「アイドル界のセンター目指して時速5キロで走行中！」第4のDOLL、Chu☆Oh!Dollyお披露目！

2016/06/28 に公開

2016年6月18日（土）、吉祥寺CLUB SEATAで開催された「ArcJewel Live Jewel Beat!! 2016 ☆初夏☆～The Fourth Awakens:“4th”の覚醒～」で新アイドルユニット「Chu☆Oh!Dolly」（ちゅーおーどーりー）が初お披露目された。

　Chu☆Oh!Dollyは、数々のアイドルグループを排出する芸能事務所、アークジュエルから「愛乙女☆DOLL」「Doll☆Elements」「Ange☆Reve」に続く「第4のDOLL」として結成された。メンバーは大崎瑠衣さん、佐伯遥さん、眞城ゆうかさん、桜木琴歌さん、神崎祐奈さんの5人。日本初の“道路”がコンセプトのアイドルユニットとなっている。名前の元となったのは秋葉原の「中央通り」。この日の冒頭MCでも「アイドル界のセンター目指して時速5kmで走行中！」というユニークなキャッチフレーズが聞かれた。

　開演前から新ユニットの登場が待ちきれないというファンは、既に「Chu☆Oh!Dolly」の名前が書かれた各メンバーカラーのTシャツを身にまとっていて、記者に対しても「赤の子多めで撮ってください！」とか「勢いあまってサイリウム当たったらゴメンナサイ」と声がかかった。他の現場では、まずこういう事はないのだが、アークジュエルのファンの気さくなイメージが心地よかった。待ちに待った推しの子たちのハレの舞台を、全力で応援しようという気落ちが、ひしひしと感じられた。

　いよいよChu☆Oh!Dollyの登場。オリジナル曲『青春！パラレル街道』がスタートすると、間髪入れずに会場が沸き上がった。この曲は、作詞作曲がヒゲドライバー氏。ポップな打ち込み曲で、振り付けは二丁ハロのミキティー本物さん。初めて聞いた筆者もノリノリの気分になった。ズバリ、楽しい。サビパートでは全力でジャンプするファンの姿も。初めての曲にして既にキラーチューンと言っていい。

　アークジュエルのグループと言えば、パフォーマンスのしっかりした、これぞアイドルという王道路線の印象があったが、このChu☆Oh!Dollyは、お祭り感の強い元気なユニット。ステージに登場するやいなや変顔を見せたり、ステージを所狭しと駆け回るパフォーマンスに度肝を抜かれたファンも多いことだろう。

MCでは、「るぃるぃ」こと大崎瑠衣さんが「私たちは、キャッチコピーでもあるようにセンターを目指しています。これから国民的アイドルになっていけるように、そして、この5人で武道館を目指して頑張っていきたいと思います!」と高らかに宣言すると、客席から大きな拍手と歓声が沸き上がった。

　続いて披露された『参る！Chu☆Oh!Dolly』の作詞作曲はSHUNさん。振り付けは、かなみさん。SHUNさんは、愛乙女☆DOLLの名曲『ビターチョコ・バレンタイン』でもお馴染み。『ビタチョコ』は大人っぽい切なさを感じさせる曲だが、『参る！Chu☆Oh!Dolly』はBPMの高いハイテンション曲。「あっち向いてホイ」の振りも、ヘドバンも楽しさ満載。そしてChu☆Oh!Dollyポーズともいえる、手をキツネの形にした状態で、ステージの前端に
駆け寄るパートで最高潮の盛り上がりを見せる。「ちゅー！おー！どー！りー！」の掛け声とともにメンバーとファンの作る「キツネ」がキスをしそうな程、近づくと双方の熱が集まって台風を巻き起こすようだった。曲を初めて聴いたはずのファンたちは最後まで全開のコールで応え、終始ノリノリだった。

　そしてMCをはさんで再度『青春！パラレル街道』を歌って熱いステージを終えた。
「アイドル界のセンター目指して時速5キロで走行中！」というキャッチフレーズではあるものの、既に「秒速5キロ」感を思わせる疾走を見せた素晴らしいお披露目ステージだった。

　Chu☆Oh!Dollyは、今後「AJ5大陸:定期公演横断ツアー！」でアークジュエルのグループ5組の定期公演にオープニングアクトとして出演する。

【ライブ写真】

Chu☆Oh！Dolly

らぶけん（愛乙女☆DOLL研究生）

じぇるの！

Stella☆Beats

Ange☆Reve

愛乙女☆DOLL

（取材/撮影　矢口明）