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「変わっていく事恐れずに」paletの新しい始まりを予感させた、 3周年記念ライブレポート

2015/06/26 に公開

2015年6月21日、恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた、「palet 3rd Anniversary Live~Time to Change~」にお邪魔しました。

2012年にPASSPO☆の妹分として結成されたpaletの結成3周年を記念した本公演は、palet史上最大規模のステージでのライブ。そして、この日は、3周年を祝う以外にも3つの大きな意味合いを持つライブとなった。

・中野佑美さん(緑担当)が、palet加入1周年。

・君島光輝さん(赤担当)が、女優の道へ進むため卒業。

・体調不良で休業していた、木元みずきさん(オレンジ担当)も卒業。
※ライブは不参加。最後の挨拶のみ登場。


この日は、なんと3年間の持ち曲をすべて披露。
披露した楽曲はインディーズ時代のものから最新シングル「Time to Change」まで実に30曲を超え、3時間を超える大ボリュームのライブとなった!

オープニングでは、palet初お披露目の時の映像がスクリーンに流され、ライブがスタート。
大塚光さんの卒業やメジャーデビューなど、paletの歴史をなぞるように、その後も曲の合間で思い出の映像が流された。



2014年6月に加入した中野佑美さん(緑担当)はこの1年を振り返り、

「すごく早いようで長いようで、あっという間だったなという印象です。

私はpaletに加入する前、ヴォーカリストになりたいと夢見て、芸能スクールに通ったり、音楽の専門学校に通い、ヴォーカルのトレーニングを受けていました。

最近になって、作詞や作曲をする事がすごく多くなり、新しい事にどんどん挑戦していきたいなという思いが強くなりました。

そして、どんどん曲を増やすたびに、大きなステージでこの曲を聴いてほしいっていう思いがほんとに強くなって、でもそれを披露する場って今までまったくなかったんですね、

なので今回この場をお借りして、私が作詞作曲をした曲を、私の演奏で聴いていただきたいと思います。」

とコメント。


そして、作詞・作曲・ギター演奏を中野佑美さんがすべて担当したオリジナル楽曲「Unforgettable」を披露。
この1年で大きく成長した姿を見せた。




中野佑美さんの曲に、ファンは緑一色のサイリウムで応え、メンバーからは、「1年前と全然違うね」「すっごいかっこよかった」と絶賛された。



夜遅くまで曲作りに励んでいた事を知っていた君島光輝さんも、「(成功して)本当に良かったね」と涙した。



ライブ後半は、卒業や今後のpaletに対する思いが詰まった楽曲を披露。

まずは、最新シングル「Time to Change」を披露。

別れを歌った歌詞のとおり、メンバーの卒業を経て、新しいpaletとしてスタートしていく事を告げた。



つづいて「過ぎていく全てに」を披露。旅立つ人にお礼を告げる歌で、現メンバーが卒業メンバーを見送る気持ちが伝えられた。


その後続けて「ありがとう」、「涙一粒」が披露。君島光輝さんからメンバー、そしてファン全員へのメッセージとなった。曲中に思わず涙してしまうメンバーも。




そして最後は、明るく盛り上がって締めたいというメンバーの思いにファンも応え、「勝利のシール」で全33曲のパフォーマンスを終えた。




「さよならじゃなくて、新しい次の私やpaletにつながる」「いつかまた会いましょう」という、paletメンバーや君島光輝さんの思いの伝わるライブとなった。


ライブ後半のMCでは、休業していた木元みずきさんが登場。


約2ヶ月ぶりにファンの前に立ち、最後の挨拶を行った。

「ライブを見て、そこに私がいなくて、…私もうアイドルじゃないんだなって思って。

でも3年間すごい楽しかったなって思って、後悔とか1回もしてなかったし。

踊ってるときも楽しいなって思ったけど、後ろで見るのもすごい楽しくて、paletってすごい良いグループだなって。

私がいなくてもpaletはすごいグループだって実感したから、みんなpaletの事をずっと好きでいてほしいし、私も、また皆さんの前に出れるように、もう後悔しないように自分の道を進んで…。

1年くらいしたら木元の事を忘れちゃうと思うけど、もう忘れたいよーって思った時にひょこっと出てくるので、あれ?どっかで見たことあるぞって、あんな奴もいたなって…大目に見てください。

私は明日からpaletじゃなくなるんですけど、これからのpaletの応援と、今日卒業してすごい立派な夢を持ってるみっきーを、応援よろしくお願いします。

皆さんの事忘れません。名前は忘れても顔は絶対覚えてるんで!私は皆さんに会えて本当に良かったです。温かく見守ってくださって本当にありがとうございます。」





そして、木元さんにどうしても言いたい事があると、中野佑美さんがメッセージ。

「木元には加入当時から、本当にお世話になってて。

木元がいたからこうやって1年間続けてこれたっていうのがすごくあって…。

いつでもそばで笑ってくれるんですよ。

すっごい辛くて、苦しくて、入るんじゃなかったって思った事1ミリくらいあるんですよ私も。

だけどそんなときに、木元は笑って、私も振り間違えちゃったから大丈夫だよって、心配しなくていいんだよって、ずっと隣で笑ってくれて。ずっと話聞いてくれて。本当に本当にありがとね。

