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滝沢あきなと花咲ひなたの卒業公演もかねた、ワンダーウィード通算4回目のマイナビBLITZ赤坂でのワンマン公演。

2018/11/27 に公開

ワンダーウィードがライブ活動をスタートさせたのが、2015年7月28日。デビュー1ヶ月後に行った初めてのワンマンライブで200名弱を、1年後に行った2ndワンマンライブには500名を動員。さらに、同年11月に赤坂BLITZで3rdワンマン公演を行い800人強を動員と、凄まじい勢いで彼女たちは躍進し続けてきた。

これまでに(赤坂BLITZ時代を含む)マイナビBLITZ赤坂公演を3回経験。今年6月には、シングル『Parallel world』を手にメジャーデビュー。活動3周年目となった7月28日より、ワンダーウィードは全国6都市8公演に及ぶ「ワンダーウィード 3周年記念ワンマンツアー「夏の風」をスタート。そのツアーのファイナルとなったのが、通算4回目となる11月25日(日)マイナビBLITZ赤坂のコンサートだ。

この日を持って唯一の初期メンバーの滝沢あきな、そして花咲ひなたが卒業。生バンドを従えて全26曲を披露したように、ワンダーウィードにとっても大きな節目となるライブになった。

荒ぶるバンドの演奏へ導かれ、メンバーたちが舞台へ姿を表した。ライブは、自分たちの意志を強く示す、ワンダーウィードのメジャーデビュー曲『Parallel warld』から幕を開けた。自分たちの個性を輝かせるためなら世の中のルールや縛られた規則など壊してしまえと、彼女たちは歌いかける。その強い意志に心が熱く昂った。一度きりの人生なら、彼女たちのような後悔しない生き方をしたい。

ここからは、卒業を控えた滝沢あきなと花咲ひなたを除いた5人のステージへ。チャーミングな仕種を振りまきワンダーウィードが届けたのは、『恋に休みはない』。胸をときめかす歌に触れたとたん、心がドキュンと高鳴った。甘えた彼女たちの歌声に、心がバクバク疼きだす。ヤバい、早くも気持ちが熱く騒ぎだした。

熱を集め疾走する『欲張りGIRL』に乗せ、凛々しい表情と歌声を魅力にせまる彼女たち。とても挑発的なステージングだ。その中から見える力強い意志に心が震えた。彼女たちの煽る声へ、共に拳を振り上げ叫ばずにいれない。

熱く沸き上がるフロアーへ、眩しい輝きを降り注ぐようにワンダーウィードは『unite』をプレゼント。彼女たちと一緒に、無邪気な心ではしゃぎたい。気持ちを一つに跳ね続けたい。軽快なステップを踏みながら、舞台上を歌い飛び跳ねるメンバーたち。ヤバい、胸のウキウキが止まらない。

満面の笑顔で5人は歌いかけた。『peace』を通し、気持ちがドキドキ早鐘を打ち続ける。無邪気な笑顔で歌われちゃ、「もちろん」と言いたくてたまらない。

クールな香りも滲ませ、凛々しい表情とパフォーマンスを魅力にワンダーウィードは『ワガママリア』を歌唱。強い意志を示す楽曲を歌う彼女たちの姿を見るたびに、心に熱い想いが込み上がる。それだけ彼女たちが、観客たちの気持ちを引っ張ってくれるからだ。

舞台上をくるくるとまわり、ステージの上に5人は小さな花を咲かせてゆく。彼女たちは『小さな花』を通し、生きる意味を問いかけた。可愛いだけじゃない、心を揺さぶるメッセージもワンダーウィードは歌いかける。その歌に心揺さぶられるからこそ、彼女たちの想いを全力で受け止めたくなる。

