2016/07/30 に公開
お笑い、音楽、ダンスなど、ジャンルを超えたアーティストたちが、ライブハウスのステージ上で圧倒的なパフォーマンスを繰り広げるイベント「NANIWAdelic」。その第一回目となるショーケースライブが、7月29日(金)、ミナミアメリカ村 BIGCATで行われました。出演者たちは、ライブに先立って行われた記者会見で、このイベントにかける熱い意気込みを語ってくれていましたが、その言葉通りのパフォーマンスを見せてくれました。
会場のミナミアメリカ村 BIGCATはオールスタンディング。幅広い年齢層の観客でぎっしりと埋まっています。19時のオープニング前からDJ KELLYことギャロップ・毛利がステージに登場。会場を徐々に盛り上げていきます。そしていよいよ19:00。「NANIWAdelic」がスタートしました。DJ KELLYのコールでステージ横のスクリーンには今日の出演者たちが映し出され、客席からは歓声が上がります。ラストに紹介されたのはMCのモンスターエンジン。「ど〜も〜!」の声に客席は笑いと拍手に包まれます。
まずは「NANIWAdelic」とはどういうイベントなのかという説明から。よしもとと大阪のライブハウスがタッグを組んで行うイベントであること、さらに8月24日(水)からは、大阪のライブハウス10会場で毎月開催する体験型フェスイベントであることが発表されます。
記念すべきオープンニングはSO.ON projectと大阪☆春夏秋冬の2組のパフォーマンスから。まずはSO.ON projectがステージに。アップテンポの曲に合わせて、弾けるように踊るメンバーたちに、会場はいきなりヒートアップ。手拍子、掛け声で客席からも盛り上げていきます。
続いては大阪☆春夏秋冬が登場。ハードなギターとド迫力のベースが響くなか、会場のあちこちでジャンプが始まります。ステージ上からはメンバーも「飛んで〜!」のアオリ。さらに全員そろってのヘッドバンキングで会場が一体に。歌っている間は超クールにも関わらず、曲が終わるとかわいく自己紹介するメンバーたちのギャップに、客席からは歓声が上がります。
ここでMCのモンスターエンジンが登場し、ステージに2組を呼びます。大阪☆春夏秋冬、SO.ON projectともに8月24日(水)、江坂ミューズで行われる「NANIWAdelic」に出演することが発表されました
続いては、塩顔芸人のエアバンド・SALTY’sです。紹介された途端、客席からは「キャーッ!」と黄色い声援が。全員が真っ白な衣装をつけてステージに並んだメンバー。芸人とは思えないクオリティの高いステージを披露します。曲中のブレイクでも歓声が聞こえますが、なかには男子の野太い声もあり、客席からは笑いも起こります。自分たちがエアバンドであるという自己紹介のあと、「NANIWAdelic」を盛り上げたいと力強くアピール。ラスト曲の「ソルティドッグ」は、サビの「ごまかしごまかし〜」のパートで、客席もいっしょにダンスで盛り上がりました。
完成度の高いステージを見たモンスターエンジンは、思わず「すごいね」と感心。しかし、弾いてないメンバーに「なんでそんなに汗かいてんねん!」とツッコミも忘れません。このSALTY’s、トーク中にも歓声がやまず、その人気ぶりを見せつけてくれました。
次はぽこた、koma’nによるライブ。ステージ横のスクリーンに紹介画像が映し出されると、またまた客席からは歓声が上がります。まずはぽこたが登場。歌が始まると、すかさず手拍子と掛け声が起こり、こちらも人気ぶりが伺えます。MCでは、ミュージックビデオに出演している有名人の話しや、会場とのやりとりで盛り上げるなど、サービス精神にあふれたパフォーマンスに客席も大満足です。
キーボードの前に座り、自己紹介から静かにステージを始めたkoma’n。ドラマチックな展開のラブソングに、会場ではサイリウムが揺れています。2曲目は一転「酒飲みの曲です」ということで、アップテンポでノリのいい曲を披露しました。そのあとkoma’nに呼び込まれたゲストは、なんと藤崎マーケットの2人。その衣装は、あの体操のもの。それを見たkoma’nがおもむろに衣装を脱ぎだすと、なんと下に2人と同じ衣装を着ています! さらに、ぽこたも同じ衣装でステージに登場。4人でラララライ体操をやるということで、会場からは歓声が上がります。実際にやってみるとこのスペシャルコラボ、なかなかの完成度。客席も多いに盛り上がりました。
