2016/07/07 に公開
7月5日(火)に通算11枚目となるシングル『真夏のエイプリルフール/Results』を発売するまなみのりさ。そのリリースに先駆け、彼女たちは7月2日(土)、TSUTAYA O-WESTを舞台に東京で6度目となるワンマンライブ「MMROCK~真夏のエイプリルフール~」を満員の観客たちを前に行った。と、事実だけを書けばそうなる。でも、ニュースだからと文字だけを連ねてしまえば本当にそれで良いのか??。彼女たちがこの日のワンマンのため、どんな想いを胸に長い期間をかけて準備をしてきたのか??。この日のワンマンは、今のまなみのりさにとってどんな意味を担うライブだったのか!?。大切なのは、そこなんだ。
今年の3月26日に、まなみのりさは「MMResults~まみりざるつ~」と題した5度目となるワンマンライブを行った。そのライブ上で、彼女たちは『真夏のエイプリルフール』と『Results』を初披露した。その時から3人は、「まなみのりさはロックな姿勢を打ち出す」と意思表明をしていた。ただし、そのときは具体的に宣言するわけではなく、さりげなくその姿勢を示す程度に止めていた。それからの彼女たちは、積極的にバンドイベントにも出演すれば、対バンイベントのたびに、「歌の力と、自分たちが舞台上から放つ気迫で観客たちを熱狂させる」強い意志を剥き出しに、毎回のステージへ挑み続けてきた。
この日の舞台上で彼女たちは、大きな約束を言葉にした。それが「心の通った音楽をすれば、きっとたくさんの人たちを熱狂させ、一緒に涙して、一期一会の景色を見られる」こと。そして、「忘れないキラキラに なるその日まで走り続けて行く」こと。彼女たちは、今もアイドルというカテゴリーの中で活動している。その事実は揺るがない。でも、アイドルという言葉のとらえ方はだいぶ異なりだしている。今のまなみのりさは、「アイドルというスタイルを掲げたアーティスト」。その表現に相応しいライブを、TSUTAYA O-WESTのワンマンに3人は描き出していた。
いつものオケスタイルのもと、前半部へは、凛々しい表情抱いた『PUNKISH PRINCESS』や雅な香り抱いた『花魁サンダー』、爽やかな表情描いた『レモンサイダーと夏休み』、♪まわるまわる♪の歌詞に合わせ、会場中の人たちがその場でくるくるまわり大騒ぎしてゆく『ポラリス』『ポラリスAb』など、まなみのりさの多彩な曲調を提示。むしろ、これまでのまなみのりさの音楽性の変遷や多様性を濃縮した姿を示してきた。
最初の変化は、ビートルズの『Twist&Shout』(オリジナルは別のアーティスト)と『Hey Jude』を、バンド演奏を背景にカバーしたことだった。50年前の7月2日は、ビートルズが日本武道館でライブを行った日、その記念日へのリスペクトと、「ビートルズの音楽に触れ、そしてたくさんの素敵な日本の音楽を作って来たとするなら、それは間違いなくビートルズの音楽が、わたしたちまなみのりさの音楽にも生きている」意識を重ねてのこと。
さらに嬉しいサプライズが、よく対バンも行っているガールズバンドのCaramelがバンド演奏に参加したことだった。Caramelのギターのユウミとドラムのモモは、最新シングル『真夏のエイプリルフール』と『Results』のレコーディングでもプレイ。この日、モモは病気で欠席だったが、『真夏のエイプリルフール』ではユウミが。『Results』ではユウミに加え、いつもはギターを弾いているヴォーカルのルミがベースを手に参加。豪快な演奏を炸裂させれば、一緒にまなみのりさの『νポラリスAb』もパーティムード満載でセッション。会場中の人たちも、思わぬ組み合わせへ熱狂で想いを返していた。
終盤にはオケスタイルに戻り、ファンたちと笑顔で歌をかけあった『OH!PLEASE』や、ふたたび♪まわるまわる♪と歌いながら場内を揺さぶる熱狂を導いた『ポラリス Episode ZERO』を披露。アンコールでも『逆襲のポラリス』を届けたように、この日は、ポラリスナンバーを数多く披露。最後の最後に、ふたたび『Results』を歌い、改めてまなみのりさは、ロックな姿勢を打ち出す意志を伝えてくれた。中でも『Results』では、オケが終わってもなお、3人はラララの合唱を続ければ、いつしかファンたちも巻き込み、会場中に大きな合唱の輪を作り、心一つに感動を分かち合っていた。