これからも木元のパートは私が大切に歌っていきますし、木元の衣装をお借りして私のカラーに染めさせていただいたので、これからもね、その衣装を着て、木元を連れて、paletとして頑張っていくので…。

木元、3年間本当にお疲れ様。」




結成当初から一緒に苦楽を共にしてきたキャプテンの藤本結衣さんは、この日の為に君島光輝さんへ手紙を用意。


「もう、私たちが出会って4年が経とうとしていますね。

みっきーと初めて会った時の印象は、一言で言ったらクラスの中心人物みたいなイメージで、文化祭とか体育祭とか、ちょんまげやお団子とかをしてはしゃぐタイプの女の子なのかなって。

こういうタイプの人とあまり関わった事のなかった私は、最初のイメージだけだと、正直、少し苦手でした。ごめんなさい。

まがったことが大嫌いで、こうと決めたら変えない、そんな良い意味で頑固なみっきーと、それとは正反対で周りのことばっかり窺う私とは、何度もぶつかって、喧嘩して、怒鳴りあって、それでも、それもね、今ではいい思い出です。

そして、たくさんみっきーとアイドル活動をしていくうえで、努力家なところ、決して弱音を吐かないところ、夢に向かうひたむきな姿勢、妥協したくないところ、そして、すべての人に夢を与え続けてくれるところ…。そういう事の大切さを、すごくすごく学ばせてもらいました。

私はみっきーと一緒に歌うパートがあったり、二人でお仕事する事がとても多くて、みっきーがいたから安心できたし、素のままの私でいられた気がします。

たくさん甘えさせてくれてありがとう。横にいてくれるだけで、すごい安心しました。

一緒に夢を追いかけてくれてどうもありがとう。たくさんたくさん、幸せをくれてありがとう。

みっきーのそんな熱い心を、メンバーそれぞれが引き継いだと思うから、みっきーが卒業した後も、paletはみんなで走っていけるんじゃないかなって思います。

卒業しても、これからもずっとみっきーはpaletのメンバーだし、みんなの心の中には永遠にみっきーというアイドルが生き続けると思います。

女優・君島光輝として一人で旅立って行くけど、後ろには、いつでも必ずここにいるたくさんのみんながついてます。どこまでもどこまでも一緒です。

みっきー、これからも頑張ってね。3年間隣にいてくれてありがとう。大好き。」





そして、君島光輝さんがファンへ最後のメッセージを贈る。


「本日は、私たちの3周年記念ライブTime to Changeにお越しいただきまして、本当にありがとうございます。

この3年間で培ってきたもの、とても大きくて、悔しいことも楽しいことも悲しいこともたくさんたくさん経験してきました。

なんでこんな嫌な思いしなきゃいけないんだろうとか、なんでこんなこと言われなきゃいけないんだろうとか本当にたくさん思ったけど、全部ひっくるめて本当に幸せな3年間で、皆さんの言葉一つ一つが私のことを強くしてくれました。

これから先、こうしてステージに立って、歌って踊るってことはもうなくなってしまうけど、今日ここに立てたことは、これから先私の人生でも大きな宝物になるはずだし、みんなと出会えたことは今日ここで終わりじゃなくて…。

私が叶えたい夢は、皆さんが叶えたい夢だって、ファンの人が言ってくれました。

そんなたくさんの方の夢を背負ってるならば、必ず叶えたいし、そして必ずまた、大きくなった姿で、久しぶりだねって、お会いしましょう。

今日はさよならじゃなくて、新しい次の私へ、そして次のpaletへつながる一日になりました。

6月21日、皆さんのスケジュールの中にも、これからもずっとずっと大切な記念日として記されていければいいなと思っています。本日は、本当に本当にありがとうございました!皆さん大好きです!」




本公演をもって、君島光輝さん、木元みずきさんが卒業し、5人体制となったpalet。

公演では、7月25日の「PLATINUM SONIC」より新メンバーを加え新体制となる事を発表。そして8月からは、全国7都市でツアーを開催する事を発表した。



【ライブ写真】

オープニングアクトには、妹分となる新人ユニット「ぷちぱすぽ☆」が登場。





【palet】




「恋桜」は君島光輝さんのソロで始まった。
















「You are My Miracle」では、君島光輝さんが「みんな大好きー!」と叫ぶ場面も。










藤本結衣さん(白担当)



平口みゆきさん(ピンク担当)



武田紗季さん(水色担当)



井草里桜菜さん(紫担当)



中野佑美さん(緑担当)


君島光輝さん(赤担当)


君島さん最後の楽曲「勝利のシール」のラスト。


すべての楽曲・挨拶を終え、ステージを去る君島さん。



ライブ終了後には君島さんと木元さんが再び登場。会場全員で記念撮影が行われた。





なお取材とは関係がないが、涙腺の弱い筆者の当日の状況を時系列で表すと

「Time to Change」のイントロで胸が締め付けられ、
木元みずきさんの卒業挨拶でウルっとし、
中野佑美さんから木元さんへのコメントの時点で涙でファインダーが見えなくなり、
藤本結衣さんから君島光輝さんへの手紙で遂にハンカチをスタンバイ、
そして君島さんの最後のコメントでトドメを刺された。


ご卒業おめでとうございます。そして、素敵なライブをありがとうございました!
卒業された君島光輝さん、木元みずきさん、そして新生paletの、今後の活躍を期待しています。

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