続いては、若手芸人によるネタのコーナー。まずはヘンダーソンが登場です。おなじみの「石焼いも」ネタで盛り上げつつ、客席にイモを投げるパフォーマンスを。「欲しい人〜!」の声に会場中が大盛り上がりです。さらに、ステージで披露した石焼きいもの歌を発売することも発表されました。
次の8.6秒バズーカーは、「だるまさんが転んだ」のリズミックなネタに、ラッスンゴレライをミックスするなど、ツボを押さえた展開が目を引きました。
「盛り上がってる〜!」とステージに飛び出してきたのは、エハラマサヒロ。まずはボイパで盛り上げ、ネタに突入。「遠足戦隊ピクニック」はエハラらしい仕上がりで、客席は手拍子と笑いで盛り上がっていました。
先ほど登場した藤崎マーケットも再びステージに。次々と繰り出すあるあるネタに会場は大爆笑。さすがの実力を見せつけます。このあと、改めて芸人全員が登場。MCのモンスターエンジンも「知れた仲やから落ち着くわ〜」とほっこりしている様子。先ほどのステージでのハプニングなどを話しつつ、わいわいと進行し、会場はゆる〜く盛り上がります。
続いては関西で人気急上昇中のReVision Of Senceがステージに。なぜか最初に一発ギャグをカマし、そのあとはコール&レスポンスで会場を一体化。サイリウムを要求するなど、トークでもしっかり笑いをとる様子は、さすが大阪のバンドといったところ。曲が始まっても、ノリノリのまま観客をアオリます。途中にはフロア中央まで肩車で乱入。お札(?)をバラまくパフォーマンスのあとは、カラフルなバルーンが乱舞するなど、すっかり会場をReVision Of Senceの世界にしていました。さらに、このステージにモンスターエンジン・西森が登場。おもむろに始まった鉄工所ラップに、会場は拍手でレスポンスです。
ReVision Of Senceのライブを見終わったモンスターエンジンは、そのパワフルさに脱帽の表情。通常のワンマンライブでは3時間やっていると聞き、さらに驚いていました。
次はよしもと芸人DJたちによるステージ。まずは8.6秒バズーカーからDJ SNGLEが登場し、よしもと芸人たちのいろいろなネタを使ったプレイを披露します。続いてはDJ KENZIことモンスターエンジン・大林。ノリのいいチューンをどんどん繰り出し、会場を熱気で包んでいきます。DJ KELLYのMCが客席を盛り上げ、あっという間に3人のステージは終了しました。
いよいよ大トリ。ナニワを代表するバンド、ET-KINGが登場です。まずメンバーから呼び出されたのは、なんとエハラマサヒロ。ET-KINGが好きで、曲を作ったりしているとのこと。ET-KINGっぽく作った「桃太郎」をいっしょに披露することになりますが、ボーカル・イトキンのモノマネをするエハラに「ディスってる?」とツッコミが入るひと幕も。歌われた「桃太郎」はかなりの完成度で、客席も手拍子で応えます。やり終えたエハラは「最高です!」と感激の様子でした。
そして、ET-KINGのライブがスタート。そのパフォーマンスはさすがのひと言。貫禄を感じさせる圧倒的な迫力で、会場中の観客が体を揺らしています。曲間のトークでは、大阪☆春夏秋冬にびっくりしたとイトキン。よく動くとホメつつ、しかし「商売ガタキやからな」とオチも忘れず、会場からは笑いが起こります。このあと、もう一度エハラを呼び込み、いっしょに人気曲「ギフト」を歌うことに。これには会場中が大盛り上がりで、大きな声でサビを歌う姿があちこちで見られました。いよいよラスト。最後の曲は9月に発売される新曲を初披露です。秋にぴったりのどことなくセンチメンタルな名曲で、会場の全員が体を揺らしながら聞き入っていました。
初の「NANIWAdelic」は大盛り上がりでフィナーレ。8月24日(水)に開催される2回目の「NANIWAdelic」も、今回以上の盛り上がりは必至です。新しい大阪名物になるであろうこのイベント、参加していっしょに楽しむしかありません!
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