2021/03/05 に公開
・2月27日に開催されたピュアリーモンスター富沢・中島卒業公演ライブレポートが到着!
2月27日(土)に東京国際フォーラムにて開催されたピュアリーモンスター富沢恵莉、中島優衣卒業公演。結成時からの1期メンバー富沢と、アイドルカレッジとのユニット兼任中島と、多くのファンに愛され活躍してきた2人の卒業公演という事もあり、当日は定員の半数という制限がある中多くのファンが来場した。
青いライトの下厳かなBGMが鳴り響き、ステージ奥から順番に登場するメンバーたち。富沢・中島が満を持して登場し立ち位置に着き、オーディエンス、そしてライブストリーミングで視聴している画面越しのファンの期待を煽る。
幕開けは石飛・今野・富沢・中島・柳木の初期メンバーによるデビュー曲「教えてダーウィン」。 富沢は王道アイドルらしいホワイトとピンクを基調としたチュールスカートの衣装、中島は儚いドールを彷彿とさせるレトロな純白の衣装に身を包み、人気ナンバーを披露。
舞台が暗転し、同じく石飛・今野・富沢・中島・柳木の初期メンバーによる『Memories Off』シリーズ主題歌として人気の高い「ORANGE」カバー。歌詞が卒業公演という富沢・中島の卒業へのカウントダウンを乗せた列車が走り出している情景とシンクロし、目頭が熱くなる。
メンバーが全員登場し自己紹介を終えると、富沢・中島がこの日の為に用意した卒業衣装の話に。旅立ちには真っ白な卒業ドレスが多い中、最後までピンク色をまとって『えりぴんく』を全うします!!という富沢と、ブロマイド撮影時はヒールを履いていたのですが動きやすい靴で最後まで全力を出し切ります!!という中島に拍手が沸いた。
「みなさん、今日は私達と特別な時間を過ごしてくれたら嬉しいです……!!」中島が想いを伝えるとオーケストラが響くドラマティックなナンバー「まだ誰も知らない明日へ」、続けざまに「Infinite Horizon」を気迫たっぷりに歌い上げる。
「らぶティカル☆パレード」 ではコミカルに表情をくるくると変化させ、エレクトリックなポップナンバー「DREAM PLANET」ではピュアモンらしい透明感溢れる魅力を振りまき、「蒼空の彼方」では卒業の先にある未来に想いを乗せて歌う。
暗転し、中島・今野の2人が登場。『IDOL∞PRISM』ユニット曲「HAPPY SYNERGY!」を息ぴったりに披露。「ゆづゆづー!!ゆづゆづと一緒にHAPPY SYNERGY!歌えてうれしかったよ!!ほんとうにありがとうー!!」中島が今野に向けて叫ぶと、涙があふれながらも最後まで歌い切った。
「放課後のレジスタンス」では凛と歌い始めた富沢と石飛が、力強く美しいハーモニーを響かせる。曲後半で石飛は涙をこらえきれず、富沢は"きっと君の旋律が響いていて 思い出すよ"と涙で詰まり声を震わせながらも、最後まで歌い切り2人で大粒の涙をこぼしながら、ハグをした。
続いて、富沢、石飛以外のメンバーも登場し、「真っ白な地図」をメロディアスに切ない想いを卒業に重ね合わせ、のびやかに歌い上げる。
「客席のみなさん、ピンクと黄色ですねー!!卒業ライブグッズ着てきてくれてありがとうー!!」と卒業ライブグッズに込めた想いを語り、「私たちにとっても、みなさんにとっても思い入れのある曲ってやっぱり、アニメ主題歌だと思うんですよ」と富沢が切り出すと、中島、富沢が主要キャストとして出演したTVアニメの話に。
「ということで、そんな思い入れのある曲たちを歌っていきます!!盛り上がっていきますよー!!」富沢が手を振り上げ、「Secret Story」では"きみがいる それだけで 世界はキラキラ輝いて"とキラキラ笑顔で富沢・石飛がハートを作りハグをする。続けて"奇跡をキミにもあげるよ"と「多次元トラベリング」を天高く手を振り上げ歌う。「群青プロローグ」では"大切な思い出はなくさないで きっと何処かでつながるその日まで"と想いを込めて歌い上げる。
「みなさーん!!この曲は一緒にサイリウム、一緒にまわしてください!!ピュアモンカラーでいっぱいにしましょう!!」中島がオーディエンスに呼びかけると、「Forever My Friend」で客席がライトブルーの海に包まれた。
