2017/10/21 に公開
ファンの間で「神イベント」とも呼ばれている、Cheeky Parade恒例のバスツアー『チキパの遠足~ジャガイモは最後に入れようね編~』が開催された。
今回のテーマは、タイトルからもわかるようにカレー作り。一行は、早朝の新宿駅を2台のバスでメンバーとともに出発し、会場となるさがみ湖リゾート プレジャーフォレストへと向かった。
自然に囲まれたさがみ湖では、カレー作りの前に、撮影したばかりというCheeky Paradeの新しいアーティスト写真公開という参加者へのサプライズが用意される。メンバーの意見も取り入れながら、真紅の壁を背景にして、モノトーンの衣装というこれまでの方向性とは異なる大人なチキパというビジュアルに、ファンからは驚きの声が上がっていた。
そしていよいよカレー作りがスタート。参加者たちはいくつかの班に分かれて、調理実習のように作り方を参考にしながら具材の準備を始める。エプロン姿のチキパも、関根優那と島﨑莉乃、そして鈴木友梨耶、渡辺亜紗美、永井日菜の2班にわかれて、参加者全員に食べてもらうべく調理を開始する(なお、参加者は両班のカレーを試食後、投票を実施し、美味しくなかったほうには罰ゲームが待っている)。
まるで若い奥さんのような慣れた手つきで野菜を切り、テキパキと下ごしらえを済ませていく関根と島﨑。一方で、真面目に何事にも取り組んでいる友梨耶はともかくとして、朝ごはん代わりの「コアラのマーチ」をヘラで粉々に粉砕して鍋に入れてしまう渡辺と、カレールウの箱や飯盒、お米などなどを手に謎のポーズを取っている永井。コアラのマーチがコトコト煮込まれた段階でどちらが勝者になるかは明らかで、友梨耶×渡辺×永井組が罰ゲームのセンブリ茶を飲み干すのだった。
また調理中には、メンバーは参加者のテーブルを回って、一人ひとりに声をかけていく。定期公演などでもステージ上からファンの声を拾ってトークを行なうなど、比較的ファンとの距離感が近いチキパだが、物理的な距離感までも近いのがバスツアーの醍醐味。加えて、ひとつの作業を班で協力しあう中で、ファン同士の仲も深まっていくのもバスツアーならではだ。ひとりで参加したというファンも、カレールウよりも早く周りに溶け込んでいるイベント。そんな理由もあって、今回のバスツアーのタイトルが付けられた……わけではないのだが。
カレーを食した後、参加者はプレジャーフォレスト内にある広場へと移動。ライブ前のレクリエーションとして行なわれたのは、永井日菜のリクエストで、メンバーがハンターとなって参加者を捕まえる『逃走中』(鬼ごっこ)だ。
秋晴れの空の下で運動という、なんとも健康的なバスツアーだが、カレーを食べた直後に全力で走って逃げ回らないといけないというのは、鬼ごっこというよりも、本レクリエーションを発案した“チキパの超人”永井が鬼そのものである。参加者は、込み上げてくるカレーに耐えながら、好きなアイドルに追い掛け回され、そして捕まえられてしまうという、至福のひとときを堪能した。
最後はミニライブ。メンバーはハロウィンが近いということで、ナース姿や小悪魔などキャラクターに合った仮装に衣装チェンジしてステージへと上がる。そしてセットリストは、曲名が書かれた紙を箱の中に入れて、くじ引きの要領で観客に引いてもらって決定するという方式。開放感に溢れた木に囲まれたライブスペースに入場順や座席番号などあるはずもなく、観客は、ステージを中心にして、前に行きたい人は前に、後ろで見たい人は後ろで、立ちたい人は立って、座りたい人は芝生の上に座るなど、自由なスタイルでチキパのアットホームなライブを楽しんでいた。
再び新宿に着く頃には、すっかり日も暮れていた今回のバスツアー。朝から晩までチキパと過ごすことで、参加者はチキパのことをもっと身近に感じることができたはず。この距離感こそが、「神イベント」と呼ばれる所以なのだろう。
Cheeky Paradeは、11月11日には東京・青山RizMにて定期公演を開催。11月22日には新曲「僕らの歌」「Mighty girl」「JUMPER JUMPER」を収録したミュージックカードをリリースする。
【Cheeky Parade HP】http://www.cheekyparade.jp/
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