この日の彼女たちは終始、観客たちへ挑む姿勢と、自分たちの気迫で圧倒してやろという挑戦的な意志、何よりファンたちと一緒に本気で気持ちを一つに溶けあい熱狂しあおうという生き様を示していた。熱狂に呑まれるのではなく、自分たちで触れた人たちの気持ちを感動や興奮で揺さぶっていく。そう、この日のワンマンは、まなみのりさが「ロックなアーティストとして活動してゆく=MMROCK」と宣言をしたライブだった。ただし、まなみのりさ流のロックであることをお忘れなく。えっ、その理由を具体的に知りたい??。ならば、ライブに足を運びなさい。答えは現場にあるのだから。
この日のライブ中、まなみのりさは「未来のまなみのりさへ向けた手紙」を読んでくれた。最後に、その全文を掲載しよう。
拝啓、未来のまなみのりささま
今からちょうど50年前の1966年、ビートルズは日本にやってきました。
日本武道館のステージの最終日が今日と同じ7月2日です。
50年前のこの時間、ビートルズもライブしてたと思うとなんだか興奮します。
もちろん1966年にまなみのりさは生まれていませんが、知っている曲はたくさんありますね。
よく日本のロック、ポップミュージックに多大な影響を与えたとか言われますが
意味がよくわかりませんでした。当時の若いクリエーターやアーティストの卵たちが、
ビートルズの音楽に触れ、そしてたくさんの素敵な日本の音楽を作って来たとするなら、
それは間違いなくビートルズの音楽が、わたしたちまなみのりさの音楽にも生きているのです。
まだまだわたしたちは未来に進んでいけます。何故なら音楽をしようと思うからです。心の通った音楽をすれば、きっとたくさんの人たちを熱狂させ、一緒に涙して、一期一会の景色を見られると思うからです。
今までたくさんのアイドルさんたちと共にステージに上がって来ましたが、ポラリスAbの歌詞のように、無数の星、今夜も消えるよ、忘れないキラキラに なるその日まで走り続けて行きます。
だから、未来のまなみのりさへ、焦らずにいてください。自分たちの歌に曲に耳を傾けてくれる人がこんなにおるよ。50年前のビートルズと比べるととても恐れ多いのですが、2016年7月2日の私たちも頑張っています。
敬具
PHOTO:中邑ヒロシ
TEXT:長澤智典
―セットリスト―
M1. Home Again ~愛のみそ汁~
M2. PUNKISH PRINCESS
M3. 花魁サンダー
M4. きっとここで逢える
M5. レモンサイダーと夏休み
M6. どうしよ!?
M7. ポラリス
M8. ポラリスAb
M9. Twist&Shout (カヴァー)
M10.Hey Jude (カヴァー)
M11.真夏のエイプリルフール
M12.Results
M13.νポラリスAb
M14.キライじゃないのぉ
M15.OH! PLEASE
M16.CQCQ... ~横浜エディション~
M17.ポラリスEpisode ZERO
En1.逆襲のポラリス
En2.Results
まなみのりさ Web
http://mamiri.jp/
★CD情報★
11th Single
『真夏のエイプリルフール/Results』
●発売日:2016年7月5日
●価格:¥926+税 ※TypeA~TypeEまですべて同じ価格です。
●品番:
Type A QAFC-10701
Type B QAFC-10702
Type C QAFC-10703
Type D QAFC-10704
Type E QAFC-10705
1.真夏のエイプリルフール(日本テレビ系「バズリズム」POWER PLAY)
作詞/作曲/編曲:tetsuhiko
2.Results
作詞/作曲/編曲:tetsuhiko
3.真夏のエイプリルフール マイナスワン
作詞/作曲/編曲:tetsuhiko
4.Results マイナスワン
作詞/作曲/編曲:tetsuhiko
★LIVE情報★
●アイドルお宝くじパーティライブ『真夏の神曲 紅白歌合戦』
日時:2016年7月30日(土)第1部 15:30~17:00(予定) 第2部 18:00~19:30(予定)
会場:六本木ヒルズアリーナ
●TOKYO IDOL FESTIVAL2016
日時:2016年8月5日(金)~7日(日)OPEN 10:00(会場により異なる)/START 10:00(会場による)
会場:お台場・青海周辺エリア
●谷野愛美生誕祭 ~まなみっくすべじたぶる 2016~
日時:2016年8月11日(木・祝)OPEN 12:30/START 13:00
会場:六本木 morph-tokyo
●まなみのりさ生誕祭 ~まみり充 2016~
日時:2016年8月11日(木・祝)OPEN 18:00/START 18:30
会場:六本木 morph-tokyo
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