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日本武道館に向け前進するアプガの、新曲発表から怒涛の10日連続イベントまでを振り返る。『!!!!!!!!/君という仮説』リリイベレポート

2016/10/21 に公開

アップアップガールズ(仮)(通称:アプガ)の、2016年7月Zeepツアー千秋楽での新曲発売発表から約3ヶ月。
晴れて10月11日(火)に『!!!!!!!!(読み:ばんばんばん)/君という仮説』が発売となった。

当初、『タイトル未定』となっており、アプガファミリー(ファンの呼称)は、前作「パーリーピーポーエイリアン」の様なEDM路線の曲になるのでは?という予感を持っていた。発表の時に分かっていた事は、”大森靖子”さんが作詞を手がけるという事のみ。

アプガファミリーは期待をしつつも、どのような曲になるかを気にしていた。また、この新曲は「記録ではなく、記憶」という事で、オリコンウイークリーチャートを強く意識しない(=販売枚数は追わない)方針が伝えられた。

夏の屋外イベントが始まり、最初に新曲として発表されたのが『YOLO』。続いてTokyo Idol Festival2016の直前に『!!!!!!!!』(当初は”PaPaPaPaPaaaaaaaaaarty!!!!!!!!!!”という仮タイトルであった)が発表された。この2曲は、EDM路線ではないメロディであり、そして『YOLO』はメンバーの佐藤綾乃さんが作詞を担当。アプガファミリーは「武道館に向けたシングルはこの2曲」と思いながら、シングルの発売を待っていた。

ほぼ毎週野外イベントに出演している間にも、アプガはインストアイベントを行っていた。8月に行われたイベントでは、浴衣衣装や私服でパフォーマンスするなど、普段のアプガのライブでは見られない”ここだけの”特別な企画が仕込まれていた。

8月のイベントではセットリスト、衣装など”メンバー発信”によるイベントが多く、アプガの新しい一面を楽しむことができた。



予約イベントは8月末のららぽーと立川立飛で一休み。9月は海外遠征や陸の孤島秘境LIVEなどイベントが目白押しであった。

9月に行われた、日本武道館でのアプガメンバーソロ争奪企画の「アップアップガールズ(仮) Road to武道館 そろそろソロで歌いたい 横浜決戦」が行われる2日前に突然、公式ブログで「横浜公演で、10月11日発売『君という仮説』を皆で歌おう!!」という記事が公開された。記事内では、サウンドプロデューサーのmichitomo氏からの動画がアップされ、同時に練習用コーラス音源がアップされた。

あまりにも突然なアナウンスにアプガファミリーは困惑。この困惑した状態で横浜決戦を迎え、ライブ終盤にアプガファミリーによるコーラス収録が行われた。この時点では、最後のコーラス部分しか分かっておらず、どういう曲になるかは想像する事は出来なかった。

しかしこのモヤモヤした状態は、間もなく解消される事になった。
アプガが出演するAmebaTVの番組で急遽、『君という仮説』が披露されたのである。今までのメロディと違う事にアプガファミリーは驚き、色んな反応がTwitter上などで語られていた。

AmebaTV放送の翌日に「そろそろソロで歌いたい 吉祥寺決戦」が行われ、ここでライブ初披露となった。吉祥寺決戦翌日のAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演、「そろそろソロで歌いたい決勝戦」でも披露され、「今回の武道館公演でみんなと一緒に手を上げて踊りたい」という、アプガメンバーからのメッセージが伝えられた。これ以降、アプガのライブやイベントでは、『君という仮説』が他の2曲よりも多く歌われる事になる。

怒濤の9月を乗り越えたアプガは、インストアイベントを再開。屋外イベントも同時に行い、10月は札幌に2週続けて遠征するなど、精力的に活動し新曲を多くの人に届けていた。

『!!!!!!!!/君という仮説』フラゲ日となる10月10日(月・祝)には、タワーレコード新宿店でインストアイベントが行われた。ちょうど、10月10日はタワーレコード新宿店の18周年記念当日で、お祭りムーに包まれる中、ついにアプガファミリーの手元にCDが届いた。

今回のリリースイベントは10月7日(金)の札幌からスタートし、16日(日)まで、リリースイベントとフェス、森咲樹さんの生誕公演とイベント目白押しの10日間であった。”記録よりも記憶”という事で、前シングル『パーリーピーポーエイリアン』ほど、リリース週以外のリリースイベントを行っていない。回数よりも中身といったところだろうか、今回のリリイベは「武道館に向けて一つに。」とメンバーからのメッセージが強く打ち出されていた。

リリイベのセットリストを振り返ってみると、ゴリゴリのEDMサウンドはほぼ今回歌われる事はなかった。新曲を軸に”伝える”歌ばかりだった。その中にも、人気曲である『マーブルヒーロー』や『バレバレI LOVE YOU』などの可愛い、アプガっぽい7人らしさが詰まった歌も含まれていた。

今回のリリースイベントは、12日(水)に森さんの生誕公演が入ったり、13日(木)の池袋サンシャインシティ噴水広場では、シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENA選手がゲストとして登場したりと、注目の多いリリースイベント週間であった。




