このエントリーをはてなブックマークに追加

“神話の世界を歌にする”大阪発祥アイドル、天空音パレード特別インタビュー【グループ編】

2017/09/16 に公開

写真左から、竹下絵莉さん、芦田愛由さん、足森いづみさん、徳永彩佳さん


2017年8月、大阪を拠点とするアイドルグループ、天空音パレード(通称:天パレ)へ特別インタビューを行った。

ライブイベントへの出演の他、企業への挨拶周りも兼ね東京へ訪れている天パレメンバーに、せっかくなので遠征の合間に時間をいただきお話しを伺った。

当媒体としては、過去に拠点である大阪の公演会場へ足を運んだ事はあるものの、ライブ観覧自体は2016年11月に行われたU.M.Uアワード2016の1度きり。直接お話しするのも初めての為、天パレはどんなグループでどんなメンバーがいるのか探るべく、インタビューを行った。



楽曲の世界観をウリにする、天空音パレードとは?

――まずは、自己紹介をお願いいたします。

一同:私たち、大阪から来ました、神話の世界を歌にするグループ「天空音パレード」です。よろしくお願いします!

足森いづみ:イメージカラーはパステルイエロー、見る人みんなの瞳の住人、天パレのファンタジスタ“いづみん”こと足森いづみです。

徳永彩佳:イメージカラーはサムライブルー、変幻自在の自由の女神、天パレのトリックスター“あやかぴ”こと徳永彩佳です。

芦田愛由:イメージカラーはピュアホワイト、癒し系ヒーリングJK、天パレのラスボス、“あゆごん”こと芦田愛由です。

竹下絵莉:イメージカラーはパッションレッド、大胆不敵な感情派歌姫、天パレのエンペラー、“えーりん”こと竹下絵莉です。

――キャッチフレーズについて色々突っ込みたいところではありますが…(笑)。まずは、初めましてなので天パレさんについて教えてください。

竹下:天パレは“神話や神様にまつわる事”をテーマとしていて、シングル曲のタイトルにも『アマテラス』や『シンドバット』といったものがあります。活動の拠点は大阪ですが、その他にも名古屋だったり東京だったりと、色々なところで活動しています。またライブだけではなく写真集やDVDの発売もしていて、メジャー感を意識して幅広く活動しています。

徳永:神話の世界を大事にしつつ、アイドルっぽさも取り入れています。

――“神話の世界”というのは最初から掲げていたんですか?

足森:最初は言っていなかったんです。神様の名前だけは曲名につけていました。

竹下:なので、グループコンセプトが曲に寄っていった感じですね(笑)。

――曲先行なんですね。

足森:良い曲だねって言われる事が多くて。

竹下:楽曲を一番推しています(笑)!

徳永:格好良いだけでなく可愛い一面もあって、ロックが好きな人だけでなく、アイドルアイドルしている曲が好きな人にも気に入って貰えたり、幅広いと思います。

――昨年のU.M.Uアワードで初めてライブを拝見した時は「バリバリに歌っている」「かっこいい」が第一印象で、アイドルアイドルとは逆のイメージが強かったです。普段はどんなステージを?

竹下:“神話や神様”を世界観として一番大事にしていますが、“ノれる”という部分も大きいと思います。聴き曲はなくて絶対にダンスが入っていますし、肩組んで会場と盛り上がれてMIXも入れられる曲も多くて。盛り上がる曲という意味で、“神曲”と呼ばれているものもありますね。

――そういうところにも神が… (笑)。


U.M.Uアワード2016


竹下:そして先日、『アマテラス』から『ワールズ』まで“あかさたな~全て”の楽曲が完成し、ジーザスサウンド(天パレの楽曲群の総称)第1章が完結しました。

――楽曲の世界観や構想がしっかりされていますね。ちなみに、元々はどういうグループだったのでしょうか?

芦田:…正統派ですかね(笑)。

足森:元々はそうだったんですが、活動期間も長くなりメンバーも大人になったので、こだわる事もないかなって。

徳永:今もアイドル感を捨てているわけではないんですが、押し出す程ではないなと。

――U.M.Uアワードの時も、黒の衣装でしたね(笑)。

徳永:あとは地域密着でもないですし、大阪に留まるわけでもなかったですし。

竹下:元々は地域でやっていくつもりも多少なりあり、ゴミ拾いとかも積極的にやっていたんですけど、逆に迷惑がられてしまったこともあって…。「地域だけに留まらず活動したほうがいい」という考えになりました。

徳永:当初は別のグループ名だったのですが、そういった経緯もあり、「天空音パレード」に改名してリスタートしたんです。

――では、“ご当地アイドル”のジャンルではなさそうですね。

徳永:もちろん「大阪で一番になりたい」という想いもありますけど、そこまで大阪に固執しているわけでもない…ふわっとした感じです(笑)。

――“大阪で一番”は現実的では?主観ですが、最近は有力グループが東京に出る事が多いので、大阪の次世代は空位なのかなという印象です。

竹下:そうだと思います。頭一つ抜けているグループが今はいないかなと。

徳永:圧倒的なトップはいなくて、イベントによって(評価が)変わりますね。

竹下:でも、私たちは特定のコミュニティの中で一番になりたいわけではなく、大阪で一番になりたいですね。

――ご当地アイドルの特徴である“地域振興”はあまりないけれども、拠点である以上トップを取りたいっていう想いがあるんですね。

竹下:そうですね!

徳永:全国へ進出するうえで、やっぱりまずは大阪で名のあるグループになりたいなと。

――天パレさんの最終目標、長期的な目標はどうなんでしょう?

