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神様アイドルプロジェクト一周年例大祭レポート

2017/07/05 に公開

神様アイドルプロジェクトは、神社復興とアイドル活動の両極で活動し、20年後には神社の約40%が日本から失われてしまうという未来を阻止しようと、立ち上がったグループである。

この日は結成より一周年を迎えた例大祭。

開演間近に会場に着くと、フロアには溢れんばかりの人で中に入るのも困難な状況であった。デビューより見守ってきた私にとってはとても嬉しい気持ちになる、"着実に力をつけてきた"という結果を目の当たりにさせてくれた。

この日、衝撃的だったのは、冒頭の神主さん(賀茂別雷神社、毛利宮司)による一周年の成功祈願・メンバーと氏っこ(ファンの名称)のお祓いから始まるという神事からのスタートという事。これまでエンタメの世界では見た事のない演出に驚くと共に、神様アイドルプロジェクトの活動が本格的になってきているのだと実感した。

成功祈願の神事を終え、登場SEが鳴り響く。

メンバーが再びステージに登場し、一周年の口火をきったのは"七色レボリューション"、軽快でPOPな楽曲にメンバーのキャラクターが相まって自然と笑顔になってしまうナンバー。

続いて神プロで1番最初に出来た"恋☆かみ!"を披露、笑顔を振りまくメンバーとそれに応えようとする氏っ子達に深い信頼関係・絆の様な物を感じた。

会場のボルテージが一気に加速してきた所で更にアッパーなナンバー"御神楽シャッホー"。一体感は益々上昇、活気のある町娘の様なメンバーと神輿を担ぐ威勢のいい氏っ子。

その景色は紛れもなく「祭り」をイメージさせてくれた。

ここでこの日限定の特別ユニットのお披露目。

さお・らいか・きららの可愛らしいユニットと、もも・りこの可愛いセクシーなユニットに大きな声援が湧いた。

そして花火の音をきっかけに"夏祭り"のスタート。情緒ある風景や少し切ない物語を想起させるこのナンバーが心に染み渡る。

ふと、さおをセンターとしたフォーメーションで悲しく歌い上げるバラードナンバーに少し変化を感じた。

彼女達は今、生で歌っている。

後から聞いた話によると、「もっと氏っ子のみんなに楽曲や想いや感情を伝えたい」と話し合い、今回から生歌で勝負しているとの事。

その意気込みや挑戦する姿勢にとても感動した。

夏祭りが終わりしっとり浸っていると何やら神妙なSEが鳴り響く。

彼女達最大の見せ場であり、武器である"降臨"のスタートだ。

高天ヶ原の女神達が現世の依り代へダウンロードされるこの曲でまた事件は起こった。この曲は1人ずつメンバー紹介をするセクションがある。

メンバー5人を自己紹介。だがまだそのセクションが続く…おやおや?トラブルなのか?と思っていると、そこに現れたのは和傘で顔を隠した少女。

その名は「えるー!!!」

まさかの新メンバー紹介に準備を出来てなかった会場からは大きな驚きとどよめきが響き渡った。叶える(かないえる)、イエローの登場である。

メンバー6人の女神の名を喚び、ダウンロード。瞬く間に巫女服のメンバーからカラフルなカラーの衣装へ一瞬で変身。更に会場のボルテージはアップ!!

神様モードとなったメンバーのMCでは新メンバーの紹介。

「みんな久しぶりじゃなー!!わらわはハニヤスヒメじゃ〜!」

なんと叶えるは2代目ハニヤスヒメの依り代としての登場であった。

神様アイドルプロジェクトは現世の女の子達の体に女神達が憑依し、アイドルとして活躍するコンセプトを持つ。

メンバーの脱退があっても新たな信仰心の高いメンバーが現れるとまた女神は現世に舞い戻れるという仕組みである。

会場からは「おかえりハニちゃん!!」という声援も。温かな歓迎ムードにハニヤスヒメも感動をしていた。

メンバー6人と高い信仰心を持った氏っ子達が集まるとやはりこのナンバー"ゴッドリバイバルサンダー"。悪い事をする妖魔達をこれまで沢山こらしめてきた神プロメンバーと氏っ子達。この日はこれまでで1番強力な必殺技となったに違いない。

更に熱い信仰心を求めるメンバーとそれに応える氏っ子。ラストは"TAMAFURI"で締めくくる。TAMAFURIとは魂振りと書くのだが、呼んで字の如く魂を振ると神様の力が増幅するという仕組みである。拍手も魂振りであり、御神輿を揺らすのも魂振りで神様を元気づけようという習わしがある。

まさにこの日のTAMAFURIでメンバーは氏っ子の熱い声援により更なるエネルギーを生み出し、神プロのコンセプトと仕組みの面白さを改めて感じた。

会場の酸素も薄くなってきた所でスクリーンが降り、一周年を振り返る映像が流される。

デビューよりこれまで訪れた神社や触れ合った人達、彼女達の想いを語る映像を見て改めて彼女達の成長を実感した。

スクリーンが上がり、メンバーが再び登場。

これまでの感謝を1人ずつ述べ最後にハニヤスヒメ(叶える)が言う。「そういえば高天ヶ原で昨日お茶をしていた時、パシリン(遣いの神)が倉庫にこんな物をしまっていてな!これは今回の一周年では必要じゃろうと思ってこっそり持ってきたぞ!」目標達成出来なくてお蔵入りにされていた音霊(新曲)である。

ついに神様アイドルプロジェクト新音霊"ハナコトバ"の披露。

「現世も来世もきっと君に会えるよね?」

という切ない印象の歌詞と、真っ直ぐな熱い想いの楽曲が私達の胸を撃ち抜いた。これまでにない強さと儚さ、新衣装、クオリティーの上がったダンスパフォーマンスに次に向かおうとする彼女達の強い意志を感じた。

そしてアンコールでは、新メンバー叶えるを迎えた編成での"恋☆かみっ!と"御神楽シャッホー"を披露、フロアまで降りて氏っ子達と笑顔で歌うその景色に、本当に彼女達と氏っ子達なら新しい何かを作れるのではないかと思わせられる素晴らしい一周年となった。今後の神様アイドルプロジェクトが益々楽しみだ。






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7/26 棗きらら生誕祭


詳しくはHPまたはTwitterにてご確認下さい。
http://kamipro.download/

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