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「監督・指原莉乃」の3つの顔ーーHKT48ドキュメンタリーに“驚異的な平衡感覚”を見た

2016/02/09 に公開

 HKT48初のドキュメンタリー映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』が、これまで作られてきたAKB48グループのドキュメンタリー映画群と違うのは、“監督がそのまま被写体でもある”ということだ。本作に監督としてクレジットされている指原莉乃は、言うまでもなくHKT48の最重要メンバーである。よく知られるように、彼女はハロー!プロジェクトをはじめとする長年の女性アイドルファンであり、同時に自身もまたアイドルとして活動し、今日の女性アイドルシーンのトップランナーになっている。その指原はこのドキュメンタリーの製作にあたって、3つの立場を同時に体現することになる。すなわち、観る側のメンタリティを作品に投影しようとするアイドルファンの立場と、アイドルというジャンルのキープレイヤー=被写体としての立場と、アイドルをいかに見せるかというプロデュース的な立場である。

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