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清竜人25が示す、アイドルの演劇的特性 「虚構」の臨界点を探るグループのスタンスを読む

2015/09/14 に公開

前回の稿では、乃木坂46の舞台『じょしらく』の考察から派生して、アイドルというジャンルの表現がそもそもとても演劇的なものであることを示した(参考:乃木坂46、ももクロ、AKB48……演劇企画が示す「アイドルというジャンル」の特性)。アイドルの形式的な本分である歌やダンスによるパフォーマンスは、アイドルたちの実人生をそのまま映すものではなく、あるフィクショナルな世界を上演するためのものである。ここでいう演劇性とはそうした意味だ。この点に関して、本連載の第二回で触れたアメリカCNNのTV番組『Talk Asia』(2012年1月)での秋元康のインタビューは示唆的なものになっている。インタビュアーが、AKB48の「制服が邪魔をする」などを例示して、過激な歌詞をメンバーに歌わせることについて問いかけた際、秋元は次のような回答をしている。

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