「ペンライト、とってもとっても綺麗でした!!ほんとうにありがとう!!」感謝の気持ちを伝え、中島がみんなで一緒にタオルを振って盛り上がれる曲が欲しくてリクエストして作ってもらった、と「Forever My Friend」に込めた想いを語る。
新曲「PURE×PURE×PURE」では声優の本領を発揮し、生歌息継ぎなしで超早口フレーズをアップテンポなダンスと共にコミカルに披露する。立て続けに「Trip Stream!!」、「瞬間リスグラシュ」と息をつく間もなくクラップレスポンスでオーディエンスと一体となる。
「次の曲はこの7人揃って最後の『超純正ピュアリーチューン』!!」柳木がシャウトし、人気ナンバーがスタート。落ちサビでは富沢が1人センターに立ち、メンバー全員でハグをして「みんな大好き!!」と力いっぱい叫んだ。
「えりぴんく、ゆいぽんラストの『Over the Future』みんな心に焼き付けてね!!」今野がシャウトし、キラキラ輝く未来へ富沢・中島・メンバー全員の想いを乗せて歌い、オーディエンスの熱は最高潮に。
「次の曲で本当に、最後の曲になります。少しさみしいけど最後は最高の笑顔で、メンバー全員で私たちの想い、届けます。今までありがとう!!聞いてください、『教えてダーウィン』」。中島と富沢が想いを伝え、「ラストはやっぱり教えてダーヴィン!!過去一番、最強のクラップをお願いします!!」と結成から今までの想いと歴史をありったけ込めたラストナンバーとなった。
柳木、石飛、今野の初期メンバーが大粒の涙を流し、石飛は富沢とのデビュー前から一緒にやってきた思い出を言葉に詰まりながらも伝え、メンバー全員が涙をこらえながら各々の想いを2人に伝えた。
プロデューサーの水口ルイズからの手紙を安藤が読み上げ、2人にそれぞれのイメージカラー、ピンクと黄色の花束が手渡された。
【富沢卒業コメント】
「富沢恵莉は本日をもってピュアリーモンスターを卒業します。改めて、このご時世の中会場に来て下さった皆さん、配信で見て下さった皆さん、みなさんに卒業を見届けてもらえてとってもしあわせです。
2016年にピュアモンのオーディションに受かったときに、凄く嬉しかったのと同時に私が選ばれて良かったのかな、って不安になったことを覚えています。才能のあるメンバーが居る中で、歌もダンスも突出したものがなくて……ちょっと声が変なくらいでした。
でも、選んで頂けたからには、ピュアモンにえりぴんくが居てくれてよかったと思ってもらえるように、ピュアモンの活動を常に全力でやってきました。
今だから言うと、ピュアモンの活動に悩んだこともありました。声優もアイドルもどちらも100%がんばる、というコンセプトなのに、声優のオーディションになかなか受からなくて……。"コンセプトと違うじゃん、声優でもなんでもないじゃん"って言われちゃうのかなって、わからなくなった時期もありました。
だけど、えりのことを応援してくれる皆さんは、ピュアモンの活動を全力で応援してくれて、個人での声優のお仕事の報告をすると、自分の事のように一緒に喜んでくれました。
そんなふうに感情を共有してくれた皆さんを見て、私はピュアモンとしての活動の時は全てをさらけ出して、みなさんと一緒に一歩ずつ夢を叶えたいなと思っていました。
えりぴんくはファン想いだね、って言って頂けることが多かったのですが、世の中にたくさんの魅力的な女の子がいる中で、魅力的なピュアモンメンバーの中で、私の事を好きになってくれた人のことを、私がそれ以上に大切に想うのは当たり前の事でした。
応援してくれた皆さんと、一緒に人生を歩んできたと思っています。本当にありがとう。世界で一番だいすきです。
卒業を決めたのは自分自身だからこれはわがままになっちゃうんだけど、みなさんに会えなくなることが物凄くさみしいです。私が卒業してから皆さんが推し変するの、さみしくてしばらくは見れません。
でも、4年弱だけど私が人生を賭けてきたピュアモン、これからも皆さんには好きでいてほしいです。
スタッフの皆さん、事務所の皆さん、そして、ルイズさん。関わってくださった全てのみなさんに感謝しています。
メンバーのみんなには、本当にお世話されっぱなしでした。
