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【ロングレポート】大阪BIGCATでのワンマン公演上で、ミライスカートがファンたちと熱い未来への誓いを指切り!!

2016/05/10 に公開

2015年5月にミライスカートはホームグラウンドである地元KYOTO MUSEを舞台にメジャーデビューを賭けた初のワンマンライブを行い、会場をSOLD OUT!!。350名以上の動員を記録し、デビューの夢をつかんだ。その後も、『COSMOs SPLASH』『千年少女~Tin Ton de Schon~』と2枚のシングルをリリース。

あれから1年後となる5月8日(日)、ミライスカートは大阪BIGCATを舞台に、自身最大規模、通算4度目となるミライスカートワンマンライブ「ひたむきにTin Ton de 大猫(ニャン)〜愛でたし芽でたし千年の音~」に挑戦した。


開場時には,DJねこさん(a.k.a 相谷麗菜)が登場。「みなさん手を翳して」「一緒に叫んでくださいね」など、みずから声上げて煽りながら、PerfumeやDorothy Little Happy、ももいろクローバーZ,でんぱ組inc.、モーニング娘。、YUKI、椎名林檎などなど、軽快な繋ぎを見せながら。時には「CHOCOLATE!」「DISCO!!」のやり取りも交わしつつ、DJねこさんはご機嫌なアイドル/ガールズナンバーの数々をプレイしながら場内を熱狂で彩っていた。ファンたちも、次々楽曲の表情が変わるたびに熱い声を上げては、流れる音へ身体を揺らし、気持ち一つに心地好く楽しんでいた。退場のテーマが「六甲おろし」というのも、野球好きなDJねこさんらしさ。



『overture』(SE)に乗せ、華麗にステップ踏みながら舞台へ登場した4人。ライブの幕開けを飾ったのが、彼女たちが活動初期から大切に歌い続けてきた、はんなりポップナンバーの『未来ノート』。ふんわり流れるエレクトロポップなビートの上で、4人は軽やかに歌い踊ってゆく。「なんてたって」「NO.1」や「ミラッ×4!!」の掛け合いもミライスカートのライブではお馴染みの風景。楽曲が進むにつれ上がってゆくビート、4人のステップもどんどん軽やかさを増してゆく。まるで、背中へ翼を得たかのように…。

パワフルなダンスビートが流れ出した。凛々しく、力強く『メグリメグル』を歌う4人。客席には、早くも熱い絶叫が飛び交っていた。はしゃがずにいれない気持ちも納得だ。何故なら、舞台上の4人がスカート軽やかになびかせ、ファンたちへ繋がりたい想いを熱く歌いかけてきたんだもの。間奏で華麗に舞う4人の姿は、まるで天使のようだった。

躍動的なエレクトロビートが飛び出した。クールな装い抱きながら、4人は何処か挑発的な声色を持って『ハンナリ☆スター』を歌いかけてきた。はんなりと言いながらも、この日はとても切れ味鋭い動きを見せていた。それだけ気合いが歌声や動きに反映されてたということだ。


「よぉおこしやすぅ」「おたのもうします」と、何時ものはんなりな挨拶が登場。「今日は史上最強のライブにしていきます」(林奈緒美)の気合いの言葉が、この日の4人の気持ちを現していた。

『コ・イ・ハ・カ・プ・チ・ー・ノ』は、ミライスカート流はんなりEDMナンバー。ビターで刺激的な演奏なのに、4人の歌声はちょっぴりの甘さを持って胸に響いてくる。そのアプローチに、胸がキュンと疼かされた気分。ビタースウィートな魅力を持ってせまってきた4人。ミライスカートはまた新しい武器を備えたようだ。

激しく躍動的、しかも妖しい香り満載でディスコティックなEDMナンバー『ギ・ミ・ユ・ラ』を4人は突きつけた。何時もは可愛らしさを軸に置いている彼女たちが、何処か悪女な面も見せながら『ギ・ミ・ユ・ラ』を通しファンたちを挑発してきた。大人の色気醸しだす表情も、ミライスカートの隠れた一面を覗き見たようで嬉しい刺激だ。


ソロコーナーの最初に登場したのが、リーダーの児島真理奈。彼女はシンセドラムを演奏。『ミーゴ!ゴミーゴ!』のリズムに合わせ、軽快に、疾走感満載でドラムを叩き続けてゆく。途中では、バスドラをキックしリズムをキープしながら、観客たちを煽っていた。「処理どーすんの」「俺がするー」のやり取りに続いてメンバーを呼び込み、ふたたび演奏は『ミーゴ!ゴミーゴ!』へ。何時もは4人で歌うが、児島真理奈はずっとドラムを演奏。何時も以上に躍動的なビートを重ね、かなり怪しくもダンサブルな楽曲へと昇華させていた。身体を揺さぶりビートを刻み続ける児島真理奈の姿からも、目が離せなかった。



