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【第12回アイドルシンガーコレクション】ライブレポート!

2017/05/17 に公開

5月9日、第12回アイドルシンガーコレクションが、渋谷Gee-geにて開催された。
この日の出演者は、岩本あいか、北島彩夏(乙女の純情)、今井宏美、石川彩楓(はちきんガールズ)と実力派の歌姫が勢ぞろいし、聞き応え十分なライブとなった。



トップはこのイベントには初登場となる【岩本あいか】。
鹿児島から上京してまだ31日目。MCにも混じる方言とイントネーションは初々しいが、会場の暖め方が素晴らしい。流石に地元のトップアイドルとして活躍してきた実力は本物だ。 先日、開催された「アイドルソロクイーンコンテスト」では決勝戦まで進出。残念ながら惜しくも優勝は逃してしまったが、伸びのある歌声はストレートに心に響きアイドルとしてだけでなく歌手としての力を感じさせる。歌いこなすのがなかり難しい中島みゆきの「糸」の低音部分をしっかり出せるのには驚かされた。そして、彼女の笑顔は心をとても温かくする。ぜひ一度、その歌の力と笑顔を体験してほしい。



ニ番手は【北島彩夏(乙女の純情)】。
この日の彼女はいつもと少し違って見えた。岩本あいかも出場していた「アイドルソロクイーンコンテスト」用の新衣装もさることながら、ダンスを加えたステージはアイドルらしい可愛らしさにあふれている。 本人は苦手だというダンスも、ダンサーの妹:Keikaのレッスンもあり、苦手とは思えない出来だ。
この日は北島彩夏の家族も見学に来ていたが一安心しただろう。もちろん、その歌唱力は相変わらず素晴らしい。その歌声は胸に突き刺さるほどのパワーに満ち溢れており、「歌の素晴らしさ」を実感させてくれる。終演後の物販では、この日1曲目に披露したファン待望の「カレン」のCDが発売された。



続いての登場は【今井宏美】。
彼女の登場で会場の雰囲気が変わる。この日の衣装は黒のロングで、他の出演者には無い大人の雰囲気を醸し出す。本人は「私だけなんか魔法使い」と自虐的なトークをMCに交えていたが、大人の魅力満載の今井ワールドを創りだされていた。そして、映画スイングガールズのモデルとなったブラス・ロックバンド「12.ヒトエ」の元ボーカルとしての歌声は圧巻だ。最後に、中島美嘉の「雪の華」の作曲者である松本良喜氏との共作曲「星の声」でステージをしめた。 最近、彼女も「SHOWROOM」の動画配信を始めたようなので、ぜひチェックをしてほしい。



トリを飾るのは【石川彩楓(はちきんガールズ)】。
一曲目は久しぶりに披露となる「冒険はじまる」。まもなく1年を迎えようとしている、石川彩楓と一人でも「はちきんガールズ」と複数形を名乗り続ける彼女を支え続ける「ズ」と呼ばれるファンたちが、共に歩んでいる険しい冒険に向かう力強い気持ちの現れた選曲だ。 また、この日も披露したペギー葉山さんの「南国土佐を後にして」は、以前高知でのイベントでご一緒した際にご本人から、「ずっと歌い続けてください」と言われた、はちきんガールズにとっても大切な曲だ。この日も葉山さんを偲びながらじっくりと披露してくれた。
最後に、好例の不思議発言だ。彼女がパーソナリティを務める 調布FM「乙三. 大竹創作のわっしょい!JAPAN」に、北島彩夏がゲスト出演する回のオンエア告知にての発言。 「皆さんに、りょうほう(朗報)があります。イベントの共演で仲睦まじく(仲良く)なった北島彩夏ちゃんがラジオにゲストで来てくれました。」この表現力は天才的なものかもしれない。

次回「第13回アイドルシンガーコレクション」は6月5日、会場は同じ渋谷Gee-geにて開催される。

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