ちょっぴりセンチメンタルな気持ちも忍ばせ、ワンダーウィードは『タイムマシーン』を歌唱。負けじと、フロアーからも熱い声が飛び交う。夢に向かう真っ直ぐな気持ちを、彼女たちは『タイムマシーン』に乗せ届けてゆく。この歌に触れながら、ワンダーウィードと一緒に終わらない夢を追いかけたい。そんな想いに5人が心を熱く染めてくれた。

MCコーナーでは、地方遠征の思い出話を披露。北海道で食べたスープカレーやジンギスカン、福岡ではラーメンともつ鍋、大阪ではたこ焼きを食べたしさ。名古屋ではヤバトンのお弁当を食べたよねと、何故か食べ物の話が中心。それまでの熱狂とは対極にあるプライヘートな表情の見えるトークも彼女たちの魅力??。

披露したのが、胸をキュンキュンときめきの色に染めあげる『サンシャイン』。キラキラ眩しい姿を描きながら、無邪気な可愛さと元気を振りまく姿がとても眩しい。その姿に触れながら、会場中の人たちも大きく手を振り心をときめかせていた。

手拍子をするメンバーに誘われ、会場中の人たちが『あなたと二人で』に合わせ大きく手拍子をすれば、熱い声をぶつけだす。胸をドキュンと弾ませる純真な恋物語を歌う彼女たち。誰もが心の手を彼女たちへ伸ばしていた。

恋する気持ちが、どんどん脹らみだす。センチメンタルな心模様を、胸の内に秘めた想いを告白するように、ワンダーウィードはバラードの『好きだ、ばか。』を温かい声を重ね合わせ歌いかけた。切ない乙女の胸の内を届ける彼女たち。笑顔も彼女たちに似合う洋服だが、切ない胸の内を吐露する歌も普段は見せない洋服を着た姿。だから、何時も以上にドキッと胸が疼いてしまうのかも。

表情は一変。光へ向かって駆けだす演奏に飛び乗り、メンバーたちがタオルを振りまわし、キラキラ輝く笑顔で『トドカナイヤ』を歌いだした。心に元気のエナジーを降り注ぐ楽曲に触発され、騒ぐ観客たち。舞台上の5人も「Oh! Year!!」と声を上げ、熱を増す空間の中、とびっきりの笑顔を浮かべ楽しくはしゃいでいた。

今回のツアー中のメンバーたちの姿を映し出したメイキング映像に続き、舞台には、滝沢あきなを加えた6人のメンバーたちの姿があった。

ここからは、滝沢あきなを加えた6人編成のワンダーウィードとしてのステージへ。何時か輝く一等星になろうと誓いを立てるように、6人は力強く『六等星』を歌いだした。この歌は、何時だって彼女たちの夢を追う気持ちを支えてきた。だからこそ、6人で歌ったこの日の『六等星』は、これまで以上の輝きを観客たちの心にも降り注いでくれた。何よりメンバー自身が、『六等星』に込めた想いを噛みしめながら、力強い声に変え想いをぶつけていた。

続く『アオイホシ』でもワンダーウィードは、仲間たちと一緒に前へ進む想いを歌に投影。互いに胸の内を分かち合い、この綺麗な青い星へ自分たちの気持ちを重ね合わせ、未来へ共に煤見合う想いを確かめあっていた。サビで会場中に広がった満面の星空も、とても美しく眩しかった。

6人編成の最後は『get to chance』だ。これは、何時だってチャンスをつかもうと前向きに挑戦し続けるワンダーウィードのテーマ曲。声を受け止めるたび、彼女たちと一緒にこれからも夢を追い求めたくなる。たとえ、いろんな出会いと別れを繰り返そうと、確かな夢や想いがある限り、何時だって、何度だってそのチャンスをつかめる。これからもワンダーウィードと一緒にこの熱狂を味わい続けたい。

ここから、ふたたび5人編成のワンダーウィードへ。5人はワンマンでしか歌わない妖艶な歌謡ロックナンバー『愛のマグナム』を歌いながら、客席最前線へ姿を現した。観客たちの目の前で挑発する姿に、心がクラッとする。彼女たちは客席を練り歩き、ファンたちと目の前で触れ合いを重ねてゆく。まさかのサプライズな演出がたまらない!!