キラキラとした旋律が場内にスプラッシュ。デビューシングル『COSMOsSPLASH』に4人は飛び乗り、満面の笑顔浮かべながら、観客たちを煽りだした。大きくステップ踏みながら歌う姿の、なんてダイナミックだったことか。それも、経験を積み重ね得てきた自信の現れ。何時しか会場中の人たちが腕をくるくる旋回させては、大声張り上げ騒ぎ続けていた。終盤に、4人はセンターステージへ移動。ファンたちの熱狂を身近に覚えながら、最高のスマイルを届けていた。

その熱へキラキラを倍加させるように歌ったのが、『鉄則Aライン』。林奈緒美と橋本珠菜がセンターステージで、児島真理奈と相谷麗菜がステージ上からファンたちをキュートに煽ってゆく。中でも年下チームはくるくる周りながら歌ったりと大はしゃぎ。観客たちも4人の煽り声に合わせ、その場で無邪気に飛び跳ね続けていた。このまばゆいHAPPY感が、とてもとても心地好い!!。誰もが「オッオオオッオー!!」と舞台上のメンバーらに声を届けていた気持ちも納得だ。


スクリーンに映し出されたのは、4人の戦士「ミラレンジャー」の映像。ミラレンジャーの4人は、京都の治安を守るために誕生したチーム。だが、現れた敵"BIGCAT"に恐れをなしてしまう。4人は、早くも戦闘意欲を失い落ち込み、それぞれに逃亡。だが、BIGCATを倒せば未来へ向けた切符が手に入ることから、ふたたび4人は立ち上がり、BIGCATを倒しそうとしてゆく。そこへ至るまでにも、爆喰いする隊員や川べりで落ち込む隊員の姿など、コミカルなキャラクターをそれぞれに当てはめながら、熱血コメディ作品として仕上げていた手腕は、さすがた。

物語は、途中から現実の舞台劇へ。BIGCATを倒す武器は、ミライスカートのナンバー『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』。「みんなBIGCATを倒すわよ!!」とファンたちを巻き込み、ステージはキラキラパーティチューンの『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』へ。 このドラマ展開を作ったのが、林奈緒美監督。なっちゃん!、さすがだね!!

無事、BIGCATを倒した4人。彼女たちが手にした2枚の切符。封筒を開けた中に入っていたチケットには、京都METRO公演と東京での初ワンマン公演の告知文が記されていた。このドラマチックな展開、流石じゃない!!

「これからも同じロケットに乗って一緒に未来へ行きたいと思います」(橋本珠菜)の声に続いて歌われたハートフルな『Rocket Love』。なんて美しい流れを持った展開だ。自分たちの楽曲や、未来目指す想い、各自のキャラクターを活かした上で新たな物語を構築。この術を身につけたことは、彼女たちにとっても大きな自信や今後の武器になりそうだ。

妖艶なムード携えた歌謡ダンスポップナンバー『1秒前のシンデレラ』でも、まばゆいライトに照らされながら、4人は舞台上のシンデレラとして輝きを放っていた。


「お姉はんず」(児島真理奈&相谷麗菜)が、ここでMCを担当。「DJねこさんは、親友のやや双子」という設定なのを、ここで相谷麗菜が説明。児島真理奈は、「叩かずに身体だけ揺らして失敗したエリアもあった」と告白。「ミラレンジャー」の撮影舞台になった京都の御射山公園はミライスカートにとっての聖地。理由は、近くに練習場所を設けていた時期、練習中にへこたれ泣きだした林奈緒美が逃亡した場所だったからとのこと。ここからは、年下チームのソロコーナーへ。

B-GIRL STYEを身につけた橋本珠菜が披露したのは、躍動的なHIP HOP DANCE。何処かボーイシュな雰囲気も醸しながら、彼女はダイナミックなダンスを見せてくれた。途中からは2人のダンサーも招き入れ、ときにはセンターステージまで踊り出ては、パワフルなダンスをファンたちの瞼にしっかりと焼き付けてくれた。



