2017/10/01 に公開
2017年10月3日に4年連続となる赤坂BLITZ単独公演を控える萌えこれ学園。リーダー熊野はる(くまのはる)の生誕、花岡香奈(はなおかかな)のソロ曲レコ発がからんだ大一番を前に、今回、エースの當銘菜々(とうめなな)を加えた3名に意気込みを聞いた。
ーー萌えこれ学園とはどんなユニットですか。
當銘 私たちのユニットには、「先生」という存在がいまして、現在その先生1人と生徒12人、候補生1人の14人で構成されていて、生徒と先生が一緒になって「歌って、踊って、笑って、泣いて」本気で夢を叶えていくというのをテーマに今活動しています。
ーーユニットの特徴や強みはなんですか。
熊野 私たちは、どんなライブでもどんなことでも、とにかく全力で取り組んでいます。歌やダンスはもちろん、MCの際の「お笑い」にも全力です。やっぱり来てくださった方に笑顔になってほしいですし、爆笑が沸き起こると、皆さんも心を開いてくださる感じがして。定期公演など時間の余裕があるライブでは、対バンライブではなかなかできない、コントなどもやったりしています。
ーーそこは、やはり先生が仕切るかたちで展開するのですか。
熊野 そうですね~。
當銘 でも、本番になって台本にないことを言うんですよ! アドリブでどんどん言ってくるので、「また始まったぞ」みたいな。
熊野 なんか、楽しくなっちゃって。でも、1期・2期がぎりぎり。3期生で対応できる日とできない日があるかなっていう感じですね(笑)
ーーBLITZ公演では新曲が3曲初披露ということなので、そのあたりも聞いていきたいのですが。
熊野 実は、まだタイトルがどれも決まっていないんです……(9月26日取材時点)。私たちはまず、歌詞をメンバーで案を出し合って決めるのですが、その中から良いフレーズを選んで歌詞にしていくんです。そこからさらに良いワードがあったら、それをタイトルにしています。とくにソロ曲に関しては個人に考えてもらうことが多いですね。
ーータイトルが決まっていないということですが、仮にA・B・Cとして、まずAから1曲ずつお願いします。
花岡 仲川つむぎというメンバーのソロ曲からご紹介したいと思いますが、この曲は、まさに「ザ・仲川つむぎ」という曲で、今時のアイドルが歌うの!?というような昭和感満載の曲です。
熊野 仲川自身が天地真理さんが大好きで、そういった雰囲気を感じさせる曲になっているのではないかと思います。
ーー聞く人が聞いたら懐かしい感じ?
熊野 聞く人が聞かなくても、わかりやすく納得していただけるのではないかと(笑)
花岡 イントロからもう、そういう感じです。
ーー次にBの曲はいかがですか。
熊野 もう1曲はカッコいい感じのちょっとエモい曲です。私たち萌えこれ学園は3年半活動してきて、やっぱり楽しいことばかりじゃなくて、時に迷ったり、メンバー全員1度は辞めたいと思ったり、ユニット自体続かないんじゃないかと思ったこともあります。そんな中で自分たちの気持ちをしっかりもって、広報委員(ファンの呼称)の皆さんと一緒になって進んでいきたい、そういう熱いメッセージが込められた曲になっています。ちなみに、歌詞の最後、一番おいしいワンフレーズを先生である私がいただきました。
ーーソロパートになっていると……。
熊野 そこは当日のお楽しみで!
ーーでは、最後Cの曲はいかがでしょう。
當銘 この曲は、すごく可愛い曲調なんですけど、歌詞は今の私たちにピッタリの内容になっているんです。私たちは、武道館をめざして活動しているのですが、やっぱり目標を見失っちゃいそうになる時もあるんです。本当に行けるのかなって思ったり……(感極まりながら)。それでも諦めたくないっていう想いが込められています。歌詞は心にしっかり響く、でも、めっちゃくちゃ可愛い曲になってるんですよ! それぞれ全然違う3曲になっています。
熊野 昭和もいるからね。
ーー10月3日は花岡さんの『片想いキャンディー♡』のレコ発でもあるということで、そちらの曲についてはいかがですか。
花岡 まず今回のソロ曲自体、ファンの皆さんによる「推しメン投票」による投票数でCD発売を決定していただきまして、みなさんと私の想いがいっぱい込められた可愛らしい曲になっています。
ーーちなみに、衣装は今何着あるんですか。
熊野 基本は1着なんですが、たまにTシャツ衣装になったりと。
當銘 でも、夏服と冬服があります。
ーーということは、今は夏服?