荒々しいロックな演奏に乗せ、みずからの存在証明を示すように。何より、弱肉強食な世界で勝ち残り前へと突き進む意志を高らかに示すよう、ワンダーウィードは『存在証明』を力強く歌いあげた。突き抜けた熱い歌声が胸を震わせる。彼女たちに触発され、魂が熱く震え立つ。もっともっと、その気迫を全身で受け止めたい。

気持ちをファンキーに騒がせる『Answer』の登場だ。挑発する彼女たちの歌声を全身で受け止めながら、感情を揺らす演奏に身を預け、心地好くこの身を揺らしたい。5人の一体化したパフォーマンスにも、ずっと視線は奪われていた。

心をドキドキさせる素敵なラブポップチューンの『夜空の列車』の登場だ。炸裂するギターサウンドに乗せ、彼女たちと一緒に心弾むウキウキな世界へ飛び出せ!!。キュンキュンときめく歌が、観客たちの心もカラフルなときめきの色に染めあげる。さぁ、一緒に満面の笑顔を浮かべ、あの輝きをつかみにいこう!!

この日のライブには、ワンダーウィードを卒業した全メンバーが駆けつけた。そんな仲間たちにも向け5人は『永遠青春GIRL』を歌唱。この歌に触れたとたん、眩しい青春時代の自分たちに戻れる。何より、夢へ向かい、笑顔で別れを告げた卒業の時期の気持ちを取り戻してくれる。『永遠青春GIRL』は、夢に向かって旅立つ仲間たちへ向けた前向きな応援歌。何時だって、夢をたくさん胸に抱えキラキラ輝いていたあの頃の自分に戻してゆく、最高の前向きソングだ。

超ゴキゲンなロックンロールナンバー『GOKIGENDANCER』の登場だ。舞台の上をとびっきりの笑顔を浮かべはしゃぐ彼女たちと一緒に、宴の中で騒ぎたい。5人の動きに合わせ、フロア中からも熱い声が飛び交えば、両隣の人たちと肩を組ながら気持ちを一つに大騒ぎする光景も登場。この瞬間がたまらなく気持ちいい!!。最高にゴキゲンな気分だ!!

滝沢あきなも参加、この熱気をもっともっとアゲながら、頭からっぽにパーティを楽しもうと、ワンダーウィードは『BANJIKYUSU PARTY』を届けてくれた。メンバーたちに煽られ、フロアー中には興奮という熱気が渦巻いていた。ヤバいね、このアガりまくった楽しさが!!!!!!

舞台には花咲ひなたも姿を現した。ここからは、卒業する2人の言葉をお届けしよう。

「4月2日に加入して約8ヶ月間活動をしてきたんですけど、人生の中、メンバーやファンのみんなのおかげで一番濃くて楽しい時間を過ごせました。今までワンダーウィードのメンバーいさせてくれてありがとうございました。また新しいチャレンジをして頑張っていくので、これからもよろしくお願いします」(花咲ひなた)

「今日でワンダーウィードを卒業し、芸能界を引退します。ワンダーウィードが、わたしのアイドル人生のラストとして活動をしてきました。わたしはライブが大好きでした。みんなが居てくれたから滝沢あきなでいれました。そんなみんながわたしの支えでした。みんなの自慢の推しでいれたかな。この日をもってわたしは引退します。これからはわたしの信じた道を進みます。わたしを輝かせてくれてありがとう。どんなに形が変わってもワンダーウィードはワンダーウィードです。みんなの未来が幸せでいっぱいになりますように」(滝沢あきな)

