2017/07/28 に公開
2017年4月16日の東京・新宿BLAZEからスタートし、7月17日(祝・月)の東京・Zepp Tokyoで千秋楽を迎えたアップアップガールズ(仮)(通称:アプガ)の春ツアーのフォトレポートをお届けする。
10都道府県12公演という約3か月に及ぶツアーとなった。
仙台公演後の4月28日には仙石みなみさん、佐藤綾乃さんの卒業発表があり、今回のツアーは“アプガ7人として最後のツアー”という位置づけとなった。
(前半戦レポートURL)
アプガ春ツアー前半戦終了。仙台、横浜、長野、静岡では、凱旋メンバーによる選曲によるスペシャルライブ開催。
5月14日の静岡公演から3週間後、6月3日の広島公演から後半戦がスタート。
この日は広島でプロ野球の交流戦が行われていたり、会場周辺でお祭りが催され、露天が多く並んでいた。メンバーはその露天で大串をゲットし頬張りながら会場入りし、ライブが終わった後もお好み焼き屋に繰り出すなど、地方でのライブを楽しんでいた。
広島公演
翌日(6月4日)の福岡公演では、6月5日に誕生日を迎える古川小夏さんのバースデーサプライズがファンより行われ、アンコールで小夏コールと共に会場がピンクのサイリウムで包まれた。
ライブの前にはアプガメンバーの記念写真を撮る機会があり、古川さんの24歳最後の単独ライブという事で古川さんを囲んで記念写真を撮影したのだが、その途中で佐保明梨さんがボソッと「私も21歳最後の単独ライブなんです…(佐保さんの誕生日は6月8日)」と発言。
気を利かせた古川さんが「次(6月10日の札幌公演の時)は明梨も22歳だ!!」とすかさず被せ、佐保さんを囲んだ記念撮影も行われた。やや落ち込み気味であった佐保さんの表情も万遍の笑みに変わって、お土産話しをワイワイとしていた。
福岡公演
福岡公演から1週間後となる6月10日の札幌公演では、空調トラブルによりメンバーもファンも汗まみれになりながらのライブとなった。翌11日のYOSAKOIソーラン祭りに出演するため、札幌公演では特別にYOSAKOIソーラン祭りの法被姿で『アッパーディスコ YOSAKOIソーランver. 』を披露してくれた。
ライブの終わりには関根梓さんを筆頭に、アプガメンバー全員が「またアプガ7人で札幌に来たいです!!!!」と力強くファンに呼びかけていた。
札幌公演
札幌公演から1週間後の6月18日は新井愛瞳さんの地元、群馬での公演となった。
オープニングアクト(OA)では、“あらいぐんまちゃん。”が登場。「今年もゆるキャラグランプリにエントリーしたいと思います!!」と声高らかに宣言し、アプガのライブがスタートした。
会場となった高崎club FLEEZは最前柵とステージの間に台が設置されている会場で、メンバーが台に上って客席ギリギリの距離まで乗り出しパフォーマンス。アプガメンバーもファンもすごく近い距離でのライブを満喫していた。
高崎公演
ツアーも終盤戦となった7月2日の大阪では照明、VJのスタッフも合流。OAではアップアップガールズ(2)(以下、アプガ(2))のメンバーによるパフォーマンスが行われ、アプガのライブに花を添えてくれた。そして翌7月3日の名古屋では、8月29日にアプガ7人では最後となる4thアルバムを発売する事が、ライブ終盤のMCで発表された。
大阪公演
名古屋公演
地方公演ラストの名古屋では、アプガメンバーもファンも今回のツアーが楽しすぎて「ツアーが次のZepp Tokyoで終わるなんて信じられない!!!」と口々にしていた。
そして名古屋公演から2週間後となる7月17日に、Zepp Tokyoにてツアーの千秋楽が行われた。
Zepp Tokyoでの単独ライブは、2015年12月に行われた「アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2015 ハイスパート RAVE FESTIVAL~Zepp Tokyo決戦~」以来となる。
本編前に行われたスペシャルライブでは、佐保さんが選曲した『SAMURAI GIRLS』『サバイバルガールズ』『ワイドルセブン』『Next Stage』『このメロディを君と』の5曲が披露された。いずれも今回のツアーのセットリストから外れた楽曲である。
『Next Stage』は披露される機会が少ない楽曲である事と、横浜BLITZ単独公演(2013年4月)に合わせてリリースされた、“7人のこれから進む道を歌った”メッセージ性の強い楽曲で、アプガ結成当初から応援しているファンからは驚きと喜びの声が上がっていた。
セットリストから外れてしまった楽曲をこのスペシャルライブで聴く事ができたファンは、この後すぐ始まるツアー千秋楽(本編)に向けて期待を高めていた。
