神様アイドルプロジェクト、お披露目ライブが開催。1stシングルSOLD OUTで早くも2ndシングル発売決定！

2016/07/14 に公開

2016年7月1日、東京都渋谷・gee-geにて、神様アイドルプロジェクトのお披露目ライブ「かみさまだうんろーどっ☆」が行われた。

神様アイドルプロジェクトは「神社復興」を掲げた珍しいキーワードを持つ新人アイドルグループ。当サイトでも1度デビュー前に取材を行っており、神社の減少に危機感を感じた神様が、人間の身体に憑依して人々の信仰心を高めるべく活動を行う、など奇抜な内容を語ってくれた。

▼前回の取材はこちら
「神社復興」を掲げ、7月1日にデビュー！神様アイドルプロジェクト1stインタビュー。

神様アイドルプロジェクトの初演舞（ライブの事）は、お披露目前にも関わらず満員。幣（ぬさ）を付けたオリジナルのサイリウム、「ヌサイリウム」が配布され、さらにユニークなグッズも並ぶ。

ヌサイリウム

【あらすじ】
25年後には、日本の神社が40％消滅すると言われている。
それを危惧した神様は、自分たちの巫女の末裔に語り掛け、その肉体を借りてアイドル活動をしようと考える。

【演舞の流れ】
まずは、憑依される前のアイドルたちが演舞
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集まった氏っ子（ファンの呼称）は、声援やヌサイリウムでライブを盛り上げる
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信仰心（盛り上がり？）が最高潮に達すると、神様がアイドルたちに憑依（ダウンロード）。性格や口調、衣装がガラリと変わり、また違った魅力を見せる

神様アイドルプロジェクトのストーリーは公式サイトで事前公開されているが、改めてオープニングムービーとして公開された。

また、演舞直前の様子も加えられ、憑依される前の女の子たち、そして神様双方が緊張している様子が見て取れた。そしてオープニングサプライズ（？）として、センターの夢之晴香さんは遅刻が多すぎるので演舞前にクビになった事も語られ、会場を驚きと爆笑に包んだ。

神社参拝と同じ「2礼2拍手１礼」を終えた後は、まずは憑依される前の女の子たちによる演舞。夢之さんがクビになった為、急きょ6人でのステージとなった。MCは日下部ゆず菜さんが引っ張るが、演舞初日である事と各メンバーの自由すぎるキャラ（？）の為か、まだ探り探りの印象。こういったたどたどしい場面も、アイドルのデビューライブならではの醍醐味であるともいえる。

演舞の途中では、クビになった夢之さんが乱入。改めて7人で演舞をやり直した。

そして、来場した氏っ子に配られた「ヌサイリウム」の説明も。振れば振るほど信仰心が高まっていくというこのアイテム。メンバーの手作りである事も語られ、幣の部分を自分のマイ・サイリウムに移し、長く使ってほしいという言葉も。
出演者から見た、客席一面に広がるサイリウムは絶景だという事は多くのアーティストから語られている。今後活動が広がって氏っ子が増えたときに、一面に広がるヌサイリウムを夢見て、これから精力的に活動を続けてもらいたい。

MCでは、メンバー個々の魅力をメンバー同士で掘り下げていくが、ネタ切れした場合は氏っ子へ「何か質問ある？」という無茶ぶり仕様。いつ自分に話を振られるのか会場を冷や冷やさせつつも、日下部さんが「神様アイドルプロジェクトで2年振りに外へ出た」という事や、ゴンザレス礼佳さんがチラシ配りの時に「ゴンザレス！？」と絶対に反応してもらえるのでメンバーから羨ましがられている事、十咲桜（つなしさお）さんがグループで一番女子力が高い事など、まだ情報の少ない彼女たちの様々なエピソードを聞く事ができた。