「今日は、何時もなら照れくさくて言えないことを歌います」。林奈緒美は、ギタリストのゆあさまさやをパートナーに迎え、アコースティックセッションを披露。届けたのが、斉藤和義の『歌うたいのバラッド』。しっとりとしたギターの旋律に乗せ、歌詞のひと言ひと言を噛みしめながら、気持ち赴くままに彼女は歌いかけてきた。それまで騒いでた観客たちも、このひとときだけは、じっと舞台上を見つめながら、林奈緒美の歌声に耳を傾けていた。「本当のことは歌の中にある」。それが彼女の姿勢。林奈緒美がミライスカートの中で歌い続ける理由が、その歌には詰め込まれていた。

「みんなを愛してるって気持ち、届きましたか?!」の言葉、しっかり届いてましたよ。



ここで、林奈緒美のリクエストで、ゆあさまさやが『サーカス』を披露。パワフルでエネルギッシュな演奏が、次のミライスカートのステージへ勇壮な彩りを添えていた。


終盤を彩る舞台は、儚さや切なさも香らせたバラートの『Melody』からふたたび幕を開けた。今にも壊れそうな切々とした歌声へ触れているうちに、感情が潤う感覚も。心泣かせる歌、それもミライスカートの嬉しい魅力として胸に焼きついた。


「今日を迎えるまで4人それそれ悩んだこともありました。でも、ここに来てくださったみなさんのおかげで笑顔になれました。夢を持っているから…それは、この4人だからこそ叶えられる夢だし、みなさんと一緒に叶えたい夢です。これからも一緒に夢を観続けましょう。おねがい」


相谷麗菜の告白に続いて響いたのが、4人の美しいハーモニー。軽やかに、爽やかに『おねがい』が流れだした。ファンたちへ「一緒に居続けてね」という想いを告げたこの歌を、ファンたちを前に、感謝の想いも込めながら4人は歌いかけてきた。軽やかな歌なのに、4人の夢描く告白を目の前で告げられちゃ、その言葉を優しく抱きしめるのみ。サビ前には、4人がセンターステージへ。4人のファンたちに対する告白を、誰もが両手を大きく広げ、しっかり心で受け止めていた。

そのまま演奏は、1stシングルの表題歌『ナモナイオト』へ。センターステージ上で、大勢のファンたちを目の前にしながら4人は歌いかけてきた。彼女たちの想いへ、熱い声を張り上げ想いを返してゆく大勢のファンたち。これからも一緒に歩き続けたい、まだ見えない光を彼女たちと一緒に観てみたい。あの場で彼女たちとファンたちは熱狂のエールを交わしながら、未来へ一緒に走り続ける約束の指切りをしていた。

最後に届けたのが、最新ナンバーの『千年少女~Tin Ton de Schon〜』。「ちんとんで」「にゃん」の熱いコール&レスポンスも炸裂!!。キラキラ弾ける楽曲へ、誰もがメンバーと一緒に飛び乗り、時空さえ飛び越える勢いではしゃぎ続けていた。彼女たちに触れていると、どんな未来だって輝きに変えていける気になれる。自分だって、輝ける場所があるんだと信じていける。何故なら、それを目の前で証明しているのが、ミライスカートの4人なんだもの。「あの光つかみ、奇跡さえ起こせる」と。。。


「ここへ来るまで悩むことも多かったけど、ここに立って、4人はミライスカートとして、みんなともっといろんな景色を見たいなど、夢を持って立っているんだなと改めて思いました。もっともっと夢を見続けていきたいです」(相谷麗菜)

「この日を迎えるまでにも悩むことはいっぱいあったけど、みんながいてくれるから頑張れたし、限界なんかないと思えたし、この4人なら何処までだっていける気がする。みんなにも、ミライスカートには無限の可能性があると信じてくれるように頑張りたいです」(橋本珠菜)

「ある時期「昔みたいな輝きが無くなったね」と言われることが増えて、自分で何をやっているのかわかんなくなって、本気で「辞めます」とスタッフさんに言ってたんです。自分では、なんで輝きを無くしたのかわかんなくて。でも4人とも輝きを無くしたなんて思っていなくって。だけど、そう言われることが多くて…。それを言われることが悔しくて…。今まで何をやってきたんだろうってすごく思って。だから、みんなの前でも「辞めます」と言ったら、みんなが「4人じゃないと駄目だから」と泣ながらズーッと言ってくれてて。それでわかりました。目の前にいるみなさんと私たちが一緒に笑っていられることが一番大事だなって。私、何もしてないまま終わるのは嫌なんです。今持っている目標のZeppに立ちたいんで、これからは私が引っ張っていくからね。みんなで頑張ろうね、私、辞めるなんてもう言わないから」(林奈緒美)

