2021/05/20 に公開
©2021「シノノメ⾊の週末」製作委員会
この度、2019 年 9 ⽉に乃⽊坂 46 を惜しまれながら卒業した桜井玲⾹が、映画『シノノメ⾊の週末』で初主演を飾る。
桜井玲⾹は、2012 年にアイドルグループ・乃⽊坂 46 ⼀期⽣としてデビューし、グループ初代キャプテンとしてメンバーやスタッフ、ファンから愛され⼈気を博すなか、2019 年 9 ⽉に卒業。卒業後は⼥優として活動、数々の舞台に出演し注⽬を集め、本作が映画初主演作品となる。
⼥⼦校出⾝、⾃分の学⽣時代なんて、世の中で⾔われてる程尊くもない し、あまり興味もないし、正直忘れていた。とにかくいま⽬の前に起きている仕事での⼈間関係とか、お給料にやや⾒合わない今⽉のクレジットカードの引き落とし、結婚、漠然とある”⼥性らしさ”との距離感そうしたものの⽅が、⾃分にとってのリアルだった。そんな中、取り壊されることが決まった⺟校・篠の⽬⼥⼦⾼校の校舎で、在りし⽇の思い出を辿るために、数年ぶりに集まったシノノメ⼥⼦元放送クラブの 3 ⼈。昔の⼥⼦校⽣活を思い出しながら、互いに現在の不満をぶつけあい、週末の度に何度も校舎を訪れるようになる。取り壊される校舎と⾊あせていなかった⻘春の⽇々̶̶。⼤⼈になりきれない 20 代⼥⼦たちの、等⾝⼤の物語。
桜井玲⾹が演じるのは、⼤⽉美玲。美玲は、⾼校時代は読モをしていてイケてるグループの中にいた。今は、モデル事務所に所属しているが、仕事は順調とはいえない。性格的に媚びるのが苦⼿で、黙っていれば可愛いとよく⾔われる。桜井⾃⾝の持つ天真爛漫さや強さ、そしてその中に隠された繊細さがスクリーンで唯⼀無⼆の存在として体現される。
共演は、今泉⼒哉監督作品『mellow』ほか数々の映画やドラマに出演し、ナチュラルで飾らない明るさや、⼤⼈可愛い雰囲気で⼈気を集める岡崎紗絵。岡崎は、⾼校時代には放送クラブの部⻑を務める真⾯⽬であまり⽬⽴たない⽣徒だったが、⼤学時代から垢抜け、現在は⼤⼿広告代理店の⼦会社で働く「まりりん」こと⼀ノ宮まりを演じる。
そして、モデルやタレント、アーティストとして、無邪気な明るいキャラクターで幅広く活躍し、映画やドラマにも多数出演、NHK 連続テレビ⼩説『おちょやん』では、主⼈公おちょやんの亡くなった⺟・サエを演じ、その存在感や魅⼒が評判を集めた三⼾なつめが出演。三⼾は、写真家を⽬指していたが挫折し、実家暮らしで教育関連のお堅い事務職をしている。実は廃虚オタクで、篠の⽬⼥⼦の取り壊しを聞きつけ 2 ⼈を誘い出す「アンディ」こと安東雅美を演じる。
さらに、まりりんの仕事仲間であり、美玲がオーディションを受けたこともある広告代理店のプランナー・上川⿓之介役に⼯藤阿須加が出演。シノノメ⼥⼦週末クラブの⾃分たちだけの世界に、まりりんが男を踏み⼊れさせたことで波紋が起きる。
また、新しい時代をサバイブしていく多様な⼥の⼦のロールモデルを発掘するオーディション「ミス iD 2019」でグランプリを獲得した中井友望が、篠の⽬⼥⼦⾼校最後の学⽣・杉野あすか役として出演。彼⼥のまとう神秘的な空気がスクリーンで異彩な輝きを放つ。
なお、これまで数々の映画やドラマなどに出演し⽇本映画に⽋かせない存在となっている⼭⽥キヌヲが、パタンナー・酒井役として出演。
そして監督は、⻑編デビュー作『⽉極オトコトモダチ』が国内外で⾼い評価を受けた新鋭・穐⼭茉由監督の、⻑編商業映画初作品となる。これまで⾃主映画や短編映画などを発表し、映画『ギャルソンヌ 2 つの性を持つ⼥』(2017) や、『⽉極オトコトモダチ』(2018) 、『嬉しくなっちゃって』(2019)、『蒲⽥前奏曲』(2020)(若⼿ 4 監督による連作のうち⼀編を監督)などがある。『⽉極オトコトモダチ』は、若⼿映画監督の登⻯⾨にもなっている「MOOSIC LAB」の 2018 年度⻑編部⾨でグランプリ、最優秀男優賞、⼥優賞、ミュージシャン賞の主要部⾨の 4冠受賞。