12日の森さん生誕では、メンバー全員が森さんの生誕Tシャツを着てパフォーマンスするといった、「森さんの誕生日」と「新曲リリース」2つの”お祝い”モードに終始包まれた。会場に集まったアプガファミリーも、緑の森さん生誕Tシャツや仮Tシャツを着て、森さんの誕生日を祝った。

▼森さん生誕祭の記事はこちら
アプガ森咲樹、23歳の生誕はステージ上でメガモリのカツ丼をモリモリ食す@下北沢GARDEN




13日の池袋サンシャインシティ噴水広場では、RENA選手から日本武道館公演を迎えるにあたって「やり続けることが大事」というアドバイスをアプガメンバー全員に伝えられた。また、佐保明梨さんが「RENAさんのキックを受けたい!」とお願いし、腕にキックミットを装着しRENA選手のキックを受け、また、佐保さんのキックをRENA選手が受けるという貴重な体験をすることができた。



イベント最終日である16日(日)は、ららぽーと柏の葉とタワーレコード錦糸町店の2ヶ所で、計4公演するというハードなスケジュールとなった。
前日(10月15日)も3ヶ所で4公演のイベントを行ったアプガメンバーの疲れはピークに達し、関根梓さんの声の調子が芳しくない状態でのイベントとなった。しかし関根さんをカバーするかのように、メンバーが関根さんパートをフォローし合う光景が見られた。

屋外のイベントで晴れ間が広がり、気温も上昇。会場は汗がにじむほどの状況となっていたが、会場には多くのアプガファミリーが集まっていた。リリイベ最終日の為、柏の葉では準備していたCD(通常AとB)が品切れとなり、CDを都内まで取りに行くというハプニングが発生するほどに。



柏の葉では夏ソングがセットリストに組み込まれ、柏の葉のラストソングは佐藤さんより「10月ですけど、やっぱりこうやって歌って踊ると暑いし、みんなと楽しんでる時間はすごい熱いなって思うので、夏を忘れたくないなって気持ちがあるんです。なので、1曲最後に夏曲をやって締めたいと思います。」と『サマービーム!』が披露された。アプガの屋外ステージと花道を楽しそうに動き回る姿はイベントに集まったアプガファミリー、買い物に訪れた家族連れみんなの笑顔を誘っていた。



柏の葉でのイベントが終わる頃には追加で運び込まれたCDもすべて完売し、アプガメンバーは最後のイベント会場となる、タワーレコード錦糸町店に移動した。

リリースイベント最後の姿をひと目見ようと、多くのアプガファミリーが駆けつけた。1曲目の『YOLO』を歌い終え、メンバー挨拶にて佐藤さんは「イベントは1日4本が当たり前みたいな感じで、それくらいアプガは命を削ってでもアップアップガールズ(仮)を知ってもらいたいと思うし、日本武道館も沢山の人に来てもらいたくて、しっかりとアップアップガールズ(仮)のことを(このイベントで)伝えていきたいと思います。」と、日本武道館に向けての意志を語った。



2曲目に『!!!!!!!!』、3曲目に『キラキラミライ』、4曲目に『アッパーカット!』と盛り上がり曲でアプガファミリーのボルテージは最高潮に達し、大きな歓声がライブハウスタワレコ錦糸町店に鳴り響いた。この盛り上がりに新井愛瞳さんは「今日はすごい」、佐藤さんも「棚が倒れるんじゃないか」と歓声の大きさに驚くばかりであった。

ラスト曲は『君という仮説』で、10日間にわたるイベントを締めくくった。イベントを完走してステージを降りようとした時、感極まった森さんが泣き出すハプニングが発生。

森さんは「やっぱり『君という仮説』めっちゃ良い曲なの。本当に本当に、記憶に残るシングルになったなって改めてリリースイベント終えて思ったので。そして、またみんなのことが大好きになりました。ありがとうございました。」と泣きながらも精一杯の挨拶をし、集まったアプガファミリーから大きな歓声が起こった。




今回のシングル『君という仮説』がイベントの中心にあり、すべては“日本武道館”というキーワードの元に様々なイベントで新曲を歌っていた。『君という仮説』のサビの部分で手を上げる振りがあるが、ここは日本武道館ではみんなで踊りたいという希望が何回も語られていた。

インディーズアイドルとしては初となる日本武道館公演に挑むアプガが、この曲を日本武道館で歌うときの光景はアプガメンバー、アプガファミリーの記憶に刻み込まれるに違いない。



8/28 ららぽーと立川立飛






















10/11 タワーレコード渋谷店B1F「CUTUP STUDIO」




10/13 池袋サンシャインシティ噴水広場








10/16 ららぽーと柏の葉


















10/16 タワーレコード錦糸町店



■アップアップガールズ(仮)日本武道館単独公演■
11月8日(火) 場所:東京 日本武道館 17:00/18:00


・アップアップガールズ(仮)公式HP http://www.upupgirlskakkokari.com/
・アップアップガールズ(仮)公式ブログ http://ameblo.jp/upfront-girls/
・アップアップガールズ(仮)ニュースブログ http://ameblo.jp/upfront-girls-news/

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