アイドルと謎解きゲーム。しかしアイドルが出てこないゲームとは。

2015/04/26 に公開

4月16日、渋谷道玄坂にあるヒミツキチラボで開催された、「ラストクエスチョンインタラクティブライブvol.1」に参加してきました。

【ラストクエスチョンとは？】

ラストクエスチョンとは、リアル脱出ゲームなどの参加型イベントを企画しているSCRAPが運営する、謎解きとＲＰＧゲームをコンセプトとした、謎解きＲＰＧアイドル。

メンバーにはそれぞれ職業と衣装が割り振られている。勇者・戦士・踊り子・僧侶と、某国民的ＲＰＧを彷彿とさせ、RPG好きにはたまらないコンセプト。

【ラストクエスチョンのライブとは？】

ラストクエスチョンのライブは、謎解きとライブを融合した、ストーリー仕立ての観客参加型ライブ。ライブの始めには「悪の総帥ワイ・ピカデリー」が謎を出題し、謎を解かないとライブが始まらない。

またライブの演出にもこだわっており、観客の盛り上がりに応じてスクリーンが変化、スクリーンに投影されたアイコンが観客の動きに合わせて動くなど、最新技術を使用し他のアイドルとは一線を画している。

【さて、実際のライブはどんな感じ？】

☆ポイント１：アイドルがステージに・・・・割といません

「アイドルはステージで踊り、観客は観客席で騒ぐもの」

・・・そう思っていた時代が筆者にもありました。

ラストクエスチョンのライブでは、メンバーはステージを降り、観客に交じって謎解きに挑戦しています。その為、「アイドルと観客」というくくりがなく、謎解きに一緒に挑戦する仲間、という印象。

歌っている最中もファンに交じって踊る事も多く、非常に距離が近いのが特徴です。（後ろでまったりしていた観客の手を引っ張っていくシーンや、アイドルが観客に話しかけにいくシーンも）

☆ポイント２：ライブだけでなく、イベント要素も楽しめる

「アイドルライブは、ライブが９割、MCが１割」

・・・そう思っていた時代が筆者にもありました。

前述したように、謎を解いて悪の総帥ワイ・ピカデリーを追い返さない限り、ライブが始まりません。だいたいですが、謎解きとライブは半々の割合です。

アイドルライブというよりは参加型イベントなので、アイドル好きに限らず、イベント好きな方、とりあえず盛り上がりたい方、ミステリー好きなど、たくさんの方にオススメできます。
※極端に言うと、「ラストクエスチョンって誰？」「アイドルライブは興味ないよ」って状態でも楽しめます(笑)

筆者は実際にリアル脱出ゲームに参加した事があり、問題が難しすぎてクリアできなかったのですが、ライブでの謎解きシーンも正直かなり難易度高いです。大勢いる観客が真剣に考え、なんとか答えがでてくる、というような、まさに観客一体型ライブになっています。

スクリーンに表示された暗号を解読する、という謎も登場

☆ポイント３：最新技術に胸熱！

「アイドルライブの演出は綺麗な照明があればよい」

・・・そう思ってい(ry

今回のライブでは、博報堂とHACKistチームで結成した「ライブラボ」が協力。最新技術で観客を魅了しました。

・観客の腕振りをライブの演出に反映する仕組みを開発。何もなかったスクリーンが、観客の腕振りの動きに合わせて徐々に削られていき、暗号が見えてくる。

・ライブ中も観客1人1人の動きに合わせ、画面のアイコンがめまぐるしく動いていく。

・観客の振りの激しさ、つまり盛り上がりに合わせ画面のグラフィックの色や大きさが変化していく。

などなど、音楽を聞くだけでなく、ライブに参加して一体感を味わえる仕組みに胸が熱くなります！

【まとめ】

ここまで「アイドル」という枠に捉われていないグループは初めてでした。アイドルライブに来ている、というよりイベントにきている感覚なので、ぜひアイドルという枠に捉われず、たくさんの方に足を運んでみてほしいですね。

【ラストクエスチョンの今後の予定】

☆ラストクエスチョン MYSTERY MUSIC FESTIVAL
・開催日：2015年6月6日
・開催場所：NIGHT TIME in 下北沢THREE
・参加アイドル：最終未来兵器mofu　※その他調整中

☆2015年8月、NEWシングル発売決定！！

【ライブ写真】

桃井美鈴さん（勇者）

浅川琴音さん（戦士）

安藤ひかるさん（僧侶）

南杏果さん（踊り子）

なお、ファンドリーの象徴であるメガホンを渡して「これを持つと攻撃力がアップしますよ」と伝えたところ、「バイ○ルト！」と即答されました。ＲＰＧアイドルは伊達じゃなかった。

(取材/撮影ファンドリー)