スペシャルライブ後のミート&グリートがロビーで行われている中、会場の中ではアプガ(2)のOAリハーサルが行われていた。
今回のツアーにおいて、アプガ(2)のOAは初日の新宿、ツアー後半の大阪、名古屋に続いて4回目。
これまでの会場と比べステージが倍以上広い為、アプガ(2)メンバーも入念にリハーサルを行っていた。
OAで披露する曲は、アプガ(2)が8月15日にリリースする初のオリジナル曲『Sun!×3(読み:サンサンサン)』。約30分強のリハーサルを終え、メンバーは迫ってくるOAに備えていた。
そして開演15分前に場内アナウンスが流れ、客席エリアの照明が落ちステージ照明が明るくなったと同時に、アプガ(2)メンバーは元気よくステージに駆けだしていった。
大きな歓声に支えられ、アプガ(2)の初Zepp Tokyoステージは無事に終了した。
ステージから戻ってきたアプガ(2)メンバーはこれまでで最も大きなステージでのパフォーマンスに興奮していた。
アップアップガールズ(2)
アプガライブでは恒例の『Bornslippy』が流れ、会場から歓声が起こり千秋楽に向けてボルテージが徐々に高まっていった。
アプガメンバーが下手ステージ袖に全員集まったのは、『overture(仮)』が流れる直前であった。
最初にステージ袖にやって来たのは佐保さん。佐保さんはライブに向けて精神統一をしていた。
次に、関根さん、古川さん、森咲樹さんの順でステージ袖に集まり、全員揃ったところで円陣を組んで掛け声をかけていた。
『overture(仮)』が流れ会場から大きな歓声が起こり、メンバーの気持ちも更に高まっていった。
メンバーがステージに駆けだし、イントロと同時にアプガ(2)メンバーもバックダンサーとしてステージに駆けだしていった。ツアー最後の公演が始まり、『アッパーディスコ』『UPPER ROCK』『マーブルヒーロー』『アッパーカット!』と4曲連続のパフォーマンスで会場の熱気を徐々に上げていった。
『FLASH』『Dateline(Rock ver.)』『サマービーム!(メロウver.)』で、2017年のアプガの“進化と変化“を会場に集まったファンと、この日生中継されたニコニコ生放送の視聴者に向かって発信していた。
続いて『パーリーピーポーエイリアン』『ジャンパー!』『バレバレI LOVE YOU』など、アプガ盛り上がり曲を7曲連続ノンストップで披露。会場の熱気は最高潮に達したが、『アッパーレー』の最後の部分で音源が止まるハプニングが発生。
まさかの事態となったが、佐藤さんが間髪を入れず『FOREVER YOUNG』をアカペラで歌い出し、アプガメンバーも続いて歌い始め、これに併せてファンも合唱。「みんなの対応力がハンパない!」「みんな練習してきたでしょ!」「次の曲分かったでしょ!笑」と突然のハプニングに見舞われながらも一気に最高潮に達したステージの上では、ハプニングを演出の一つに呑み込んでしまうほど“出来上がった”ライブになっていた。
森さんも「楽しかったねっ!!!!」とこれまでのライブを振り返り、アプガ(2)メンバーも加えた12人の『FOREVER YOUNG』を披露した。
今回のツアーのアンコールは、“ファンからリクエストを募って応える”という方式。千秋楽でもこれまでの公演同様、アプガメンバーが出した条件をクリアし勝ち抜いたファンからのリクエストを受け付けた。
『君という仮説』と『ENJOY!! ENJO(Y)!! 』がリクエストされ、メンバーは歌詞とダンスを確認しつつ、作戦会議をステージ上で開きリクエスト曲を披露した。
ダブルアンコールでは、メンバーカラーのTシャツで登場。
そして佐藤さんより、アプガ7人最後のライブが9月15日に東京・Zepp Tokyoで行われる事が発表された。タイトルは「アップアップガールズ(仮) これが私達の生きる道~Way of Our Life~」。
このライブのロゴがステージ後方のスクリーンに投映され、7人の手を「( )」で囲うというデザインであった。このデザインが前面にプリントされたTシャツをアプガメンバーが着てステージに立っていた。
佐藤さんは「9月15日に単独最後のライブが決定して、みーこ(仙石)と私は秋で卒業と言っていましたけど、これが最後のライブとなります。7年間、一緒にこの仲間で突っ走ってきて、色々辛いことも楽しいことも全部7人で乗り越えてきて、私達が積み上げてきたもの、本当の意味での集大成を、皆さんにお見せしたいと思います。」と語った。
