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【放課後プリンセス】放プリ史上に残る伝説ライブ、7年間の思いが詰まった舞花卒業ライブをレポート!

2021/03/28 に公開

2021年3月18日(木)、TSUTAYA O-EASTにて、アイドルグループ「放課後プリンセス」のワンマンライブが開催された。今回のワンマンライブは、7年間グループを牽引してきた主要メンバー・舞花の卒業ライブ。

緊急事態宣言延長に伴い、当初の予定よりも時間を早めて開演することになった本ライブだが、会場には、舞花のラストステージを見届けようと多くのファンが集まった。『放課後プリンセス 舞花卒業LIVE2021~Thankful flowers~』というライブタイトルには、「7年間のアイドル人生で、関わってきた全ての人へ感謝を伝えたい」という舞花本人の熱い想いが込められている。



開演時間になると、『制服シンデレラ』の衣装に身を包んだ正規メンバー5人が、ステージに登場。ライトアップされたステージには、城や王冠をモチーフとした、豪華なセットが用意されている。これから始まるワンマンライブへ、期待に胸が膨らんだ。

1曲目は、放プリの代表曲『制服シンデレラ』。1曲目から、メンバー全員で美しく揃ったダンスと、力強い歌声で、ファンを魅了した。手をひらひらと上下させる振り付けは、初めて放プリを見た人でも、つい踊ってしまいたくなる。会場中のファンが振りをコピーし、1曲目からアクセル全開だ。

続けて、『純白アントワネット』、『ガチOnly you』を披露。リズムに合わせてメンバーがクラップしたり、「一緒に手でポーズしてください!」と呼びかけたり、ファンが声を出せない状況下でも楽しめるよう、メンバー達が盛り上げた。



3曲終わったところで、放プリユースの3人も登場し、メンバー1人1人の自己紹介。そして、メンバーを代表して、舞花から「今日は、開演時間が早まったのにも関わらず、駆けつけてくださりありがとうございます。また、配信ライブをご覧いただいている方も、ありがとうございます。この1ヶ月、今日を最高のステージにするために、みんなで沢山練習を積み重ねてきました。大切に歩んできた7年間の感謝を、皆さんにいっぱいお届けします! 私は、今日で卒業するわけですが、とはいえ、今日初めて放プリのライブを見てくださる方もいます。今日は、最高の3時間にしていきたいと思うので、最後まで楽しんでいってください!」と、感謝の言葉が伝えられた。

MCが終わると、「ここから盛り上がっていくので、みなさんついてきてください!」という舞花の掛け声とともに、ライブを再開。『キミペディア』、『ふるてんLOVE&ROLL』、『アツはナツい!』、『Smile×3〜笑顔ずっと咲いたままで〜』を、メドレー形式で披露した。『アツはナツい!』では、セット中央から、ピンクのうちわを持ったユースの西宮が登場し、会場を盛り上げた。

3曲連続披露後は、正規メンバー達がステージからはけ、ユースの3人が登場。西宮の仕切りで、「ここからは、ユース3人でパフォーマンスを披露します! 舞花さんの残してくださったものを、私たちがしっかり受け継いで、守っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」と熱い想いを伝え、舞花が振り付けした楽曲、『HOPE,RESTART〜希望の光 射す場所へ〜』を披露。ところどころに緊張が垣間見える、初々しいパフォーマンスで、会場中を癒してくれた。



ユース達のパフォーマンスが終わると、会場後方にあるスクリーンに、『さよならデュアリーナ』のミュージックビデオが映され、その後『さよならデュアリーナ』の衣装に身を包んだ正規メンバー5人が再び登場。本衣装の表題曲である、『さよならデュアリーナ』を披露。

スワン、そしてブラックスワンをモチーフにした衣装が印象的な、本楽曲。落ちサビでは、舞花の衣装が黒から白に早変わりしたり、赤い扇子を使用した振り付けが織り込まれていたりと、見どころ盛りだくさん。これまで披露した明るい曲とは異なる、艶っぽい表情を魅せた。





続けて、『Black or White』。舞花以外のメンバー達が、一度ステージから姿を消し、舞花のソロ歌唱で曲をスタート。間奏部分から、関根・澤田がダンサーとして登場し、2サビ終わりからは道重・小日向が登場するなど、普段とは異なる、特別verの演出だ。衣装とは逆の、白・黒色の椅子を使ったダンスを披露した。曲の終盤では、一度セット裏に身を潜めたあと、舞花が黒い羽を生やして再び登場するなど、印象的なシーンもあった。



