグループ"として長く活動していくための大きな挑戦を、この日宣言したとも言えようか。
この日は、ゲストにFINDS/Feam/ケミカル⇄リアクション/遠藤遥(ナト☆カン)/DISSENTERDOLLS/アンダービースティーを迎え、開催。CANDY GO!GO!は、55(GO!GO!)分に及ぶライブを行った。
「CANDYいくぞー!」の掛け声とともに、Candy GO!GO!のライブは幕を開けた。冒頭を飾ったのが、彼女たちのライブを長年支え続けてきた『そしてまた逢えると云うよ』。研修生も含む10人のメンバーが舞台上を目一杯使い、躍動的なライブを描き出してゆく。ダイナミクスなステーシングこそ、今のCandy GO!GO!の持ち味。何時も以上に懐深く貫祿あふれる歌の合唱を響かせていたところに、成長した彼女たちの姿が見えてきた。
終盤には客席に大きなサークルモッシュが生まれ、キャンディスト(ファン)たちが輪になって駆けてゆく場面も。冒頭から熱狂に包まれた風景。でもそれがCandy GO!GO!のライブらしさだ!!
続く、カバーソング『Don`t Say Lazy』でも、キャンディストたちが絶叫上げながら熱いコールを舞台上へぶつけてゆく。ステージ上のメンバーたちも、客席を煽るように歌声をぶつけ、キャンディストたちのハートへ熱い火を注ぎ込んでいた。
『We are!!!!!!!!!!』では、メンバーたちがステージ前方まで身をあずけ、キャンディストたちを挑発してゆく。何時ものイベントライブでは最後の盛り上がりで歌う『』を序盤に持ってきたことへ、彼女たちが、この日のライブを熱狂で染め上げようとしてゆく気合いを感じさせられた。間奏では、メンバーの肩組む姿を真似、キャンディストたちも肩を組み、想いを一つにしてゆく場面も。「何時までもこの場所から輝き続けてるよ」。その言葉通り、この日の舞台上には、まぶしい輝きを放ち続けるメンバーらの姿があった。
次のブロックでは、Candy GO!GO!の持つ多彩な表情を投影。晴れ晴れとした歌をダンスビートに乗せて届けた『Forever~あなたのとこへ~』。爽やかで、明るい表情を持った楽曲ながら、その歌声にはパワフルなエナジーが滲み出ている。可愛らしさの中に隠されたロックなイズム。その熱さに心惹かれていたのは間違いない。
疾走する熱い演奏轟かせたロックンロールナンバー『おとなの事情』では、パッションあふれた歌声のもと、舞台をたっぷりと使ったダイナミクスなステージングを展開。メンバー全員が凛々しい声を一つに歌ったときの迫力と気持ち揺さぶる気迫が、否が応でも魂に熱狂を注ぎ込んでゆく。やばいね、ガンガン高まるね!!