徳永:今回の東京遠征などで、とある大阪のグループさんの名前をよく聞きました。そういう“東京でも話題になるようなグループ”になりたいと思っています。

竹下:業界人の中で、当たり前のように名前が出てくるグループになりたいです。

徳永:“誰もが知っているグループ”になりたいですね。「武道館でやりたい」「Zeppでやりたい」という目標はあくまでもその通過点なので、決めていません。

――例えば、「大阪 アイドル」といった単語でパッと出てくる存在になりたいと?

一同:そうですそうです!

竹下:「どんなアイドルになりたい?」に「天空音パレードです」って言ってくれる子を増やしたいですね。

――その為に、東京にもわざわざ来てライブや挨拶周りなどをされているんですね。

徳永:東京の方とお話しすると“旬”がわかるので、とても勉強になりました。

――なるほど。今まで東京遠征ではどんな事を?

徳永:お昼と夜にライブをやって、泊まって翌日またライブ、の繰り返しですね。

竹下:それだと、大阪でやっている事と変わらないんです。なので、今回みたいにいろんな方に挨拶をさせて頂いたほうがたくさんの方に知っていただけるかなと。がむしゃらにライブをやるより、良い繋がりができていくのかなと思っています。

――小規模なライブ回しを続けていくべきなのか、という風潮はありますよね。

竹下:挨拶回りとか先行投資みたいな部分って大切だと思うんですよね(笑)。

――経営の方ですか(笑)?

一同:(笑)。

徳永:有難い事に、大阪のライブではトリに近いところに出演させて頂いているので、もうちょっと背伸びして、チャレンジをしていきたいです。

竹下:新しいステージへ進めて、最近は初めてな事が多くて。今は6年目なんですが、新鮮な気持ちで活動しています。

あとはYouTubeにも動画をアップし始めていて。メンバーに色んな事をやらせて、私が編集しています。在宅のファン増加にも繋がればいいなと。もちろん、こういった記事として掲載される事も嬉しいです。


全員大阪の天パレメンバーが語る、大阪の魅力やアイドル事情

――ご当地性は薄いとの事ですが、大阪のアイドルとして“大阪愛”もお聞きしたいです。まず、皆さんご出身は大阪ですか?

一同:そうですね!皆、大阪です。

竹下:地域に好かれていないかも知れないですけど(笑)、私たちは大阪すごく好きです。

――大阪のオススメはありますか?

徳永:拠点が大阪の天神橋商店街の近くなんですけど、私、そこで食べ歩きするのが好きで。日本一長い商店街なので、時間がある時にはそこで食べ歩きしてみてください!

竹下:他の地域から来た方が「美味しいもの食べたよ!」って言ってくれるとすごく嬉しいです。

足森:私はやっぱりたこ焼きだと思うんです。塩マヨネーズ味がめっちゃ美味しいので、ぜひとも食べて欲しいです!むしろそれしか食べてないです(笑)。

徳永:私は坊主派かな!何もついてないの!

――味がついていないのを“坊主”って言うんですか?

徳永:そうなんです。

――天パレのライブに行って、その後美味しいものを食べて帰ってもらえれば良いですね。

一同:食い倒れの街なんで!

――大阪に行ったら天パレさんのライブに行くのは必須として、他に何をすべきですかね?

竹下:今ってフォトジェニックが大事じゃないですか。新世界のふぐ、道頓堀のグリコとかがインスタ映えするので、夕方や夜にその付近に行ってもらえたら、大阪を楽しめると思います。

あとは、大阪のアイドルは皆大阪弁なので、方言を楽しんでもらうのもいいんじゃないかなと思いますね。私たちも、東京行く時はやや強めな関西弁にしますし(笑)。

――食い倒れツアーとか面白そうですが…ファンイベントなどはされていますか?

徳永:去年から“あやフェス”というオフ会をやっていて、今年は京都の天橋立にバスツアーで行きました。オフ会は定期的にやっていて、ファンの方との交流をしていますね。

――天橋立って股のぞきですよね?みんなでやったんですか?

竹下:はい(笑)。それを遠くから写真撮って遊んでました(笑)。

あとは、人狼ゲームを大勢でやりましたね。30人を半々に分けて(笑)。

――大所帯ですね(笑)。

徳永:そういうのが好きなファンが多くて。私たちのやりたい事につき合ってくれます。

足森:天パレのファンは濃い人多いよね(笑)。

竹下:推しメンバーが決まっていると思うんですけど、そういうの関係なく皆さん喋ってくれますね。

――良い関係なんですね。関西弁を求められる事とかありますか?

徳永:ありますね!「面白い話しをして」も言われます(笑)。

竹下:あとはアイドルに関してだと東京の人に、「大阪はMIXがすごく強い」って言われる事が多いです。なので、それを体感するのもいいんじゃないかなと(笑)。

――あくまで主観ですけど、大阪って静かに聴くようなアイドルっていますか?

竹下:いると思いますか(笑)?

――ですよね(笑)。

徳永:「大阪ってMIXがすごい」とよく聞きますけど、単純に統一性がないだけだと思うんですよ(笑)。皆、好き勝手にやっているので。東京の方は連携とれていますね。

――コール表を用意したりとか、新しいMIXの会議を始めたりとか…。

竹下:最近ないですね…。

徳永:わが道を行ってます(笑)。


後編では、各メンバーごとのインタビューを掲載。

"神話の世界を歌にする"大阪発祥アイドル、天空音パレード特別インタビュー【メンバー編】

facebook シェア twitter google+ このエントリーをはてなブックマークに追加

ロピロピ TOP > “神話の世界を歌にする”大阪発祥アイドル、天空音パレード特別インタビュー【グループ編】

ページトップへ