いつでもえりのことを面白おかしくいじってくれて、そんなみんなと一緒に居るのが本当に楽しくて……。
何より、心から尊敬出来るメンバーに出会えて、一緒に活動出来て幸せでした。メンバーのみんなには声優としての夢がが叶う事を心から願っています。
最後に改めて……今日えりぴんくはぴんくに輝けてましたか?(大きな拍手が会場に響く)
みなさんの幸せをこれからも願っています。今まで本当にありがとうございました。」
【中島卒業コメント】
「今日は会場にきてくださった皆さん、配信を見て下さった皆さん、ありがとうございました。今日のライブは今までで一番、すっっごく!!楽しかったです。ピュアリーモンスターとしてのゆいを全て、出し切りました。
皆さんに、ありがとうを伝えたいなと思います。まず、私をメンバーに選んでくださったスタッフさん。今日の姿を見て私を選んでよかった、って思ってもらえるようなステージにしたいって思って、今日は頑張りました。
約3年間、兼任もあって色々ご迷惑をお掛けすることもあったと思います。でも、楽しく活動してこられたのはスタッフさんの見えないところでのサポートがあったからこそです。本当に感謝しています、ありがとうございました。
そして、私が兼任しているアイドルカレッジの事務所の社長。ピュアリーモンスターの顔合わせの時は、ラフすぎる格好で、ちょっと……!!って少し怒った記憶があって、忘れられない日です。ゆいの夢をしっかり聞いてくれて、声優としての中島ゆいを、声優事務所じゃないのにゼロからここまでサポートしてくれました。本当にありがとうございます。
そして、メンバー。ライバルであり心から信頼している大切な仲間です。みんなにはいろんな思いがありすぎて、この卒業公演の前に、個人的にそれぞれにメッセージを送らせて頂きました。
ゆいは、ピュアモンに入って良かったっていう瞬間はいっぱいあるんですけど……。みんなと出会えたことが一番良かったって思える瞬間です。さっきのみんなからの嬉しいメッセージも……本当にありがとう。
兼任の私を、ピュアモンの一員として受け入れてくれて、居場所をつくってくれてありがとう。
そして、私の事を応援して下さっている皆さん。こんな私をいっぱい好きでいてくれて、ありがとうじゃ足りないくらいの感情です。私は、こんなに魅力的なメンバーが居る中であまり目立つ方ではなかったかもしれないです。
でもそんな中でみんながゆいの事を見つけて応援してくれたことがすごく、嬉しいです。もう頑張れないかもしれないって思ったこともいっぱいありました。でも、どんな時も優しくしてくれて、ゆいのつたない会話とかも笑って聞いてくれて……。いつもどんな時も味方でいてくれたのは、皆さんです。頑張れた理由も、皆さんです。
本当に、ありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。
最後に、ピュアリーモンスターのファンの皆さま。いつも、みんなのライブでの熱量、メンバーへの愛、ピュアリーモンスターへの愛、でも、それだけじゃなくて、私が兼任しているグループにも遊びに来てくれたり……。一番びっくりしたし、心からやってて良かったなって思えた瞬間でした。富沢さんも言ってくれていたけれど、悲しい時は一緒に泣いて、嬉しい時は一緒に喜んでくれて、私たちと色んなことを共に乗り越えてくれた大切な存在です。
皆さん1人1人と過ごした思い出はずっとずっと私の胸の中に大事にあります。約4年間ありがとうございました。
卒業というのは、区切りですが、そこがゴールではないと思っています。私にもピュアモンにも皆さんにも、明日があります。感謝の気持ちを伝えるだけでなく、この先もピュアモンが大好きで、もっともっとピュアモンを応援したい、そしてえりぴんく、私の次に進む道を応援したい、みんなが心からそう感じる未来に繋がるライブをするのが今日の目標でした。
今日はその想いが届いていたら、悔いはありません。またいつかみんなに会えるように前に進みます。
今日は楽しい時間をほんとうに、ほんとうにありがとうございました!!」
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