艶っぽい2曲の後は、『Memories~君と僕の交差点~』。先ほどまで黒衣装だった舞花が、白衣装になり合流。道重・澤田は、ダンスでステージを盛り上げ、小日向・関根・舞花の3人が、セットに腰掛けながら本楽曲を歌い上げた。

そして、『真夏の夜の夢』を披露した後は、再びメンバーがステージからはけ、後方のスクリーンに映像が流れる。『バカだね』をソロ歌唱する舞花の映像・音楽をバックに、メンバー達のあらゆる写真が、スライドショーで流される。リリースイベントや、レコーディング、日々のライブや、宣材写真の撮影など、舞花が歩んできた7年間の思い出を辿る、エモーショナルなスライドショーに、ファンも心を打たれた。

スライドショーが終わると、最新シングル『灼熱のミステリーアイ』の、クレオパトラをモチーフにした衣装に身を包んだ、正規メンバー5人が再びステージに登場。昨年7月にリリースされた最新シングル、『灼熱のミステリーアイ』を披露した。

『灼熱のミステリーアイ』を披露した後は、「この楽曲は、ユースのあいりんにも衣装があるんです!」と紹介され、西宮がステージに登場。ここで、西宮の正規メンバー昇格がサプライズ発表された。「ななせも、ももちゃんも、ユースから始まって、本当に立派なプリンセスになったし、あいりも加わって、安心して卒業できます。本当におめでとう!」と、舞花から声をかけられ、嬉しさのあまり泣きだす西宮の姿も。



メンバーカラーとして白色を与えられた西宮に、元祖白色担当、1期生・元リーダーの小田桐奈々からの手紙が読まれる。

以下原文ママ
「私にとって、放課後プリンセスはとても大切な場所なので、こうして、グループを続けてくれる後輩の居てくれるありがたみを、実感しています。私も、かつて白というメンバーカラーだったので、ひたむきで一生懸命なあいりちゃんが、白を受け継いでくれることがとても嬉しいです。頑張ってね!」

涙を拭いつつも、今の気持ちを聞かれた西宮は、「私が加入したのは、去年の夏、自粛期間中でした。1人で、正規メンバーさんの後ろで活動させていただくことが多かったのですが、正規メンバーさんが温かくて、だからこそここまで付いて来られましたし、舞花さんが居てくださるうちに、こうして正規メンバーになれたことが何より嬉しいです。これから、どうなるかまだ不安もありますが、やっぱり舞花さんが7年間守ってきてくださった放課後プリンセスなので、微力だけど、私も”大好き”という強い気持ちを胸に、これからも頑張っていくので、引き続きよろしくお願いします!」と、とても力強いコメントを残した。これからの新生放課後プリンセスが、また1つ楽しみになる瞬間だった。

嬉しいサプライズの後は、西宮が初めて正規メンバーと共にパフォーマンスした楽曲、『絶世クレオパトラ』を披露。西宮にとっては、この曲が舞花とパフォーマンスできるラストソング。6人全員が、全力を出し切った、とても爽快感のあるパフォーマンスだった。





『絶世クレオパトラ』の後は、西宮のみステージからはけ、『輝夜に願いを』、『消えて、白雪姫』、『千年舞歌』、『ライチレッドの運命』を連続披露。ハイテンポな楽曲達で、会場のボルテージが徐々に上がって来る。

連続披露の後は、『青春マーメイド』のミュージックビデオがスクリーンに流される。そして、『青春マーメイド』の衣装に身を包んだ正規メンバー達が、ステージに登場。舞花以外のメンバー達が床に倒れ、ステージ中央で舞花がソロで歌い始める。舞花の中で最も思い出深い楽曲、『青春マーメイド』。



落ちサビの前に、エメラルドグリーンのスカートを投げ捨て、白いミニスカートに変身するシーンは、人魚が人間になるシーンとして、とても印象的だ。



そして、『アブラカタブLuv!』、『プリンセスの定義』を連続披露。指を左右に大きく動かす振り付けで、会場中が一体となった。

3曲披露後のMCでは、「青春マーメイドは、私にとって思い出の曲でした。この曲で、私のことを好きになって下さった方が、沢山居ました。青春マーメイドが、ラジオでかかっていて、物販に足を運んで下さった方。電気屋さんの、テレビで放映されるミュージックビデオを見て、私たちのことを知って下さった方。この大切な曲を、最後に歌ったんだなと思うと本当に感慨深いです。ありがとうございます!」と、舞花から『青春マーメイド』の思い出が語られた。

20曲披露して、いよいよライブはラストスパート。放課後プリンセスが、ライブ前に必ず行なっているという円陣を披露し、ラストスパートを一気に盛り上げる!



