2023/12/26 に公開
番組終了25日正午時点の募金総額は4,091万3,372円
目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置するため、毎年12月24日の正午から25日の正午まで生放送でお送りするチャリティプログラム、ニッポン放送『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(以下『ミュージックソン』)。今年のパーソナリティ、乃木坂46 久保史緒里が無事24時間の生放送を完走した。
久保史緒里と筑波大学附属視覚特別支援学校の児童による「Believe」の合唱で幕を開けた第49回の『ミュージックソン』。豪華ゲストも次々と登場。24日には田中樹(SixTONES)、中野泰志(慶応義塾大学教授)、萩本欽一、ゆず、荘司康誠(東北楽天ゴールデンイーグルス)、宮城大弥(オリックス・バファローズ)、細田佳央太、辻内彩野(パラ水泳世界選手権メダリスト)、島袋美由利、新井良平、佐久間宣行、森山良子、25日には榊原郁恵、イルカ、サンドウィッチマンが久保史緒里とトークを繰り広げた(ゲストは登場順) 。
24日の22時台には乃木坂46のメンバーがレギュラー出演するNHKラジオ第1『らじらー!サンデー』と放送局の垣根を超えたコラボレーションが実現。NHKの藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、KAƵMA(しずる)、川﨑桜(乃木坂46)、梅澤美波(乃木坂46)と繋がり、 『らじらー!』の人気企画「乃木坂 Broadway」を実施。クリスマスイブの設定の即興芝居を披露したが、「渋谷のテンションと有楽町のテンションが多少違います!」と照れる場面も。
25日、クリスマスになった瞬間には「メリークリスマス!」とクラッカーでお祝いすると、ラジオの前のリスナーと一緒に過ごす楽しいクリスマスパーティーとして、森山良子による「スペシャルクリスマスLIVE」へ。森山良子はスペシャルクリスマスメドレーを生
演奏に合わせて披露し、ラストには森山良子×久保史緒里で「Happy Xmas(War Is Over)」を歌い上げた。25時からは乃木坂46のメンバーが担当する『乃木坂46のオールナイトニッポン~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP~』を放送。25時~27時は梅澤美波、弓木奈於、27時~29時は一ノ瀬美空、井上和が登場し、クリスマスやサンタクロースにちなんだスペシャル企画をお送りした。
また、特別番組のなかでは「全国視覚特別支援学校みんなで交流戦!」を4回にわたり実施。現在、全国の視覚特別支援学校では、少子化の影響もあり児童・生徒の数が少なくなっているため、友達の輪が広がりにくくなっているという。その友達の輪が少しでも広がるよう、全国のラジオ局で展開している『ミュージックソン』が友達づくりの「きっかけ」を手伝わせてもらえれば…という企画で、全国の視覚特別支援学校の児童・生徒同士を電話をつないでいった。
そのほか、ニッポン放送アナウンサーが東京・神奈川・千葉の3方面に別れて各地で募金を呼び掛けた「アナウンサー募金隊」の中継や、「視覚障がいについて知ろう!ミュージックソンレポート」ではアナウンサーが取材した「盲導犬とガイドヘルパー」「視覚障がい者のためのスポーツ」「音声で楽しめるエンタメ」「パラアスリートが夢を伝える講演活動」「新しい技術」についてレポート。さらに、今回の『ミュージックソン』では6年ぶりにイマジンスタジオの様子がリスナーに公開された。
エンディングでは、再び筑波大学附属視覚特別支援学校の児童がイマジンスタジオに。サプライズで代表の児童からメッセージが読み上げられると、久保の目に涙が。最後に「『ミュージックソン』のキャンペーンは、まだ続きますが、学びの多かった、24時間の生放送がついに終わってしまうんだという気持ちと、『ミュージックソン』が、みんなが住みよい社会になるスタートになってほしいという気ちを込めて…」と久保の曲紹介で「旅立ちの日に」を大合唱。
温かい拍手に包まれ、「ラジオがつないでくれるご縁というのが本当に大きくて。ラジオのおかげて、今年1年本当に多くの方とご縁がつながってきたなかで、この24時間というのはその集大成というか、本当にいろいろな方とつながった日だったなと改めて思います。24時間、本当に楽しかったです。誰もが新しい場所に足を踏み入れやすい、そんな社会になっていったらいいなと、この24時間で改めて思いました。全国各地で募金をしてくださった方、聴いてくださった方、本当にありがとうございました。みなさんがいてくださっての24時間だったと思います。本当に忘れられないクリスマスになりました。みなさんにとってもそうであったら嬉しいです」と改めて感謝を伝え、24時間の生放送に幕を下ろした。
なお、番組が終了した25日正午時点の募金総額は4,091万3,372円となった。募金はキャンペーン期間中の2024年1月31日まで受け付けている。