ここで、ワンダーウィードの卒業生たちが舞台に登壇、滝沢あきなと花咲ひなたの未来を笑顔で送り出してくれた。

最後は、花咲ひなたも加わった7人編成のワンダーウィードとして『パブリカ』を熱唱。歌いだしたとたんに、卒業生たちもステージへ参加。マイナビBLITZ赤坂の天井を突き抜けるくらいの楽しさと熱狂をメンバーと観客たちみんなで作り上げ、この日のライブを忘れたくない永遠の思い出として、熱狂と一緒に心に、身体へ刻んでいった。会場中に大きく手を揺れる無数の手の花が咲いていた。その景色が最高にドラマチックじゃない!!!!!!!「これ,神ライブじゃない」というメンバーの言葉通りのライブが、そこには描き出されていた。

アンコールは、これから始まるワンダーウィードの第二章を告げるように。今の自分たちの気持ちを伝えるように『大丈夫』を熱唱。とても力強いステージだ。その姿を見ていたら、これからのワンダーウィードにさらに期待を持ちたくなった。

「今日は、7人最初で最後のライブ。加入してのツアーで、たくさんの出会いがあって楽しく過ごせました。わたしは歌もダンスも苦手ですけど、今は自分の出来ることを精一杯やっていきます。このワンダーウィードに入れて嬉しいです」(上木ゆずか)

「ライブ中、涙も出たんですけど、すごく楽しかった。今日を過ぎたら5人グループのワンダーウィードになります。5人でも卒業していったメンバーさんが残していったものを築きながら、新しいワンダーウィードを、第二章を作っていきたいと思います」(白川ゆめか)

「こんな最高の景色が見れたことがすごく嬉しかったです。正直不安もありますけど、これから5人で新しく進んでいくので、新たにたくさんの思い出を作っていけたらなと思います。個人的には、わたしはもっと歌に力を入れて、ワンダーウィードの意志を受け継いで大切に守っていきます」(柴田かのん)

「今日が一番みんなも気合い入ってたし、一番熱くて盛り上がったライブになりました。今日は良かったなぁと思いました。みんなのおかげだよ。私たちは5人で力を合わせ、前を向いて頑張っていくのでよろしくお願いします」(吉沢えみり)

「ツアーの集大成を発揮できたと思います。これから5人でワンダーウィード第二章を作っていくんですけど、みんなで力を合わせて、今のワンダーウィードのことを自信を持って言えるよう精一杯頑張っていきます」(佐倉ちひろ)

ステージはラストスパートへ。「ヤッホー」「ヤッホー」のやり取りも印象的。第二章ワンダーウィードは『ヤッホー』を歌い、会場中にハッピーのフレイバーをたっぷりと振りまき、最高に幸せな空間を描きだしていった。

最後にワンダーウィードは『バルタン星人』を歌い、フロアー中へぐちゃぐちゃな即興を作りあげ、最高の新たな旅立ちの風景を作りだした。気持ちを無邪気に開放する、この楽しさ、また彼女たちと一緒に味わい尽くしたい。

この日を持って3年半続いた第一章ワンダーウィードの幕を閉じ。そして、ワンダーウィードの第二章が幕を開けた。これから彼女たちが、どんな未来を描きだすのか、先へ先へと続くその道(SHINING ROAD)を、今度は君も一緒に歩かないか。








PHOTO:
TEXT:長澤智典

『Parallel warld』
『恋に休みはない』
『欲張りGIRL』
『unite』
MC
『peace』
『ワガママリア』
『小さな花』
『タイムマシーン』
MC
『サンシャイン』
『あなたと二人で』
『好きだ、ばか。』
『トドカナイヤ』
映像&MC
『六等星』
『アオイホシ』
『get to chance』
MC
『愛のマグナム』
『存在証明』
『Answer』
『夜空の列車』
MC
『永遠青春GIRL』
『GOKIGENDANCER』
『BANJIKYUSU PARTY』
MC
『パブリカ』
MC
-ENCORE-
『大丈夫』
MC
『ヤッホー』
『バルタン星人』

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