2017/06/30 に公開
2017年6月24日、東京・SELENE b2にて「TIF2017メインステージ争奪LIVE~前哨戦~」が開催された。
8月4日から6日にかけて行われるTOKYO IDOL FESTIVAL2017(通称:TIF2017)へ初出場するアイドルが、メインステージの座を賭けパフォーマンスを行うTIF特別企画。この企画は昨年から実施され、昨年はまねきケチャが優勝。惜しくも優勝は逃したものの、その他にも生ハムと焼うどん、神宿、MAPLEZと以後のアイドルシーンに多大な影響を与えたアイドルが集うネクストアイドル発掘企画である。
この日は8組のアイドルが2部に分かれ、TIF当日の決勝戦へ進む4組を会場投票とネット投票で決定する。
MCを担当したPASSPO☆の増井みおさん(左)、玉井杏奈さん(右)
1部では、上野優華さん、OnePixcel、原宿物語、26時のマスカレイドが出演し、1位の26時のマスカレイド(通称:ニジマス)、2位の原宿物語(通称:モノガ)が決勝へ駒を進めた。
【26時のマスカレイド】
『ハローハロー』のアカペラスタートでのアレンジに始まり、先日PVが公開されたばかりの『ハードサングラス』をこのステージで初披露。バックスクリーンには海辺ではしゃぐメンバーが印象的なPVを流すなど、演出面にもこだわりを見せた。
メインステージ争奪戦の企画が発表されてから、ほぼ毎日SNSで企画参加を呼び掛ける投稿を続けていたニジマス。事前プロモーションに力を注いでいたがネット投票時点では3位にとどまり、予選通過に暗雲が立ち込めると涙してしまうメンバーも多く「この企画に賭ける想い、熱量の高さ」を感じさせた。
※参考:メインステージ争奪戦参加を呼び掛けるツイート
https://twitter.com/nijimasu_staff/status/866639910182068227
ネット投票で3位に留まり涙を見せる26時のマスカレイド
そして会場投票で見事逆転、悔し泣きから嬉し泣きに変わるメンバー。そしてリーダー・江嶋綾恵梨さんの「1位取ったぞ!」の叫びに沸き立つ会場。“この夏のニジマスストーリー”の成功を予感させ、第1部は幕を閉じた。
1位通過の発表に崩れ落ちるメンバーと、勝利の報告をする江嶋綾恵梨さん
▽公式サイト
https://nijimasu-official.amebaownd.com/
【原宿物語】
TIFメインステージ争奪戦で最多人数、13人での圧倒的なパフォーマンスが際立つ原宿物語。もちろん個々のスキルレベルも高く、今年がTIF初出場ではあるが、昨年はスキルレベルやパフォーマンス力がものを言う愛踊祭の決勝戦まで駒を進めているなど注目を集めており、満を持してのTIF初出場、メインステージ争奪戦への参戦となった。
当日のパフォーマンスでは、会場の熱量に対し『瞳を覗いて』を“バラードバージョンで始める”という原宿物語らしい、パフォーマンスを“魅せる”姿勢でスタート。ダンスというより演技と呼ぶにふさわしい振付けで独特の世界観を表現。焦らしに焦らした後には、「これで終わりだと思うなよ!」と一転、ノンストップで13人が入れ替わりながら『PARTY ANIMALS』など人気ダンスナンバーで駆け抜けた。
自信漲るパフォーマンスを見せながらも、順位発表後は「不安で前日のレッスンで泣いていた」と不安を語るメンバー。13人×メインステージでのパフォーマンスを楽しみにしたい。
▽公式サイト
http://harajukumonogatari.jp/
【OnePixcel】
第1弾発表で既にTIF2017出場が発表され、注目を集め始めているOnePixcel。高校生3人という少人数でありながら綺麗に整ったダンスパフォーマンスを魅せ、『Analoganize』での傳彩夏さんのダンスパフォーマンスはPASSPO☆の2人も驚くほどの衝撃を与えた。
『TONDEKE』では初見のファンも交え会場と振付けを練習し“一体となったパフォーマンス”にこだわりを見せたOnePixcel。MCでは年齢相応のあどけなさを見せつつ、曲が始まった途端の圧倒的なダンスのキレ、そして「最高に楽しんじゃおう」「OnePixcelのライブ楽しかったですか!?」と煽るメンバーに終始会場は翻弄。決勝戦進出はならなかったもののネット投票では1位を獲得しており、注目度の高さを証明。TIF当日と8月20日のワンマンライブでのパフォーマンスに期待が掛かる時間となった。
▽公式サイト
http://www.onepixcel.com/
【上野優華】
キングレコード主催のボーカルオーディションにおいて、1万人を超える応募者の中から見事グランプリを獲得した上野優華さん。その歌唱力の高さは既に折り紙付きであり、今年TIF初出場だという事を信じられない人も多々いる事だろう。
メインステージ争奪戦唯一のソロ出演であり、且つトップバッターとしてステージに立ちプレッシャーも大きかったと思うが、会場全員の視線が自身に集中する中、綺麗な歌声とアイドルらしい振付や煽りなどを見事に融合。端から端まで終始駆け回り、観客一人ひとりと目を合わせる姿勢が印象的だった。
デビューした頃から、「一人ひとりの心に寄り添えるような歌を歌いたい」と歌へのこだわりを語る上野さん。最新曲『友達ごっこ』で歌唱力の高さを見せつける傍ら、『だって君のカノジョだもん。』でアイドルらしい一面も見せた。
▽公式サイト
http://yuuka-ueno.com/
※第2部の公開は7月1日午前10時を予定しています。
▽TOKYO IDOL FESTIVAL2017オフィシャルサイト
http://www.idolfes.com/2017/index.html
(撮影/矢口 卓)
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