「私も小さい頃からアイドルになりたくて。でも、ほとんどオーディションに落ちてたんですけど。だけど、自分はアイドルになれないと思うのがすごい嫌でした。でも、ある人との出会いからミライスカートに入ることになりました。入ったら、つらいことや嫌なこともいろいろありました。でも、このステージに立ってミライスカートに出会って本当に良かったなと思ったし、あきらめずに頑張ってきたから、神様がミライスカートという場所をくれたのかなと、今、幸せに思っています。これからも4人で進んでいきたいし、日常の嫌なことを全部忘れられる場所にミライスカートのライブがなれるように、これからもミライスカートの応援よろしくお願いします」(児島真理奈)


「これからもファンのみんなと一緒に同じ未来へ進みながら輝いていけますように」。相谷麗菜の言葉を受け、最後に届けた『Beautiful Days』。「美しい青春に傷一つないわけない」という歌詞通り、4人はこれからも何度だって挫けそうになるだろう。でも、胸に秘めた未来への鼓動が鳴り止まない限り。彼女たちの夢に、同じ未来図を投影する仲間が居続ける限り、ミライスカートの未来には光が降り注ぎ続けていく…そう思いたい。そんな気持ちにさせてくれた、明日を見つめた素敵なライブだった。また未来へ向かってスカートひるがえし輝いてよね!!

最後に。この日ミライスカートから嬉しいニュースが二つ届けられた。一つ目が、ミライスカートが定期公演を行い続けてきた原点の地、京都METROを舞台に、ミライスカートお披露目2周年公演「3年目もGive Me Your MIRA!!」を6月26日(日)を行うこと。この日のチケットは、かなりの争奪戦となりそうだ。

二つ目が、7月10日(日)TSUTAYA O-nestを舞台にミライスカート東京初ワンマンライブ「京より舞うは山百合の音」(昼夜二回公演)の開催だ。現在、東京ではAKIBAカルチャーズ劇場を舞台に、はんなり定期公演「宜しくお頼申しますぅ。」を実施中。毎回多くのファンたちが押し寄せているように、こちらのチケットも争奪戦になるだろう。


結成から間もなく2周年目を迎えるミライスカート。彼女たちが心に抱く未来図は、ナモナイオトとしてどんどん近きだしている!!4人の輝く未来が楽しミラッ!!



PHOTO:shinz
TEXT:長澤智典


▼こちらも合わせてチェック
【大阪BIGCATでのワンマン公演を終えた、ミライスカート特別インタビュー】


―セットリスト―
-overture-
『未来ノート』
『メグリメグル』
『ハンナリ☆スター』
MC
『コ・イ・ハ・カ・プ・チ・ー・ノ』
『ギ・ミ・ユ・ラ』
『ミーゴ!ゴミーゴ!』(児島ドラム演奏)
『ミーゴ!ゴミーゴ!』
『COSMOsSPLASH』
『鉄則Aライン』
-ミラレンジャー映像-

『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』
劇~MC
『Rocket Love』
『1秒前のシンデレラ』
MC
橋本珠菜ソロコーナー(ダンス)
林奈緒美ソロコーナー(『歌うたいのバラッド』)
『Melody』
MC
『おねがい』
『ナモナイオト』
『千年少女~Tin Ton de Schon〜』
-ENCORE-
『Beautiful Days』










ミライスカート Web
http://www.miraiskirt.com/

ミライスカート twitter
https://twitter.com/miraiskirt

ミライスカート Instagram
https://Instagram.com/miraiskirt/

ミライスカート公式YouTube
https://www.youtube.com/user/miraiskirt


★LIVE情報★

①タイトル:ミライスカートお披露目2周年公演「3年目もGive Me Your MIRA!!」
日程:2016年6月26日(日)
会場:京都METRO
時間:OPEN 14:00 / START 14:30(16:00終演予定)
※1回公演です
料金:前売 2,000円 / 当日 2,500円(ドリンク代別)
チケット販売日:5月21日(土)から一般販売開始
・e+
・ローソンチケット(Lコード:56256)

②タイトル:ミライスカート東京初ワンマンライブ「京より舞うは山百合の音」
日程:2016年7月10日(日)
会場:TSUTAYA O-nest
時間:
[1部]OPEN 12:00 / START 12:30(14:00終演予定)
[2部]OPEN 17:00 / START 17:30(19:00終演予定)
※2回公演です
料金:前売 2,500円 / 当日 3,000円(ドリンク代別)
プレイガイドチケット販売日:6月4日(土)から一般販売開始
※5月21日(土)〜5月29日(日)e+にてプレオーダー先行受付開始
手売りチケット販売日:5月16日(月)@AKIBAカルチャーズ劇場定期公演から販売開始
※入場順は手売り→プレイガイド先行→プレイガイド一般

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