『満月のアンコール』、『秘密のティアラとジェラート』を披露後、舞花が「放課後プリンセス最後の曲です!みなさん本当にありがとうございました!」と、ファン達へ感謝を述べる。

ユース2名が加わり、ラストソング、『ジュリエット〜君を好きな100の理由〜』を披露。曲中、小日向が「舞花さんに向かって、せーの!」と声をかけると、会場中のファンが舞花のメンバーカラーである紫色のペンライトを、舞花に向けて振る。



全23曲の楽曲を披露し、ボルテージマックスの中、「今日は本当に、ありがとうございました! 以上私たち、放課後プリンセスでした!」という舞花からの挨拶で締めくくられ、ワンマンライブ本編は幕を下ろした。

メンバー全員がステージからはけると、暗転し、『さよならデュアリーナ』のミュージックビデオや、『秘密のティアラとジェラート』のミュージックビデオ、ライブ映像がスクリーンに映される。「みなさん本当に、今まで私の放課後プリンセスの活動を支えていただきありがとうございました!」という舞花からの文字が流れると、映像は終了。

すると、どこからともなくアンコールの拍手が始まった。23曲もの、壮大なワンマンライブを持ってしても、舞花の卒業ライブはまだまだ終われない!

アンコールの拍手に導かれ、再びライトアップされると、紫色のドレスを身にまとった舞花がステージ中央に登場。ティアラやアクセサリーを身につけた舞花は、まさにプリンセス。
アンコール1曲目は、『My love song』を舞花がソロで歌唱した。



アンコール1曲目が終わると、Tシャツ姿の他メンバーが登場。舞花から、手紙が読まれた。



以下原文ママ
「本日は、『放課後プリンセス 舞花卒業LIVE2021~Thankful flowers~』にお集まりいただき、そして配信をご覧いただき、本当にありがとうございます。幼い頃から同じ夢を持ち、一度諦めかけた”歌”という夢を、また見つめさせてくれたのが、この『放課後プリンセス』でした。そんな大切な場所を、本日卒業します。『放課後プリンセス』として過ごしてきた7年間、もちろん、嬉しい時も、悲しい時も沢山あって、でも、何一つ無駄じゃなく、今の私を作ってくれました。全ての思い出を束ねたら、色んな色はあれど、美しい花束のように大きな宝物になっていました。私の胸に咲いたこの大きな花束を、一曲一曲、そして一輪一輪、今日は皆さんに、私がステージからお返ししたい、受け取ってほしいと思い、本日のライブタイトルをThankful flowersとつけさせて頂きました。今日このライブが、みんなの心に残って、いつか振り返った時に、美しく咲き続けてくれていたら、こんなに嬉しいことはありません。皆さんご存知の通り、私はとても寂しがり屋なので、1人立ち止まってしまう日もあると思います。そんな時は、皆さんから頂いた、色とりどりの花束を抱きしめて、一歩一歩歩んでいきたいです。

メンバーへ、今日まで沢山支え合って歩いてきたね。ももちゃん、出会った当初はとってもやんちゃで、闘争心むき出しだったよね(笑)。その時から変わらず、良い意味で芯を持ち続け、周りをサポートしながら成長していく姿に、いつも支えられていたよ。最近のパフォーマンスの美しさと、追求をそばで見ていて、尊敬しています。この先も、放プリのダンスリーダーとして、走り続けてください。

ななせ、ななせが居てくれるだけで、周りが本当に明るくなって、沢山笑わせてもらいました。すぐ顔に出るし、常に小走りなななせだけど、持ち前の明るさと愛嬌で、みんなのこひななちゃんで居続けてください。ななせボイスの歌声が、放プリを輝かせてくれて、救ってくれています。本当に感謝しているよ、ありがとうね。

