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東山奈央 オフィシャルクラブ会員限定ライブ「にじかいっ!!vol.2」 2020.01.11@Zepp Tokyo・ライブレポート

2020/01/23 に公開

1月11日(土)に開催されたオフィシャルクラブ会員限定イベント
「にじかいっ!! Vol.2」のステージ上で、重大ニュースが発表されました!!

声優デビュー10周年となる本年2月よりビクターのシンボル“ニッパー”君のプロモーション新プロジェクト、『ニッパー アンバサダー』に就任することが決定いたしました!!

この『ニッパー アンバサダ』就任の模様は来たる、2月2日(日)21:00~LINE LIVEにて配信することも決定!!

東山奈央『ニッパーアンバサダー』就任記念特番!
https://live.line.me/channels/520/upcoming/12763242




声優・歌手の東山奈央によるオフィシャルクラブ会員限定ライブ「にじかいっ!!」の第2弾が、1月11日にZepp Tokyoにて開催。

当日はオフィシャルクラブ「虹のわっか」の会員である“わっかメイト”たちが大勢詰めかけ、東山のライブとしては初めてオールスタンディング形式で行われた。
ここでは2回公演のうち、夜の部の模様をレポートする。

 開演時間になると和楽器によるBGMが会場内に流れ、バンドメンバーも全員が和装でステージに入ってくる。
まさに新年一発目のライブにふさわしい、お正月らしい雰囲気の中での開幕となった。」そこへ満を持して登場した東山は、今年の干支のねずみ……ではなく、犬のような耳やしっぽを何故か身に着けている。
どうして犬っぽい衣装だったのかというと、この日の日付が1.11=ワンワンワンだから。

さらに付け加えて所属レーベルがフライングドッグであることにちなみ、犬テイストでのお出ましとなった東山は1曲目「群青インフィニティ」、2曲目「君と僕のシンフォニー」を歌い終えた後に「こんばんワン!」と挨拶。
2020年=ねずみ年の幕開けとは思えないほど、犬まみれのオープニングとなった。

 3曲目は「(2019年の)夏のツアーで経験したような台風や雨をどこかへ追いやれ!という気持ちも込めつつ、さらに皆さんの2020年がハッピーな年になるように祈願いたしまして」女性ダンサー2人と共に「グッバイ・アンブレラ」を楽しく歌って踊る。
続く「Mode Style」はクールでかっこいいダンス曲。
そして「さよならモラトリアム」はライブツアーでも一際盛り上がった超個性的なナンバーだ。
「ナーナナ、ナナナ」という印象的なフレーズに合わせてオーディエンスのほぼ全員が肩を組み、一斉に体を左右に揺らす光景はなかなかに壮観なものだった。

なお、ツアーでも恒例となっていた曲中のチャレンジコーナーは、初の試みとして東山と観客対決する方式に。
本物の犬の声と、東山が演じる犬の声を聴いて、どちらが本物の犬なのかを当てる問題だったのだが、多くの観客が本物の犬を聞き当てて、結果は東山の負け。

ある意味、声優としてのプライドを賭けた対決に敗れた東山は曲明けのMCで「そんな~!」と悔しそうな表情を見せていたが、「また機会があったら、より精度の高いワンちゃんの鳴き声を皆様に披露したいと思います。精進します!」と決意を新たにするのだった。

 このライブのタイトルである「にじかいっ!!」には「虹のわっか」の集まりである「虹会」のほか、ライブの「二次会」という意味も込められているという。

直近では昨年の8月から9月にかけて1stライブツアーを行っていたが、その要素を引き継ぎつつも、今回の「にじかいっ!!」は単なるツアーの縮小版のような構成にはしたくないと語る東山は「ツアーに入れたくても入れきれなかった」たくさんの楽曲の中から「I WILL」を6曲目にセレクト。
「もしかしたらデビューシングルの表題になっていたかもしれない」という思い出深い1曲を、久しぶりに観客の前で披露した。
ここで東山が衣装チェンジのために一度ステージから下がると、シークレットゲストである三味線奏者・浅野祥が舞台の中央に姿を現す。

浅野は圧巻の三味線ソロと迫力あるバンドとのセッションでオーディエンスを魅了した。
そこへミニ丈にアレンジした着物を身にまとった東山が合流し、和のテイストが印象的な楽曲「灯火のまにまに」でコラボする。

普段のライブではあまり耳にすることのない、生の三味線が奏でる音色に東山自身を含めた会場の全員が圧倒される中、浅野とのコラボは「風空花人」「Chain the world」「オトメイロ」まで続き、会場を大いに盛り上げた。
特に「風空花人」はデビューシングル『True Destiny/Chain the world』の“アニメ盤”のみに収録され、生バンドでの歌唱も今回が初めてという、あらゆる意味でレアな楽曲。
それを三味線との貴重なコラボで聴けたというのは、新年早々かなりのラッキーだったと言っても過言ではないだろう。

MCでは、この日使われていた津軽三味線の構造や、どのようにスピーカーから三味線の音を出しているのか、素朴な疑問を東山がインタビューしていき、さらには観客やバンドメンバーとともに「三味線奏者の浅野祥さん」を噛まずに言えるかチャレンジするという、笑いの絶えないアットホームな時間が流れていた。

 終盤は2月5日に発売されるニューシングル「歩いていこう!」(TVアニメ『恋する小惑星』OPテーマ)をフルコーラスで歌い上げる。
そしてトリを飾る「未来YELL!」では、「Eh-i Oh-u!」の部分を「ねずみ年の人―?」と呼びかけ「ちゅーちゅー!」と観客が応えるこの日ならではのコール&レスポンスもあり、さらには「わんちゃんが好きな人―?」「受験生の人―?」「今年を最高の年にしたい人―?」と続き、大団円のなか本編はフィニッシュ。

アンコールではダンサー&バンドメンバーのレクチャーのもと、みんなで振り付けの練習をして臨んだ「君の笑顔に恋してる」で心をひとつにする。
全員で振り付けレクチャーの覚え歌を合唱したり、お馴染みのダンスを完璧にこなしている客席の光景は、わっかメイト限定ライブならではの一体感を感じさせた。

さらに、以前から東山が好きだと公言していたビクターエンタテインメントの看板犬「ニッパーくん」と一緒に宣伝活動をする「ニッパー アンバサダー」に就任決定したことが発表されると、客席のファンは盛大に祝福。
ラストは、急きょ会場に駆けつけたニッパーくんを含めたオールメンバーで贈る「ネバギバ音頭」で約2時間のライブを締めくくった。

「2月からはいよいよ声優デビュー10周年として、さらに声優としても、歌手としても、人間としても、皆様と一緒に楽しい時間を作っていけるような、そんな人に成長していけるように、これからも頑張り続けます! 本当に今日は、ありがとうございました!!」

 2020年、声優活動10周年イヤーの東山奈央から、ますます目が離せない。

(text: 仲上 佳克)

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