また、第 31 回東京国際映画祭の⽇本映画スフプラッシュ部⾨にも出品されたほか、オーストラリア・中国での上映も決定するなど、国内外で⾼い評価を得た。2019 年には、現役プロデューサーが選ぶ将来性のある新⼈監督に贈られる新藤兼⼈賞にもノミネートされ注⽬を集めた新鋭監督である。本作では、監督の持つ会社員と映画監督というダブルワークの経験をもとに、社会で働く⼥性たちの⼼理を、独⾃の⽬線で鋭く柔らかくオリジナル脚本で描く。
映画『シノノメ⾊の週末』は、今秋公開予定。
<コメント>
◆桜井玲⾹
撮影期間は短くも、とても濃い時間でした。
岡崎紗絵ちゃん、三⼾なつめちゃんのお⼆⼈がとても素敵な⽅々でずっと笑っていた気がします。映像にもその様⼦が表れていて、観てくださった⽅にも伝わるんじゃないかと思います。
映画初主演、ということでどうなることかと不安もありましたが、やはり周りの⽅々に沢⼭⽀えていただき、みんなで⼀緒に作品を作れたことが不安より、楽しい記憶となりました。
クラブのメンバーで夜中にスタンバイして東雲を⾒に⾏くシーンがあったのですが、とっても⼒強い光景で感動した事を今も鮮明に覚えています。
この映画を観終えた時、フッと肩の⼒が抜けて楽になった・・・。
皆さんにとってそんな作品になれば嬉しいです。
◆岡崎紗絵コメント
⼥⼦⾼⽣時代に戻ったかのような気持ちで、とても楽しく撮影していました。
桜井玲⾹さん、三⼾なつめさんとは、すぐに仲良くなれて、お⼆⼈ともとてもお話ししやすく、終始和やかな雰囲気の現場でした。
過去の関係性から⼤⼈になった今の関係へ。
変わったところもあれば、変わらずにいるところもあって、三者三様のキャラクターでみんな違うけれど、放送クラブでの繋がりが強くあったからこそ⼤⼈になっても⼀緒に関係を続けられるのだと思います。
⼤⼈になった三⼈の関係性の変化は⾒どころです︕
学⽣時代に⼼を巻き戻して⻘春に浸って観て頂ければと思います。
◆三⼾なつめコメント
私は、カメラが好きでオタク気質な「アンディ」こと安東雅美を演じさせて頂きました。アンディは常にワクワクすることを考えている⼦で、演じていてすごく楽しかったです︕
3 ⼈での撮影期間はとても居⼼地が良くて、本当に学⽣に戻った様な懐かしい気持ちでした。
⾒所は 3 ⼈が誰もいない学校で好き放題するところ(笑)
いけないことしている時ってなんであんなにニヤニヤしちゃうんだろうってくらいみんな楽しそうなので表情にも注⽬して⾒てほしいなと思います︕
◆穐⼭茉由監督コメント
私⾃⾝⼥⼦校出⾝なのですが、平和で⼒が抜けていて、世間知らずな⼥⼦校の独特な雰囲気を今になって愛しく思うことがあります。世間でイメージされがちな⼥同⼠のドロドロした戦いからはちょっと距離を置いて、⼤⼈になって漠然とした悩みの中にいる元放送クラブ3⼈の空気感を⼤切に描きました。主演の桜井さんの持つ真っ直ぐさと器⽤でいて不器⽤な⼈間らしさが、美玲というキャラクターに命を吹き込んでくれました。観てくれた⽅へ彼⼥たちの魅⼒が届きますように。
<作品情報>
『シノノメ色の週末』
今秋 全国ロードショー
出演:桜井玲⾹ 岡崎紗絵 三⼾なつめ/中井友望 ⼭⽥キヌヲ/⼯藤阿須加
監督・脚本:穐⼭茉由
制作プロダクション:ダブ
配給:イオンエンターテイメント
©2021「シノノメ⾊の週末」製作委員会
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