妖しい女豹のような姿とは裏腹に、力強くパワフルな歌声を用い、キャンディストたちをCandy GO!GO!は煽り出した。『絶対加速少女C』を通して作りあげた、とても妖艶でスリリングなステージング。観客たちも大声張り上げ、彼女たちの挑発へ、絶叫のパワーを持って返してゆく。この一体化した様が、たまんないくらいに気持ちを武者震わせてゆく。そして…。
最新シングル『ありのまま、思うままに走れ!』を突き付けながら場内に描き出した、熱狂と絶叫のバトル。互いに感情をぶつけあい、昂る想いを交わしあうことで生まれる絶頂感。その心地好さに、もう病み付きだ。
スペシャルコーナーとして、卒業した元メンバーの高橋ナツミがゲストで登場。披露したのが、『YOU』。フロントに高橋ナツミを据え、メンバーも、観客たちもタオルを振りまわしながら、気持ちを高揚させてゆくエモーショナルナンバーの『YOU』を熱唱。心を明るく開放してゆく楽曲に触れていると、自然と笑みが零れてゆく。それが嬉しいじゃない。
心地好い緊張感を持って駆けだしたのが、『神様のイジ悪』。煽るように、挑発するように「WOW WOW WOW」と歌いかけてゆくCandy GO!GO!のメンバーたち。終盤では「WOW WOWWOW」の合唱も起こしながら、キャンディストたちも前へ前へと押し寄せ、彼女たちの放つ"気"を受け止め続けでいた。
ここで、結成当初から在籍している3人のメンバーが、CANDY GO!GO!を代表して想いを語ってくれた。なぎさりんが、「結成当初はアイドル色の強かったCANDY GO!GO!をロックな姿に変えてゆくきっかけを作ったのが、自分がセンターポジションを任されて以降から。世界一のセンターになって、これからもCANDY GO!GO!を引っ張り続けてゆく」と宣言。
佐伯かなは、「ダラダラ活動を続けるのではなく、長くCANDY GO!GO!を続けていくためにも、これからは数字という結果も求めたい」と熱い気持ちをぶつけていた。
関根ゆみは、「ここにいる仲間たちと出会えたからの5年間。これからもっと上の世界にCandy GO!GO!は行くので、ついてきてください」と、感謝の想いを届けていた。そのうえで口にしたのが、「10月12日に8回目となるワンマンライブを赤坂Blitzで行います。1300人キャパへの無謀な挑戦??。でも今のCandy GO!GO!が最高の状態だからこそ、絶対に成功させたい」という想いだった。
「5年間Candy GO!GO!を作りあげてきたメンバーとキャンディストたちに捧げたいと思います」。終盤に飛びだした『シンデレラコール』では、未来へ向ってゆくメンバーたちの気合いと意気込みをそのまま投影したかのように、精気あふれる歌声を、10人が声を一つに歌い上げていた。高ぶる興奮。メラメラとした熱情が身体中を駆けだしてゆく。沸騰した気持ちが今にも破裂しそうだ!!
最後に、すべての想いをぶつけるように、気持ちを熱く潤しててゆくミッドナンバー『ナミダノカケラ~5周年バージョン』を歌いあげた。未来へ強い意志を持って突き進もうとしてゆく10人の美しき戦士たち。彼女たちの決意を後押しするように、場内からは熱い手拍子が鳴り続けていた。
入れ代わり激しく、長く続けることの難しいライブアイドルの世界。その中でCandyGO!GO!は、「ロックを軸に描く」という独自のカラーを見いだし、そのスタイルを突き詰めながら、自分たちが求めたい未来図を具体的に描いている。だからこそ彼女たちは、5年間第一線で走り続ければ、まだまだ成長の種を芽吹かせてもいる。
この日の舞台上でCANDY GO!GO!は、「長く続けるために結果も求めてゆく」と宣言。つねに観客たちへ挑みかかる姿勢や、一体化した力強い歌声を爆発させてゆく様など、感情を熱く揺さぶるライブに触れていると、彼女たちが、本気で「新しいライブアイドルとしての生き方」を作り上げようとしていることを実感させられた。
Candy GO!GO!が描いている物語には、まだまだ白いページがたくさんある。これからそこへどんなドラマを綴ってゆくのか、空白のページに綴られてゆく活動の軌跡が、とても楽しみになってきた。そんな熱い気持ちにさせられた、結成5周年を記念したこの日のステージだった。
TEXT:長澤智典
セットリスト
『そしてまた逢えると云うよ』
『Don`t Say Lazy』(カバー)
『We are!!!!!!!!!!』
『Forever~あなたのとこへ~』
『おとなの事情』
『絶対加速少女C』
『ありのまま、思うままに走れ!』
『YOU』
『神様のイジ悪』
『シンデレラコール』
『 ナミダノカケラ~5周年バージョン』
CANDY GO!GO! HP
http://one2one-agency.com/
♡『CANDY GO!GO! “8回目のワンマンライブ~大切なひとへ”』
日程
2015年10月12日(祝)
開場17時~
開演17時55分~
場所:赤坂BLITZ
前売・予約3000円
出演:CANDY GO!GO!
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