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平手友梨奈と鮎喰響が共鳴 『響 -HIBIKI-』は“はじめの一歩”の勇気をくれる

2018/09/27 に公開

まずは誤解を恐れずに。小説を書くという行為は、はたから見れば地味である。もっと言うと、文章を書くという行為ははたから見れば地味である。いかに書き手が自身のうちに情熱の炎を燃やしていようとも、「書く」という行為そのものには反映されない(気持ちが乗っているからといって、まさか踊りながら書くという者はいないだろう)。

欅坂46の平手友梨奈が映画初主演を果たし、天才にして予測不能な問題ガール・鮎喰響を演じた映画『響 -HIBIKI-』を観て、コーフン気味でこの文章を書きはじめたが、紫煙が充満する喫茶店では、キーボードを叩く音がカタカタと寂しく響いているだけだ。などと、この状況の描写を試みてみたが、やはり自分の才能が凡庸であることを自覚するばかりである。

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