【久保史緒里 完走後コメント】
始まる前は「24時間生放送」というのは未知数で、簡単に想像ができませんでしたが、24時間が終わってみると、大変だなとか、乗り切れるかなと思う瞬間が一瞬もなかったです。「アナウンサー募金隊」の中継先に集まってくださった方の声や、イマジンスタジオに見学に来てくださった方の顔、そしてゲストのみなさん、たくさんの方の力をお借りできたことで、24時間、あっという間でした。本当にありがとうございました。
この24時間で、みなさんからの募金があって、街に音の出る信号機が増えていくことがどれだけ大切かをお伝えしてきました。ある日を境に急激に現状が変わることはなくて、いろいろなことの積み重ねで少しずつみなさんが暮らしやすい、住みよい社会になっていくものだと思います。だからこそ、ミュージックソンがここまで半世紀も続いている意味や意義を、この24時間で少しでも伝えらていたらいいなと思います。少しでも多くの方が考えてくださるきっかけになったら嬉しいです。
■特別番組概要
番組名 目の不自由な方へ音の出る信号機を ニッポン放送「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」
放送日時 2023年12月24日(日)正午~翌25日(月)正午 ※24時間生放送
番組ハッシュタグ #ミュージックソン
パーソナリティ 久保史緒里(乃木坂46)
アシスタント 上柳昌彦、垣花正、内田雄基
■キャンペーン期間および募金受付期間
2023年11月1日(水)~2024年1月31日(水)
■キャンペーンホームページ
https://www.1242.com/musicthon/
■企画趣旨~『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』とは~
「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、目の不自由な方が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンです。昭和50年(1975年)からスタートした「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、毎年11月1日から翌年1月31日までの3ヶ月間に渡って展開されており、チャリティへの関心が高まるクリスマス・イブの12月24日正午から翌25日クリスマスの正午まで、ニッポン放送ゆかりの方をメインパーソナリティに迎えて24時間のチャリティ生放送を実施しています。
また、全国のラジオ局がその趣旨に賛同しており、北海道・STVラジオ、青森放送、IBC岩手放送、ラジオ福島、ラジオ大阪、和歌山放送、広島・中国放送、香川・西日本放送、福岡・九州朝日放送、ラジオ沖縄に、ニッポン放送を加えた全国11局のラジオ局が各局独自の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を放送しています。これまでにお寄せ頂いた浄財は49億3,227万4,076円に上り、その全額が寄付され、3,406基の『音の出る信号機』を設置しました。
しかし、『音の出る信号機』の老朽化と、それに伴う新たな信号機設置のため、設置個所はなかなか増えていません。また『声の図書』『立体コピー機』など多くの視覚障がい者用教育機器も贈って参りましたが近年は機器のデジタル化に伴い『デジタル立体コピー』や、お送りした『声の図書』の劣化により、それをCDなどのデジタルフォーマットに変換し、有効に利用し続けて頂くための『デジタル録音図書編集用パソコン』なども必要です。
つまり、目の不自由な方の安全を守るため、目の不自由な方の快適で知的な生活を保障するためには、まだまだ「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」による募金が必要な現状が続いています。
★募金は来年・2024年の1月31日(水)まで受け付けます。
※銀行振り込みの場合は、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行にミュージックソン専用の口座がございます。
※現金書留の場合はニッポン放送までお送り下さい。宛先は〒100-8439 ニッポン放送ミュージックソン係 です。
※JCBカードで募金ができます。ラジオ・チャリティ・ミュージックソンのホームページから受付けています。
※「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン LINE公式スタンプ」も販売中です。売上総額から、各種決済手数料を差し引いた金額が「ニッポン放送 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン実行委員会」を通じて各所の支援にあてられます。
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