さほ、最後のこの瞬間まで、さほが居てくれたことが本当に嬉しかった。私が困った時に、メンバーやファンの方の目に見える形じゃない場所で、沢山助けてくれたね。さほの優しさは、私が一番わかっている自信があるよ。だから、もっと自分に自信を持って、それを皆さんに発信して欲しいです。さほのこの先が、もっともっと幸せであって欲しいです。今まで、ありがとう。



そして、ささら。今日まで沢山、笑って笑って笑って、度々喧嘩して泣いて、それでもずっと大好きで、私にとって言葉にできないくらい大切な人になってくれてありがとう。なな、みらんちゃん、さおりんが卒業する時に、頑張ろうと思えたのは、間違いなくささらが居てくれたからです。ささらは、本当に猪突猛進で、頑張りすぎてしまうし、誰かに頼ることをすごく嫌がるけど、ささらが壊れてしまうから、誰かに頼って、1人じゃないから、頑張って欲しいなと思います。そんなささらに、私はこれからも一生甘えまくるつもりなので、一生よろしくお願いします!

そして、今までいろいろなことを教えてくださった社長、事務所の皆様、レコード会社の皆様、コレオグラファーのあおい先生、素敵な衣装を作ってくださったせこさん、そして卒業していった先輩メンバー・後輩メンバーたち。何より、出会ってくださった全てのファンの皆さん。お名前を、書ききれないほどの沢山の皆さんに支えられ、ここまで進んでこれました。本当に本当に、今までありがとうございました。

このようなご時世で、悔しい思いも沢山しましたが、こうして無事開催できたこと、そして目の前に皆さんがこうして居てくださること、本当に幸せです。

私の卒業シングルで、”叶わない夢 君にはないんだって 歌い続ける”という歌詞がありますが、それを体現し続ける私でいたいです。ここで、約束します!

今日、本当に早い時間からだったじゃないですか。だから、どうしても来られなかった方とか、緊急事態宣言が出ているから来られなかった方もいらしたと思うんです。だから、宮下舞花として、また新たなステージで、世の中が明るくなった時に、また皆さんと会えることを楽しみに、私はこの先も頑張っていきます! どうぞこれからも、放課後プリンセス、そして宮下舞花をよろしくお願いします!2021年3月18日、放課後プリンセス 舞花」

深いお辞儀をする舞花に対して、ファンからの温かい拍手が鳴り止まない。



ここで、舞花にメンバーとファンから、モザイクアート、花束、アルバム、そして、卒業メンバーの小田桐奈々・山口みらん・木月沙織が登場し、卒業メンバーからも花束が贈呈された。



しかし、まだまだライブは終わらない! 関根から、「ペンライトを八の字に回すか、お花みたいにしてばってんに振ってください!」と呼びかけがあり、放プリの卒業ソング『桜咲く』を披露。

続けて、『Dream Door』では、舞花が左右に歩き回り、会場に集まってくれたファンの方、そして2階席にまで目を配らせ、全員に手を振る。

そして、舞花から、「本当に最後の曲です! 7年間ありがとうございました! 最後はこの曲で終わりたいと思います!」と曲振りがあり、ラストソング『バカだね』を披露。舞花が各メンバーを抱きしめて、涙を流すシーンも見られながら、会場中のファンが一生懸命紫色のサイリウムを、舞花にめがけて届けた。ラストは、紫色のテープが飛ぶ演出もありつつ、全楽曲を披露し終わった。





「本当に幸せでたまらない3時間、そして7年間ありがとうございました。楽しかったですか?みなさん!」と舞花が呼びかけると、会場中に大きな拍手が鳴り響いた。集合写真を撮影し、7年間走ってこれたのも、みんながいたからです! 本当にありがとうございました! 以上私たち、放課後プリンセスです。ありがとうございました!」といつもの挨拶で、3時間に渡る卒業ライブは幕を下ろした。





放プリ史上にも、アイドル史上にも残る伝説の卒業ライブ。放課後プリンセスの今後の活躍、そして「宮下舞花」としての「舞花」の活躍から、目が離せない!


【放課後プリンセス 公式サイト】
https://houpri.fanmo.jp/

【放課後プリンセス 公式Twitter】
https://twitter.com/houkagoprincess

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