また、夢之さんによる「お悩み相談コーナー」も開催。氏っ子の悩みを、占いを得意とする夢之さんが解決して進ぜ様というコーナー…と思いきや逆で、夢之さんの悩みを氏っ子が解決してあげる無茶ぶりゆとり仕様。話を振られた氏っ子たちは、時には真剣に相談に乗ってあげたり、時には適当に流したりと、会場を和やかなムードに包んだ。

2曲目に披露されたバラード曲『夏祭り』は日下部さんが振付を担当している事が明かされ、そして待ちに待った3曲目『ダウンロード』で信仰心が最高潮に。神秘的な曲とナレーションに合わせ、ダウンロードの名の通り神様が降臨し衣装チェンジ。「K・A・M・I・P・R・O　神プロ！」を会場中でコールした。

▼憑依前と憑依後
木下穂花さん　⇒　菊理姫（くくりひめ）
日下部ゆず菜さん　⇒　波迩夜須毘売（はにやすひめ）
棗きらら（なつめきらら）さん　⇒　弥都波能売（みつはのめ）
ゴンザレス礼佳さん　⇒　茅野姫（かやのひめ）
十咲桜さん　⇒　櫛名田比売（くしなだひめ）
佐藤ももさん　⇒　木花咲耶姫（このはなさくやひめ）
夢之晴香さん　⇒　玉依姫（たまよりひめ）

ダウンロードされた神様は、「日本にある約11万の神社が失われようとしている。自分たちの力だけではどうしようもない、ほんの少しでもいいので神社に関心を持ってほしい」と懇願した。

そして神様降臨状態で演舞を披露。最高潮の盛り上がりとなったが、まだまだ神様も氏っ子も力が足りておらず、この日は1曲で神様の出番は終了。今後信仰心が高まっていけば、活動時間が長くなっていくとの事だ。

最後は、メンバー（憑依前）からコメント。

棗きららさん
「いっぱいの氏っ子さんたちに出会えて、嬉しい気持ちでいっぱいです。これから7人で活動していきますので、応援よろしくお願いします。」

十咲桜さん
「こんなにたくさんの方にご参拝いただきありがとうございます。不安で緊張でいっぱいだったんですが、無事乗り越える事ができました。」

ゴンザレス礼佳さん
「晴香もクビになったりと不安でいっぱいだったんですが、氏っ子のみなさんが温かくて、お披露目を見届けていただいて本当に良かったと思っています。」

夢之晴香さん
「クビになったり色々とありましたが、無事に初ワンマンを迎えられてよかったです。上手くないところもありますが、これからライブを重ねていきますので、応援よろしくお願いします。」

佐藤ももさん
「7人でステージに立てた事が本当に幸せで、たくさんの人が来てくださった事も嬉しいし、胸がいっぱいです。今日はありがとうございました。」

木下穂花さん
「今日はこんなにたくさんの氏っ子さんたちに出会えて本当に嬉しいです。これから7人で頑張っていきたいので、よろしくお願いします。」

日下部ゆず菜さん
「神様アイドルプロジェクトのメンバーは、何も知らないゼロからのスタートで右も左もわからないままの状態ですが、このチャンスに感謝しています。どんどんみなさんと一緒に成長して信仰心を高めていけたらと思っております。未熟者な私たちですが、応援よろしくお願いします。」

数多くのアイドルグループがひしめく中、「神社復興」という明確でユニークなコンセプトやミッションを持った神様アイドルプロジェクトは一際目を引く。「神社復興」がメインミッションの為、アイドルという分野にこだわる事なく活動を広げる事も示唆されている。

今はまだゼロの状態で、アイドルライブで鉄板の「コール」「MIX」といったものも、まだ存在しない。今後パフォーマンス含め力を付けていくのが楽しみなグループだ。

また、1stシングル音霊（CDの事）『恋☆かみ！』が7月1日・2日の公演で200枚SOLD OUTした為、『夏祭り』を2ndシングル音霊としてリリースする事が決定した。

【ライブ写真】

ライブ終了後の特典会にて

神様アイドルプロジェクト　公式サイト
http://kamipro.download/