熊野 でも、年中通してほとんど夏服なんですよ。ブレザー着るとめっちゃ熱いので。なので、ワンマンライブの時は2曲くらいブレザーを着ます(笑)
ーー今回の新曲の振付は、これまでの先生と同じ方が担当されているのですか。
熊野 はい、萌えこれ学園の振付はこれまでずっと同じ方で。ミュージカルもやられている、女優さんでダンサーさんでもある方なんですけど、すべての振りに意味があるんです。すべての曲にもストーリーがあるように。だから、すごく感情移入しやすいようにしてくださってます。でも、最初の頃の曲と比べたら今はだいぶダンスのレベルが上がりました。なぁな(當銘)も、最初はただ大きく踊るだけの子だったんですけど、今回はソロパートがあるくらい、かなりダンススキルが上がってきてるなと。
ーーダンス担当の方とかいらっしゃるのですか。
熊野 當銘がエースという位置づけなので、ダンスは得意なのと、あと、成田麻穂という子がバレエをずっとやっていて、ヨーロッパに留学経験もあるくらいプロ級の子がいます。なので、彼女のバレエ的なダンスのソロが入った曲があるんですが、引き込まれるものがありますね。
當銘 バレエダンスは簡単には真似できないので、そういうところも萌えこれ学園の強みのひとつですね。
ーー歌が得意なメンバーという意味では誰になるんでしょう。
熊野 (言ってほしいオーラを出しながら)
當銘 そうですね(笑)、先生は、見た目ピンクのジャケットですごく目立つお笑い担当的なキャラなんですけど、いざ歌い出すと、「あのピンクめっちゃ歌上手いじゃん」みたいな(笑)。そのギャップがたまらないです。
熊野 あ、どうも。
當銘 その頃には32歳ということで……。
ーーリアル生誕はいつなのですか?
熊野 誕生日は10月7日なのですが、その4日前のBLITZで生誕ライブということで。年齢はリアルです。85年生まれということで。昭和生まれでございます。
ーー今までMVは何曲撮られているのですか。
熊野 2、3曲くらいなのですが、中でも『BRAVE』っていうヘドバンする曲があって、すごくカッコいいです。あと、『風と君と虹と僕』っていう曲があって、これは学園設定の私たちらしさの出たMVで、しっかり演技して可愛い感じになっています。
ーー今回のBLITZ公演では、全曲披露されるということですが、せっかくなので、おひとりずつ1推しの曲をあげてみてください。
花岡 私は『恋の魔法』という曲です。萌えこれ学園に入った時、最初に覚えた2曲のうちの1曲がこの曲で、すごく切ない曲調なんですけど、力強くて、ダンスもすごい奇麗でハマってしまいました。その時の衝撃が忘れられなくて。
當銘 私が好きな曲は、『タイムレシーバー』という曲なんですけど、この曲は今年の7月に発表したばかりのまだCDにもなっていない曲で、サビのフレーズが4文字だけの斬新な曲なんです。しかも、サビの最後の部分を28拍伸ばすっていう曲になってて。歌えるようになるまでに時間がかかったんですけど、すごく好きですね。
熊野 『BRAVE』ですかね。今まで萌えこれ学園は可愛い曲が多かったんですけど、ロックな曲っていうのはなくて、初めてのロックだったんですよ。最初は挑戦だったし、私たちにロックが歌えるのかなっていう不安もありました。でも、実際に歌ってみるとファンの方もノってくださるし、今では萌えこれ学園を代表する曲のひとつになっているのではないかと思うので、私たちを知らない方はそこから入ると、どんなユニットなんだろうっていうイメージで入れると思います。
ーー最後に、赤坂BLITZに向けて意気込みをおひとりずつお願いします。
當銘 不安とかもいっぱいありますが、楽しみにしてくださる方がたくさんいらっしゃるので、それもあって私もとにかく楽しみでしかたないです。1秒たりともニヤニヤを止めずに全力で楽しみたいと思います。
花岡 私のソロ曲『片想いキャンディー♡』のCDが出せて、しかもレコ発でもあるということで、本当に幸せです。私の夢が実現する瞬間でもあるので、あとはみんなで笑顔いっぱいで楽しみたいです。
熊野 当日は、「熊野はる生誕祭」とタイトルにも打っていただいていて、すごくありがたいのと同時に、私なんかでいいのかなっていう、そういう気持ちも正直あります。私ひとりでは絶対叶えられないし、私、熊野はるという人間にメンバー皆が色んな付加価値をつけてくれていると思っています。その大切なメンバーの夢を皆さんと一緒にまたひとつ叶えられる、そんな想いが込められた1日なので、ぜひ観に来てください!
【イベント情報】
2017年10月3日(火)
定期公演vol.127「Go to 武道館 3rd stage 熊野はる生誕祭」
出演:萌えこれ学園
会場:赤坂BLITZ
時間:開場18:30/開演19:30
※花岡香奈CD『片想いキャンディー♡』・仲川つむぎソロ曲お披露目・CD『夢幻華』レコ発 etc.
●『BRAVE』MV
https://www.youtube.com/watch?v=ESVyKf4qAUk
●萌えこれ学園オフィシャルHP
http://moecore.com/
●萌えこれ学園オフィシャルTwitter
https://twitter.com/moecoregakuen
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