仙石さんは「9月15日という最後の日付は決まりましたけど、本当にアプガの夏は始まったばかりで、TIFだったり色んなフェスにも乗り込んでいって、アプガとしての“戦い”が沢山残っているので、みなさん一緒に夏を駆け抜けて9月15日、最高な状態の7人の姿を見て、みなさんにそれぞれの7人の道が、未来が楽しみでワクワクしてもらえて、これからにも期待してもらえるような最高な形で9月15日を迎えたいと思っています。」と語った。
最後に佐保さんより「みーこ(仙石)とあやのん(佐藤)は、この先違う道を進んでいくってことを決めたんですけど、でもこれからも私達はいつまでも夢に向かって前に進んで行く7人で居続けたいなぁって思うし、進む道は違ってしまいますが、それでも私達は前に進んで行くっていう気持ちはずっと一つだとずっと思っています。
アップアップガールズ(仮)自体もこれからも変化していきたいと思っています。夢をたくさんみんなと見て、たくさん叶えて、たくさんの方に元気を届けられるようなグループで居続けたいな。と思っています。
だから、9月15日のライブは7人で最後のライブとなっていますが、新しいスタートの日でもあると思っているので、これからそれぞれが進んでいく道の先に素敵な未来をみんなが掴めるような、そんなライブをしたいなと思っているので、みなさん7人最後のライブまでの日々も、そして、これから先の7人も応援よろしくお願いいたします。」と締めくくった。
最後に今回のアルバムに収録される7人最後のオリジナル曲『Way of Our Life』が初披露され、ライブハウスツアーの幕は閉じた。
なお、今回初披露された『Way of Our Life』の作詞、作曲、編曲はfu_mou氏で、これまでにアプガの楽曲では『夕立ち!スルー・ザ・レインボー』『このメロディを君と』などを手がけている。
ライブを終えたアプガメンバーはしんみりした雰囲気は一切なく、いつものライブ終わりのテンションだった。
気持ちはこれから始まる夏のイベントに向いていた。
今回のツアーを振り返ると、仙石さんと佐藤さんの卒業発表はされたものの当初は「秋頃」という時期のみで具体的な日程は公になっていなかったが、ツアー後半になるにつれ、アプガメンバーにも“おもいで”を意識する行動が所々に見られ、各会場でメンバーの記念撮影が恒例行事となり、“7人最後となるライブツアー”を意識する度合いが強くなっていったと感じている。
今回のZepp Tokyoでのツアー千秋楽に参加出来なかったファンも、9月15日のラストライブには是非とも足を運んで欲しい。アプガメンバーが考える“最高のライブ”がそこにあると確信している。
<セットリスト>
OA.Sun!×3 --アップアップガールズ(2)
M00.overture(仮)
M01.アッパーディスコ
M02.UPPER ROCK(DISCO ver.)
M03.マーブルヒーロー
M04.アッパーカット!
-MC
M05.FLASH
M06.Dateline(Rock ver.)
M07.サマービーム!(メロウver.)
-MC
M08.パーリーピーポーエイリアン
M09.ジャンパー!
M10.バレバレI LOVE YOU
M11.お願い魅惑のターゲット
M12.キラキラミライ
M13.セブン☆ピース
M14.アッパーレー
-MC
M15.FOREVER YOUNG
EC01.ENJOY!! ENJO(Y)!!
EC02.君という仮説
WEC01.Way of Our Life(新曲)
◆リリース情報◆
2017年8月29日(火)発売
「4th アルバム(仮)」
通常盤(CD1 枚) ¥3,000+税 TPRC-0184
初回限定盤(CD2 枚組) ¥4,000+税 TPRC-0185
◆ツアー情報◆
9月15日(金) 東京・Zepp Tokyo 開場 18:00/開演18:30
【お問い合わせ】株式会社オデッセー 03-5444-6966 ※平日11:00~18:00
※詳しい情報はアップアップガールズ(仮)公式ブログ、Twitter、各イベント公式HPを参照してください。
アップアップガールズ(仮)公式ブログ(最新情報) http://ameblo.jp/upfront-girls-news/
アップアップガールズ(仮)公式ブログ(メンバーブログ) http://ameblo.jp/upfront-girls/
アップアップガールズ(2)公式ブログ(メンバーブログ)http://ameblo.jp/upupgirls2ki/
アップアップガールズ(仮)公式HP http://www.upupgirlskakkokari.com/
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